リスティング広告をやってみようと考えた時に「リスティング広告にいくらかけるべきなのか」と悩んだことは…
Read moreリスティング広告の始め方!広告掲載完了までのステップを解説
目次
リスティング広告が効果的だとは知っていても、始め方がわからずなかなか手をつけられないという方もいるのではないでしょうか。
本当に始めていいのかどうか判断できなかったり、費用の問題が気になったりと、疑問は尽きません。
本記事ではリスティング広告の始め方や、初心者の方によくある質問、その回答についてご紹介します。
無事にリスティング広告の運用をスタートさせ、効果的な売上アップを目指していきましょう。
リスティング広告を始める前に用意するもの
リスティング広告を始めるには、「パソコン」「広告をクリックした後に表示させるWEBページ」「広告費」が必要です。
広告費は少ないと広告が表示されにくくなってしまうなど、広告の効果に影響が出ます。
リスティング広告にかかる広告費については、この記事の後半でもご紹介します。
リスティング広告は大きく分けてGoogleとYahoo!の2つがある
リスティング広告を出稿する時は、Google広告とYahoo!プロモーション広告の2種類から選択します。
それぞれ大手検索エンジンであるGoogleとYahoo!に広告が表示されます。
加えて、提携先のサイトにも広告が表示されることになります。
ユーザー数が多いGoogleの方が、多く閲覧される傾向があります。
GoogleとYahoo!の両方から広告を出稿する企業もありますが、どうしたらよいか判断がつかない場合、まずはGoogle広告に絞って始めるのがいいかもしれません。
次の項からは、Googleのリスティング広告の始め方を実際の手順に沿ってご説明していきます。
Googleリスティング広告の始め方をステップごとに紹介!
STEP1:アカウント開設する
リスティング広告を出稿するには、Googleのアカウントが必要です。
Gmailなどの利用のためにすでにGoogleアカウントを持っているという方も多いでしょう。
その場合は既存のメールアドレスとパスワードを使って登録ができます。
▼Googleアカウント開設はこちら
https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/
STEP2:アカウント構成を作る
アカウントは以下の要素で構成されています。
・広告グループ
・広告
・キーワード
「キャンペーン」は予算や広告の配信スケジュール、配信地域・デバイスなどを指します。
「広告」は実際に配信される広告、「キーワード」はどんなキーワードで検索した時に広告を表示させたいか指定するものです。
「広告グループ」は「広告」と「キャンペーン」を入れておく箱のような意味合いがあります。
どんなユーザーをターゲットにしたいか詳細に検討する必要があります。
また、自社の強みをあらかじめ文書化しておきましょう。
その上でキャンペーンやキーワードを作成していきます。
効果的なアピールができるよう時間をかけて検討したいステップです。
まずはExcelなどで表にしてまとめてみることをおすすめします。
STEP3:入稿する
できあがったアカウント構成を、管理画面に沿って入稿していきます。
管理画面からの操作も可能ですが、より少ない手間で入稿できるエディターもあります。
慣れてきたらそちらを使うといいでしょう。
また、初めての時は「文字数をオーバーしていないだろうか」「この記号はうまく表示されるのだろうか」などの疑問が生じるかもしれません。
Google広告には、入稿内容についてのルールをまとめた規定があります。
入稿前に目を通すようにしましょう。
▼Google広告エディターはこちら
https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/ads-editor/
STEP4:審査が通ったか確認する
広告の文章や、広告をクリックした先のサイトが規定に反していると、審査に落ちることがあります。
Google広告の画面では各広告に対して「ステータス」の項目が存在します。
ステータスが無事に承認済みになるかどうか確認しましょう。
STEP5:成果計測タグを設置して計測設定をする
広告の掲載によって、どのくらいの成果に繋がったのかを計測する必要があります。
商品の購入や問い合わせ・資料請求など、目的とするものによって成果の内容はさまざまです。
Google広告では2種類のタグを設置して計測します。
・イベントスニペットタグ
STEP6:広告費を入金する
Google広告ではクレジットカード払いか請求書支払いが可能です。
クレジットカードなど支払いの方法を選択しましょう。
Google広告では一定の条件で自動的に課金される「自動支払い」か、前払いした費用の分だけ広告が掲載される「手動支払い」を選択します。
▼ Google広告の入金方法について
https://support.google.com/google-ads/answer/1704418?hl=ja#zippy=%2C%E5%9B%BD
STEP7:配信をスタートさせる
配信設定をオンにすることで配信がスタートされます。
どのように表示されているのか、またどのような位置に表示されているのか、実際に見てみたいという方もいるでしょう。
確認したい場合の方法は本記事で後述します。
Yahoo!リスティング広告の始め方をご紹介!
基本的なSTEPや流れはGoogleリスティング広告と同様です。
・STEP1:アカウント開設する
▼Yahoo!アカウント開設はこちら
https://ads-promo.yahoo.co.jp/service/sign-up/
・STEP2:アカウント構成を作る
Googleと同様です。
・STEP3:入稿する
管理画面から入稿作業を行います。
より少ない手間で入稿できるエディターもあります。
▼Yahoo!検索広告キャンペーンエディター
https://ads-promo.yahoo.co.jp/dr/yce/
▼Yahoo!ディスプレイ広告キャンペーンエディター
https://ads-promo.yahoo.co.jp/dr/ydn_campaigneditor/
・STEP4:審査が通ったか確認する
Yahoo!広告の画面で審査状況が「承認済み」になっていれば審査通過しています。
落ちている場合は、吹き出しをクリックすると審査が落ちてしまった理由を確認することができます。
・STEP5:成果計測タグを設置して計測設定をする
Yahoo!広告では2種類のタグを設置するとリスティング広告経由で発生した成果を確認し、計測できます。
・コンバージョン測定タグ
・STEP6:広告費を入金する
Yahoo!広告ではクレジットカード払いか銀行振り込みが可能です。
▼ Yahoo!広告の入金方法について
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/ss/articledetail?lan=ja&aid=1195
・STEP7:配信をスタートさせる
リスティング広告を配信したあとは精査しよう!
リスティング広告は、配信がスタートしたらそれで終わりという訳ではありません。
リスティング広告の効果をより高めるため、成果をチェック・分析したうえで運用方法の改善を検討することが大切です。
改善の具体的な流れとしては、ビジネスシーンでよく耳にするPDCA手法がおすすめです。
リスティング広告の運用改善におけるPDCAの流れは、以下の通りです。
・DO:解決策を実行する
・CHECK:効果を分析する
・ACT:分析した結果をもとに、次の施策を検討する
上記を繰り返すことで、リスティング広告の効果を高めやすくなります。
リスティング広告の運用改善では、以下のようなポイントを見直してみると良いでしょう。
・キーワードの網羅性
・除外キーワードの精査
・マッチタイプの設定
・広告文、キーワード、ランディングページの一貫性
・ランディングページの内容
・配信設定の強化
・広告のSBテストを実施する
・アカウント構成の最適化
リスティング広告の費用の決め方
リスティング広告の費用は任意で決めることができますが、商品・サービスの種類や業種によって決め方は異なります。
ここでは、リスティング広告の費用の決め方として一般的な方法を3つご紹介していきます。
獲得したい成果目標(コンバージョン)から決める
リスティング広告から獲得したいコンバージョンをもとに、逆算して費用を決める方法です。
まずはコンバージョンのためにかけられる費用から算出します。
例えば販売している商品のプロモーションにリスティング広告を採用した場合、以下のような計算式でコンバージョンにかけられる費用を算出できます。
販売価格が10,000円、原価が2,000円、目標の利益が2,500円だとすると「10,000円- 2,000円- 2,500円=5,500円」で、1コンバージョンあたり5,500円をかけることができます。
月間利益の目標を25万円とした場合、100個の商品を購入につなげる必要があります。
そのため、5,500円の100倍である55万円をリスティング広告の費用にするということです。
クリック単価の相場で決める
広告を出したいキーワードにおけるクリック単価の相場から、予算を決めるという選択肢もあります。
相場は商品やサービスの種類、市場規模によって異なるため自社広告の内容に合わせて調査をしましょう。
Googleの場合は、「Googleキーワードプランナー」で検索キーワードごとの平均クリック単価を調べることができます。
総売り上げから逆算する
「現在の総売り上げから〇%を広告費にする」という割合を決めておき、月の売り上げをもとに広告費を算出するという決め方です。
例えば直近の月間売上が500万円、広告費は総売り上げの5%と設定した場合、「500万×0.05(5%)=25万」で広告費の目安は25万円となります。
リスティング広告を代理店を依頼して始める場合
リスティング広告の運営はシンプルに見えますが、いざ基本の流れを実践してみても満足に効果を得られず苦戦する方も多いです。
効率的にリスティング広告の効果を出したい方は、代理店に運用を代行してもらうという手もあります。
ここでは、リスティング広告を代理店に依頼する流れについて解説していきます。
STEP1. 代理店を選ぶ
一口に代理店と言っても、規模やタイプは会社によって異なります。
例えば大規模な代理店の場合、広告予算の少ない案件だと新人や若手が経験を積むために配属されることも多いです。
出来る限り確かな技術と経験を持った担当者に依頼したい場合は、予算に合った規模感の代理店を探すと良いでしょう。
また、代理店は大きく「分業型」「専任型」「インハウス支援型」の3タイプに分かれます。
それぞれの特徴は、以下の通りです。
- 分業型:営業、運用、レポートなどの作業ごとに担当者が分かれている
- 専任型:クライアントとのやり取りから運用、レポート、報告まで1人がすべてを担う
- インハウス支援型:基本的な運営は自社の担当者が行い、サポートやアドバイスを代理店が行う
作業量が多くなりそうな場合は分業型が適していますが、担当者により深く理解してもらったうえで運営を任せたい場合は専任型がおすすめです。
自社の広告運用担当者を育成したいなら、プロの視点から運用サポートやアドバイスをしてくれるインハウス支援型の代理店を選びましょう。
STEP2. 代理店と打ち合わせをする
代理店に依頼をすると、まずはヒアリングが行われます。
ヒアリングをスムーズに進めるため、あらかじめ以下のポイントについて決めておきましょう。
・広告の開始予定日
・予算
・誘導したいページのURL
・訴求する内容
・想定しているユーザー層、ターゲット
・配信する地域
・コンバージョン単価や広告費用対効果
ヒアリングの内容をもとに代理店から出稿する広告媒体や予算比率、運用方針などが提示されます。
内容を確認のうえ、問題がなければそのまま正式に発注となります。
STEP3. 広告入稿と配信・レポーティング
アカウントの開設や入稿などを、代理店に進めてもらいます。
入稿にあたって確認事項がある場合は代理店から連絡が入るため、対応しましょう。
運用が始まって以降は、代理店から運用実績や改善提案などのレポートが報告されます。
事前に設定したコンバージョン単価・費用対効果・購買数といった目標への達成度や、それに対する改善提案の内容をよく確認しましょう。
<注意点>代理店に依頼する場合は広告費以外の費用も必要
リスティング広告を代理店に依頼する場合、純粋な広告費の他に「初期費用」や「運用代行費」も必要となります。
初期費用とは、リスティング広告の運用代行を始めてもらう段階で支払う費用のことです。
運用の開始には準備が必要であるため、その準備にかかる費用が事前に請求されます。
ただし、依頼先によっては初期費用を無料としているところもあります。
一方で「運用代行費」とは、リスティング広告代行の手数料となる費用です。
初期費用と違い、運用を続ける限りは実績にかかわらず毎月請求されます。
運用代行費の料金システムは、「固定金額制」の代理店もあれば「テーブル制」の代理店もあります。
固定金額制は毎月一定の金額を支払うシステムですが、テーブル制は広告費に応じて料金が変わってきます。
一定以下の広告費は固定金額制として、一定以上の広告費となる場合は広告費の〇%を成果報酬として請求する…といった仕組みを採用しているケースも多いです。
リスティング広告のよくある疑問を解決!
リスティング広告を始めたいと思っている方や、始めたばかりの方によくある疑問をまとめました。
リスティング広告に自信のない方は一度目を通してみてください。
そもそもリスティング広告を始めるか迷っている
広告の掲載が無事にスタートできても、初心者の方は効果的な運用ができないケースがあります。
競合が多いと広告が掲載されにくかったり、かといってニッチな検索ワードを狙えば検索されなかったりと、なかなか思うような運用になりません。
そもそも宣伝したい商品やサービスがリスティング広告に適しているのかどうかの判断も必要です。
むやみに始めてしまう前に、プロに相談してみることをおすすめします。
リスティング広告の費用はどのくらい必要なのか
20万円〜50万円ほどの費用が必要な場合が多いと言われています。
広告自体は小額から出稿できますが、効果を出すにはある程度の金額が必要です。
オークション形式で広告を配信しているため、小額では競合に負けて広告が配信されにくくなってしまいます。
そのため、できるだけ費用対効果の高い運用を考えることが必要になります。
ユーザーからの反応が良い広告文を考えたり、成果の出るキーワードを探ったりと、分析や改善を続けていきます。
以下の記事では、リスティング広告にかかる詳しい費用や、予算の決め方を紹介しています。
リスティング広告がちゃんと掲載されているかわからない
配信した広告を自分で確認したい時は、専用のツールを使用します。
Googleの「広告プレビューと診断ツール」では、出稿した自分のGoogle広告を検索できます。実際の広告と同じ条件で表示させることのできる便利なツールです。
ツールを使わずに自分で検索して確認すると、データの数値に悪影響を及ぼす可能性があります。
ついつい検索してしまいたくなりますが、のちの分析結果に影響するので注意しましょう。
調べてみたけど広告の運用の仕方がよくわからない
WEB関連に不得手だったり、わかる社員が近くにいなかったりすると、何をどうしてしていいのかよくわからないということがあるかもしれません。
そのような場合はノウハウが豊富なプロに代行を依頼するのも一つの手です。
アカウントや広告文の作成から、広告の運用まで一貫して任せられる場合があります。
また、リスティング広告は実践と改善を繰り返して効果を高めていくことが重要です。
広告の運用だけではなく、アカウントやデータの分析、それに基づいた改善が得意な会社を選ぶといいでしょう。
▼気になる人はこちらをチェック!
まとめ
リスティング広告の始め方を具体的な流れに沿ってご紹介しました。
アカウントや広告の設定は画面に沿って誰でもできるものの、効果的な広告にするにはある程度の技量が必要です。
リスティング広告について悩みをお持ちの方は、リスティング広告の運用代行の相談も検討してみてはいかがでしょうか。
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広告費の予算を決める『4つの方法』
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