リスティング広告を活用しようと思ったときにGoogle広告ではどのくらいの費用がかかるのかが気になる…
Read moreリターゲティング広告の費用はどのくらいかかる?
目次
ネットサーフィンをしていると、特定の広告が繰り返し表示されていることに気がつきます。
「この広告は頻繁に表示される」「見覚えがある」と感じたことのある方も多いのではないでしょうか。
これは以前訪れたサイトの商品が繰り返し表示される、リターゲティング広告という手法が使われています。
今回はリターゲティング広告を使った宣伝を検討している方や、リターゲティング広告の基礎的な知識、特に費用面について知りたいという方に向けて解説します。
リターゲティング広告とは
リターゲティング広告とは、ユーザーがすでに興味を持っている商品についての広告を繰り返し表示させることを指します。
一度商品のサイトにアクセスしても、すぐに購入するというユーザーはかなり少ないと言われています。
購入前によく考えたい、他の商品と比較してみたいなどの理由があります。
そこでリターゲティング広告を表示させ、再度ユーザーに訴求します。
ユーザーは気になっていた商品の検討を再開し、購入に至ることがあります。
リターゲティング広告の効果
リターゲティング広告は、数あるWEB広告の中でも高い効果があると言われています。
すでに興味を持っているユーザーをターゲットにするため、商品を知らないユーザーに一から働きかけるより効果的です。
サイトの訪問や商品購入などに繋がりやすいというメリットがあります。
このように、ピンポイントに訴求することで高いコストパフォーマンスでの宣伝が実現するのです。
リターゲティング広告の掲載費用の相場は?
予算や事業規模に合った費用を選択することが可能です。
1日あたりで使う金額の上限を決められるので、いつの間にか広告費を消費してしまうということが防げます。
一般的に、WEB広告にかかる費用相場は数十万円です。
しかし、リターゲティング広告は過去にサイトを閲覧したことのあるユーザーをターゲットとするため、その事業によりかかる費用は異なります。
リターゲティング広告には2つの課金方式がある!
リターゲティング広告には、「クリック課金」と「インプレッション課金」の2種類の課金方法があります。
それぞれの特徴やかかる費用について、順番にご説明します。
クリック課金
広告がクリックされるごとに料金が発生される方式です。
ある程度興味を持っている人に対してだけ料金が発生するため、コストパフォーマンスが高い傾向があります。
1クリックにつき数十円ほどの費用がかかります。
インプレッション課金
広告が1,000回見られるたびに料金が発生する方式です。
クリック数が高ければ、クリック課金よりも費用を抑えられる可能性があります。
1,000回表示されるたびに数百円ほどの費用がかかります。
リターゲティング広告の費用の決め方
リターゲティング広告を出稿するためには、どの程度の費用をかければいいのでしょうか。
ここでは、費用の決め方についてご紹介します。
1. 獲得したい成果の目標(コンバージョン)から計算して決める
売り上げ目標から決める方法です。
例として、1枚10,000円のワンピースの場合で考えてみましょう。
計算式は以下の通りです。
=1回のコンバージョンにかかる単価(5,500円)
次に、ワンピースを売りたい枚数を100枚として計算を進めていきます。
=広告費(550,000円)
この場合、広告費に550,000円かけられる計算となります。
2. 総売上から逆算して決める
より簡単に求めたい場合におすすめなのは、総売上から費用を求める方法です。
現在の総売上の5%~10%を目安に広告費にあてることが一般的です。
1ヶ月の売り上げを100万円とすると、5万円〜10万円を広告費にします。
ざっくりとした計算ではありますが、シンプルで無難な方法と言えるでしょう。
リターゲティング広告の種類と費用
リターゲティング広告を配信できる媒体は複数あります。
ここでは、主な媒体の特徴についてご紹介します。
また各媒体でかかる費用を、クリック課金・インプレッション課金などに基づいて掲載します。
宣伝する商品に応じて、どの媒体との相性が良さそうか考えてみましょう。
Google広告(GDN)
Google広告ではリターゲティング広告を「リマーケティング広告」と呼んでいますが、基本的な考え方は同じです。
YouTubeや朝日新聞デジタルなど、提携先へ広告を配信できます。
また提携サイト以外でも、Googleアドセンスのあるサイトにも配信されるので、幅広いサイトで訴求できます。
費用面は下記の通りです。
・1,000インプレッションにつき50円〜100円程度
Yahoo!広告(YDN)
ニコニコ動画などの提携サイトだけではなく、Yahoo!ニュースやYahoo!メールなど、Yahoo!が提供するサイトにも広告が配信されます。
日常的に使う機能であるからこその訴求力が期待できるでしょう。
費用面はGoogle広告と同程度です。
・1,000インプレッションにつき10~500円程度
Facebook広告
Facebookのタイムライン上や広告枠に配信できます。
Facebookに登録された情報を元に、細かくターゲティングできる点が特徴です。
クリック課金かインプレッション課金のいずれかを選択します。
また、動画広告の再生に応じて課金する方法もあります。
Instagram広告
画像や動画により、タイムラインやストーリーなどさまざまな形で広告を配信できます。
Instagramらしく視覚的に魅力のある広告を作成しましょう。
広告だと意識させず自然な形で訴求できる可能性があります。
Facebook広告と同じくクリック課金かインプレッション課金、動画再生に応じた課金方法があります。
LINE広告
幅広い年齢層が利用し、SNS広告の中でも特に高い効果が期待されているのが、LINE広告です。
メリットはやはり、利用ユーザーの数と豊富な年齢層へのアピールが可能であることと言えるでしょう。
そのため、幅広い年齢層に知って欲しい、できるだけ多くのユーザーにアプローチしたい場合におすすめです。
LINE広告が配信されるのは、タイムラインや、LINEニュースなどの関連サービス全般です。
クリック課金とインプレッション課金に加え、LINE公式アカウントと友達登録すると費用が発生する「友だち追加課金」が存在します。
費用は以下の通りです。
広告を配信したい他の事業者と、オークション形式で価格を決定します。
・1,000インプレッションにつき400円〜
・友だち追加課金1名につき50円〜
クリック課金(CPC)は、広告がクリックされると課金が発生する仕組みです。
基本的に、広告をクリックするのは興味のあるユーザーに絞られるため、はじめから興味のないユーザーには費用をかけずに済む点が特徴。
費用対効果が高いというメリットがあります。
一方、インプレッション課金は広告が表示されると1,000回ごとに費用が発生する仕組みです。
その広告に興味をもつユーザーは一部にとどまる可能性はありますが、クリック課金に比べると広告費用をおさえながら運用することが可能。
幅広いユーザーに商品のことを知って欲しいといった場合にメリットが大きい方法です。
Criteo
Criteo(クリテオ)は、インターネット上の広告配信を行っている会社の名前です。
ダイナミックリターゲティング広告という、閲覧履歴をもとにした広告を自動生成して表示する手法でサービスを展開しています。
ユーザーにとって、自分に興味関心のある広告を目にすることとなり、CVにつながりやすい点が大きなメリットです。
ユーザー一人ひとりにマッチする広告が自動で配信される背景には、Criteoの持つ莫大なユーザーデータが関係しています。
ユーザーがどのタイミングでCVに至りやすいのかなど、蓄積されたデータから最適化されたバナーを表示。
そして、Yahoo!ネットワークに配信できる貴重な媒体でもあります。
広告配信先は、Yahoo!以外にもgoo、msn、食べログなど多数。
Googleなどの広告ネットワークとも提携しており、Googleに次ぐ規模の大きさとも言われています。
Criteoを利用する場合、直接契約する方法と代理店を経由して利用する方法があります。
代理店を利用する場合、そのぶん別途費用もかかりますが、運用にかかるさまざまな手間を任せることができ便利です。
Criteoと直接契約した場合の初期費用は50万円(税抜)。
月額費用は無料です。
ショップの規模などの条件を満たす必要があり、運用時には商品データを用意したり、各ページにタグを設置するなどの作業が必要となります。
その他
その他、リターゲティング広告を配信できる媒体は以下の通りです。
アルゴリズムの精度の高さや、目的にあわせたオーディエンスリストの作成など、それぞれに特徴があります。
・Gunosy
・Logicad
・LOGLY
・i-mobile
リターゲティング広告の選び方
どの媒体でリターゲティング広告を配信すればいいのか、選び方のポイントをご紹介します。
各媒体によって特徴や使用するユーザー層が異なります。
どんな層に商品をアピールしたいのか考え、それに適した媒体を選択しましょう。
例えば、実名登録で年齢層の高いFacebookではビジネス関連の商品、多くのユーザーに届けたい場合はGoogle広告やYahoo!広告がおすすめです。
商品にビジュアル面での魅力があれば、Instagram広告がぴったりでしょう。
また、広告の目的や費用で決めるのも一つの手です。
リピーターの獲得や、すでに興味はあるけれどまだ購入に至っていないユーザーの獲得に向けては、Google広告やYahoo!広告を選びましょう。
ある程度の興味をすでに持っているユーザーにターゲットを絞ることで、少ない広告費でピンポイントに訴求します。
反対に、商品の認知度アップのため多数のユーザーに広告を配信したい場合は、Google広告やLINE広告のインプレッション課金を利用しましょう。
潤沢な費用があれば、配信回数を増やして多くの人にアピールできます。Google広告のコンテンツターゲットもおすすめです。
コンテンツターゲットとは、指定したキーワードに関するメディアに広告が配信される方法です。
リターゲティング広告の運用代行
リターゲティング広告の運用は、自社で運用することも可能ですが、広告代理店に依頼することもできます。
広告代理店に依頼した場合、どのようなメリットがあるのか見てみましょう。
リターゲティング広告の運用代行を依頼するメリット
リターゲティング広告の運用には、それなりの専門的な知識が求められます。
よりスムーズに進めていきたいのであれば、代理店への依頼がおすすめです。
具体的なメリットについては、以下のとおりです。
広告運用に関する労力を使わずにすむ
広告運用を本来の業務にプラスするとなると、仕事量も当然増えます。
運用経験のない人が一から始めるとなると、なおさらです。
しかし、広告代理店に任せると、そのような心配をせずに済みます。
ミーティングやレポートの確認、運用方針の決定など重要な部分だけを担当し、その他の部分を任せることで、本来の業務に集中することができます。
その他の広告運用もまとめて依頼できる
広告代理店は、リスティング広告などリターゲティング広告以外の広告も幅広く行っています。
そのため、自社のサービスや商品に最適な方法で広告できるよう、相談や依頼に対応してくれるというメリットもあります。
代理店のもつノウハウがプラスされる
リターゲティング広告は、継続的に結果の分析や改善のための試みが行われてはじめてその効果を最大限得ることが可能になります。
しかし、これにも知識や技術が必要です。
代理店の場合、過去の経験から得たノウハウをもとに、最適な形で運用することが可能です。
Webマーケティングに関する他の相談も可能
代理店の多くは、Web集客のコンサルティングやLP製作など、広告の運用以外のサービスも行っています。
こうしたサービスもまとめて依頼でき、Webマーケティングに関する相談に応じてくれることも多いです。
リターゲティング広告の運用代行を依頼する場合の費用
リターゲティング広告を代行会社に依頼する場合、3種類の費用が発生します。
会社によって差はありますが、かかる費用は以下の通りです。
・広告費(実費)
・広告運用代行費(広告費の20%程度)
初期費用は、アカウント登録や広告文の作成などにかかる費用です。
すでに広告を運用している場合は、費用を検討してもらえる会社もあります。
広告費は広告を配信するために必要な費用で、予算に応じて決定したのち各媒体に支払います。
広告運用代行費は代行の対価として必要な費用です。
日々の予算の調整や、反応の良い広告の調査や設定などを行います。
広告運用代行費は広告費の20%と設定している会社が多いようです。
まとめ
リターゲティング広告の効果や費用などについてご紹介しました。
すでに興味を持っているユーザーに向けて配信するため、効果が高いことが魅力の宣伝方法です。
しかし、日々の分析や予算の調整など、案外さまざまな作業が発生します。
運用に多くの時間や労力がかかってしまったり、なかなか結果が出なかったりする場合は、代行会社に頼むのも一つの手でしょう。
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