Amazonに出店して商品を売れるようにするにはどうしたらよいのでしょうか? 本記事ではAmazon…
Read more楽天市場に出店したら押さえるべき6つのコツ!売れない理由も解説
楽天市場は多くのユーザーを抱える有名なショッピングモールであることから、出店すれば簡単に売り上げが伸びると思う方も多いのではないでしょうか。しかし実際は売り上げに伸び悩む店舗が多く、出店から程なくして退店となるケースも珍しくありません。本記事では、楽天市場における「売り上げアップのコツ」や「売り上げが伸びない理由」について詳しく解説しています。楽天市場で売り上げが上がらず悩んでいる方、楽天市場への出店を検討している方はぜひご覧ください。
楽天市場出店のメリットはたくさん!
楽天市場は、国内最大級かつ老舗のオンラインショッピングモールだからこそ絶大なブランド力・集客力を誇ります。そのため、出店することで以下のようなメリットを得られます。
国内ではトップクラスの集客力
楽天市場を運営する楽天グループは、ショッピングモールだけでなくデジタルコンテンツやクレジットカード、スマホアプリ決済といった非常に多彩なサービスを提供しています。その影響もあり、現時点では国内で1億人以上の登録会員を抱えているのです。
加えて2021年度の国内EC流通総額は5兆円を突破しており、大手百貨店をもはるかに上回る金額が動いています。
圧倒的な会員数と流通規模から、楽天市場には購買意欲の高いユーザーが集まっていることが分かります。これが楽天市場における絶大なブランド力・集客力の証明であり、出店することで他のショッピングモールでは実現できないスタートダッシュを切れる可能性が高いです。
参考:
楽天の事業 | 楽天グループ株式会社
楽天グループ、2021年度の国内EC流通総額が5兆円を突破 | 楽天グループ株式会社
セール・ポイントアップキャンペーンを利用した集客が可能
楽天市場では「楽天スーパーセール」や「お買い物マラソン」など、割引セールやポイントアップにつながるキャンペーンを頻繁に開催しています。普段は楽天市場を利用しないユーザーもイベントの期間を狙ってアクセスすることも多く、これも楽天市場が強い集客力を持つ一因と言えます。
専任コンサルタントからサポートを受けられる
楽天市場に出店すると、店舗に専任の「ECコンサルタント」が付きます。売り上げアップ施策の相談や運営上でのトラブルが発生したときに対応してくれるため、EC運営のノウハウがない事業者も安心して運営を続けることができます。
他のオンラインショッピングモールでは開設までのサポートをしてくれても、最大の目的である売り上げアップに関するサポートは行われない場合が多いです。その点、楽天市場では出店者に合わせた最適なアドバイスを与えてくれることは楽天市場ならではの魅力と言えます。
EC運営のノウハウを身に付けられるオプションがある
楽天市場では、「楽天大学」という出店者向けの講座サービスを提供しています。専任の講師だけでなく、各分野の専門家による講座を受けながらEC運営のノウハウを身に付けることが可能です。会場型に加えeラーニング形式の講座やチャット形式の講座も提供しているため、気軽に受けられます。
ただし楽天大学は有料サービスとなっているため、コストをかけてもノウハウを身に付けたい場合に活用しましょう。
楽天市場出店で注意しておくべきポイント
流通規模が大きい楽天市場への出店は多くのメリットを得られますが、競合が多いため必ずしも運営が成功するとは限りません。以下のポイントに注意しながら、コツコツと売り上げを伸ばしていくことが大切です。
利益率を考えて価格を設定する
競合が多い楽天市場では売り上げ獲得のために価格を安く設定してしまいがちですが、利益が出なければ意味がありません。また、出店には出店費用・月額費用・成約手数料・支払手数料・ポイント原資など様々な費用がかかります。こうした事情も考慮しながら、利益が出るように価格設定をすることが大切です。
事前に競合をリサーチする
出店後に販売する商品が決まっていない場合、事前に競合をリサーチしてから商品を決めることをおすすめします。例えば「類似品を取り扱っている競合は多いのか」「競合よりも魅力的な画像を作成してアピールできそうか」などに注目して見ると良いでしょう。
店舗のブランディングを考える
商品だけでなく、「自分の店舗で商品を買う理由」となる魅力で競合との差別化を図ります。具体的には、ユーザーの年齢・性別・家族構成などを細かく設定したペルソナでターゲットを絞り込みましょう。自分の店舗ならではの魅力があればユーザーに印象を残すことができ、結果的にリピートへ繋がります。
楽天市場出店の手順
楽天市場へ出店・商品を販売するには、以下の準備が必要です。
・出店手続き
・楽天RMS(管理画面)の使い方を把握する
・商品を出品して販売開始
具体的にどのようなことをすれば良いのか、以下より解説します。
出店手続き
まず、楽天市場にアクセスして「出店申し込み」を行います。申込画面に個人情報の入力欄が表示されるため、各項目を入力したうえで書類を提出しましょう。楽天市場側に書類が届いたら審査が行われ、通過したら契約完了となります。
契約完了となったら、店舗や商品の登録・審査を済ませます。登録には以下の項目が必要です。
・配送業者との契約
・連絡先の入力
・会社概要ページの作成
・商品ページの作成
・スマホ向けページの登録
上記を準備したら、「オープン審査依頼」で審査を受けましょう。審査に通過したら、次は「店舗運営のルール検定試験」を受験します。試験を合格して、ようやく楽天市場への出店が可能になります。
楽天RMS(管理画面)の使い方を把握する
楽天RMSとは、商品を出品する際のページ作成・受注作業・顧客管理・運営上の分析や改善などが行える管理画面のことです。楽天市場で商品を販売する際は必要かつ、良好な運営を実現するために役立つツールなのでしっかりと使い方を把握しておきましょう。
商品を出品して販売開始
最後に、以下の項目を設定して商品を登録します。
・商品名
・価格
・在庫数(1以上)
・ジャンル設定
・製品コード
必須項目は上記のみですが、ユーザーに商品を購入してもらうには商品の魅力を伝える画像や詳細説明の設定も必要であると認識しましょう。
商品の登録作業が完了したら、運営開始となります。
楽天市場出店後、売上をあげるコツ
出典:https://www.shutterstock.com
楽天市場で売り上げをアップさせるには分析と改善を繰り返していくことが必要です。以下のポイントを押さえる必要があります。
1. 商品の点数を増やす
楽天市場での売り上げアップを図る代表的な施策の例として、商品点数を増やすことが挙げられます。
商品点数を増やせば相応に仕入れコストや在庫のリスクが増幅するため、ためらう店舗も多いことでしょう。しかし楽天市場では、サイト内で買い物をするユーザーの70%以上は自然検索からの流入というデータが発表されています。現に売上ランキング上位に乗っている店舗のほとんどは、数千~数万点もの商品を登録しています。
商品登録数が少なければそれだけユーザーの流入数にも期待ができないため、売り上げアップを図る際はぜひとも見直しておきたいポイントです。
商品の登録数を増やしたからと言って多くの在庫を抱える必要はなく、色やサイズなどのバリエーションを増やして「広く浅い」ラインナップを展開していくと良いでしょう。
2. キーワードの分析とタイトルの見直し
楽天市場内の検索結果で上位表示されるようになれば、より多くの売り上げが期待できます。そのためには、「タイトル設定の見直し」が非常に重要です。
上位に表示されている商品は必ずと言っていいほど、ブランド名や商品名の他に多数のキーワードが入っています。例えばスカートの場合、「ロング丈 フレア ギンガムチェック柄 ボトムス…」といったように、その商品の属性を表すワードがずらりと並んでいるページを見かけた方は多いはずです。
ユーザーは「スカート」というメインのキーワードに加え、「ロング丈」や「フレア」などより購入に近い具体的なキーワードを組み合わせて検索します。そのため、キーワードに組み合わせる語句、つまり「サジェストキーワード」を盛り込んだタイトルに設定することでより多くのユーザーに見てもらえる可能性が高まります。
3. 商品画像を増やす
実際に商品を手に取って確認できないというネットショップのデメリットをカバーできるか否かは、画像の量に左右されます。
商品の正面・横向き・バックといった基本的なアングルだけでなく、スペックやモデル画像、商品の質感が伝わるズーム画像などを加えることが大切です。楽天市場は1商品につき20枚までの画像登録が可能なので、できるだけ最大枚数まで登録しましょう。
また、近年は画像だけでなく動画を埋め込む店舗も増えています。動画を見たユーザーはテキストや画像よりも明確に使用感をイメージすることができるため、購買意欲を刺激するには有効的な手段です。
4. 楽天ランキング掲載を狙う
楽天市場では、月間・デイリー・リアルタイムの3項目に分けて一定の条件を満たした人気商品が掲載されるランキングページがあります。月間33億PVを誇る楽天市場の中でも、特にユーザーの閲覧数を集めやすいページです。
そして楽天ランキングに掲載される期間が長いほど、高額な広告費を出して宣伝を行うよりも低コストで高い成果を得られます。
人気商品と言っても、必ずしも売り上げがあがっている商品が掲載されるわけではありません。売上金額だけでランキングを決めてしまっては、客単価の高い商品を扱っている店舗が有利になってしまうからです。
ランキングに掲載される商品は、「販売個数」「購入者数」「前期間比」のデータに基づいて決まります。そのため、期間限定で価格を安くした商品をひとつ設定し、短期間で販売個数・購入者数の増加を達成できればランキングに掲載される確率が大幅に上がることでしょう。
5. リードタイム設定を見直す
リードタイムとは、「顧客が商品を購入してから商品の発送までにかかる時間の目安」です。
商品を購入するにあたって、商品情報だけでなく購入から発送までの期間を重視するユーザーも多くいます。特に昨今は当日・翌日出荷を実現しているAmazonの影響もあり、「すぐに発送されることが当たり前」という認識を持っている方も珍しくありません。
当日や翌日とまではいかずとも、「商品がすぐ手に入るに越したことはない」と考えるのが一般的なユーザーの考えです。
したがって、ユーザーの購入意欲を後押しする要素にもなるリードタイムは設定するようにしましょう。そのうえで可能な限りリードタイムの日数を短くすると、より購入へつなげやすくなります。目安としては、購入から4日以内が理想的です。
6. 運営代行サービスに依頼をする
売り上げアップを図る施策を理解していても、多忙によりなかなか実行できないという場合は「運営代行サービス」への依頼を検討しましょう。
商品情報の登録や写真撮影といった基本的な作業だけでなく、物流管理全般や販売戦略・業務改善提案などのコンサルティング業務を請け負うサービスもあります。他にもメールマガジンの配信や広告出稿先の選定といったマーケティング業務の依頼が可能なサービスもあるため、既に登録している商品の売り上げを伸ばしたい店舗にもおすすめです。
楽天市場に出店したのに売上が上がらない理由
出典:https://www.shutterstock.com
人気ショッピングモールである楽天市場に出店したからといって、必ずしも満足のいく成果を上げられるとは限りません。費用をかけて出店しても、売り上げに伸び悩み、結果出店から半年も経たないうちに退店する店舗も多いです。
取扱商品や店舗により理由は異なりますが、以下のポイントは売り上げに伸び悩む店舗に共通しています。
商品点数が少ない
先述の通り、ユーザーの流入数は商品点数の数に比例するものです。登録している商品の数が少なければそれだけユーザーの流入も期待できず、売り上げにつながる可能性も低下します。中には1つの商品で大きな売り上げを残している店舗もありますが、これは著名人がプロデュースした商品やテレビ通販のヒット商品など、楽天以外のチャンネルで知名度を上げている商品だからこそ成しえるケースです。
一般的な店舗は単品・少量の販売で収支が成り立つものではないため、「売上をあげるコツ」にて解説した通り商品の登録数をできるだけ増やしていくよう意識しましょう。
イベント企画に参加していない
楽天市場では「スーパーセール」や「お買い物マラソン」など、ユーザーがお得に買い物を楽しめるイベントが時折開催されています。
しかし、売り上げに伸び悩む店舗の多くは日々の業務に追われてキャンペーンに参加していないというケースが多いです。
イベントの開催期間中は楽天市場へのアクセスが集中しやすいため、売り上げを伸ばすチャンスにもなります。楽天のイベント企画は逐一目を通し、その集客効果を最大限活用していきましょう。
スマホユーザー対策ができていない
楽天市場におけるスマホユーザーの割合は、70%にまで及ぶと言われています。そのため、スマホ用ページのコンテンツ量がPC用ページよりも少ないと売り上げにつなげにくくなります。また、スマホは画面が小さいこともあり、ページの仕様をデフォルト状態のままにすると操作性が悪くユーザーが離脱してしまいます。
PC用ページに掲載している商品情報やレビューもしっかりとスマホ用ページに反映させ、かつヘッダーのカスタマイズや分かりやすい店舗内検索窓を設けるなどしてスマホユーザーにも使いやすいページとなるよう心がけましょう。
まとめ
楽天市場で売り上げを伸ばすには、本記事にてご紹介したコツを基本とした施策を講じることが大切です。また、「売り上げが上がらない理由」が自社店舗に当てはまっていないか見直したうえで、常に改善点を探りながら運営を進めていきましょう。自社の力では施策が上手くいかない場合は、「運営代行サービス」への依頼もおすすめです。
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