中小企業でもすぐに導入できるSEO対策!ポイントをご紹介

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ユーザー獲得につながるだけでなく、認知度の向上にも効果がある魅力的な施策がSEOです。SEO対策は中小企業がそれぞれ持っている強みや特色をうまく生かすことが成功のカギです。

この記事では中小企業におけるSEO対策の必要性と具体的なやり方について詳しく解説し、導入するための方法も合わせてご紹介します。

SEO対策とは

SEO対策とはGoogleやbingなどの検索エンジンで上位を獲得するマーケティング施策です。SEOは検索エンジン最適化と日本語では呼ばれていて、検索エンジンのアルゴリズムに合わせてサイトやページ、コンテンツなどを設計することを指します。上位を獲得するメリットはユーザーにアクセスしてもらいやすくなることです。ユーザーは検索結果で上位に表示されたページから見る傾向があるからです。

 

ユーザーが情報収集をする手段としてウェブ検索をすることが多くなり、キーワード検索結果で上位に表示される意義が大きくなりました。SEO対策によってより多くのユーザー流入を期待できる時代になり、各社が取り組むようになってきています。

 

中小企業がSEO対策をする必要があるのか

出典:https://www.shutterstock.com

 

中小企業は自社のホームページのSEO対策をしてもあまり意味がないのではないかと思う方もいます。SEO対策をする必要があるのかどうか悩んでいる方はどのような点を疑問視しているのでしょうか。まずは中小企業のSEO対策についてよくある疑問を見ていきましょう。

 

疑問1. 大企業が取り組むSEOに対抗できるのか

大企業が大勢のマーケターやエンジニアを投入してSEO対策をしています。Google検索で上位獲得を目指す熾烈な争いが繰り広げられているところに、中小企業が入り込んだとしても対応できるのかが疑問になるのは当然でしょう。

 

確かに徹底したキーワードの選定や競合調査などを実施してSEO対策をしている大企業に比べると中小企業は不利かもしれません。ネームバリューも大企業の方が大きく、ドメインパワーも強いことが多いでしょう。同じ検索キーワードでSEO対策をしたら中小企業が大企業に勝つのは簡単なことではありません。

 

疑問2. リソースを割いてSEO対策を続けられるのか

SEO対策は始めたらすぐに結果が出るわけではなく、数週間から数か月は様子を追跡する必要があります。検索順位が上がらないときにはコンテンツをリライトしたり、キーワードを選び直したりする対応もしなければなりません。中小企業では人材に余裕がない現場も多いので、リソースを割いてSEO対策を続けて成果につなげられるかが疑問視されています。

 

SEO対策はリスティング広告のように運用型広告を出稿するのに比べると負担は大きくありません。日々、効果をチェックして改善を図っていく必要がある広告よりは、SEO対策の方が忙しい現場でも対応できる可能性があります。ただ、それでも長期的にSEO対策を続けるのは中小企業にとって大きな課題です。新たに専門の担当者を雇ってSEO対策をするくらいの体力がある中小企業でないとSEO対策に手を出しにくいでしょう。

 

疑問3. 効果が上がらずコストばかりかかるのではないか

中小企業ではSEO対策をしても効果が上がらないのではないか、コストばかりかかるのではないかという疑問もよくあります。費用対効果が十分に上がるのなら中小企業でもSEO対策が必要だと言い切れるでしょう。しかし、大企業との競争があるので検索順位が上がりにくく、SEO対策にリソースを割いたり、ツールやサービスを利用したりしてコストばかりかかるリスクがあるのは確かです。

 

SEO対策は最低限のコストだけで推進できるのはメリットです。しかし、Googleで検索上位にならず、コストだけかかってしまったとしたら元も子もありません。ユーザーを獲得できるのかどうかが疑問になってなかなか始められない中小企業も多いのが実態です。

 

中小企業にとってSEO対策をするメリット

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中小企業がSEO対策に対して抱いている疑問を見てみると、やはりSEO対策をする必要はないと思うかもしれません。しかし、中小企業にとってSEO対策にはメリットがたくさんあります。ここでは大企業との競争が厳しかったとしてもSEO対策を進めるメリットをご紹介します。

 

認知度が向上して集客力が高まる

中小企業は大企業と比較すると認知度が低いのが悩みになりがちです。集客力で敵わない、類似の商品やサービスでは大企業の方を選ばれてしまうというのがよくある問題でしょう。しかし、SEO対策をしてGoogle検索で上位表示されるようになれば、頻繁にユーザーの目に留まるようになります。SEO対策をすれば認知度が飛躍的に向上していき、効果的なブランディングにつながるのがメリットです。

 

ターゲットの範囲を拡張できる

中小企業ではシェアを拡張できず、売り上げや顧客数が伸び悩むのが課題としてよく挙げられています。SEO対策をすればターゲットの範囲を広げられるので、今までとは違う角度からシェアを獲得できるチャンスを切り開けるのがメリットです。

 

SEO対策は全国規模、さらには世界規模でもウェブマーケティングができます。キーワードに興味関心があるユーザーはすべてターゲットにできるのが特徴で、顕在客だけでなく見込み客も候補になります。年齢や性別なども問わずに幅広い範囲のターゲットにアプローチできるのがSEO対策の強みです。新たな接点が生まれたのをきっかけに、今までとは違うターゲット層を狙ったマーケティングや営業を進められる可能性も秘めています。

 

無料のツールを使って気軽に始められる

SEO対策にはまったくコストがかからないわけではありません。しかし、高価なツールの契約をしたり、広告費を支払ったりしなくても進められるのがメリットです。Googleから提供されているGoogleサーチコンソールやGoogleアナリティクスなどの無料のツールを使うだけでも合理的なSEO対策を進められます。

 

SEO対策をしてユーザーがリンクをクリックしても広告ではないので費用が発生することもありません。コスト面が気になっている中小企業にとっては大きな魅力でしょう。

 

オウンドメディアを財産として築き上げられる

中小企業にとってSEO対策は財産を築き上げられるのがメリットです。オウンドメディアを運営するのは幅広いキーワードでユーザーの獲得を目指す方法として人気があります。たくさんのユーザーが流入して成功しているケースも多いのが、オウンドメディアによるSEO対策をしているケースです。

 

オウンドメディアのコンテンツはすべてずっと使える財産です。人気の記事は安定したユーザーの流入を確保してくれるでしょう。記事に使用した写真や動画はパンフレットなどに転用することもできます。記事を使って資料を作り、リクルーティング活動をするなどといった使い方も可能です。貴重な財産として営業にもマーケティングにも人事にも活用できるのがオウンドメディアを使う魅力です。

 

中小企業だからこそのSEO対策の方法やポイント

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SEO対策は中小企業もやった方が売り上げや集客力の向上になるのは明らかです。メリットを踏まえると、中小企業ではどのようなアプローチを取るのが良いと考えられるのでしょうか。中小企業だからこそのSEO対策のやり方があるのでご紹介します。

 

中小企業としての強みをはっきりさせる

中小企業だからこそのSEO対策をするには、まずは自社の強みをはっきりさせましょう。その強みに対して魅力を感じるユーザーをイメージして、SEO対策をする必要があるからです。他社にはない技術を持っている、地域では最も実績がある、時間を問わずにお客様第一でサービスをしているなどといった強みが考えられるでしょう。

 

自社の強みを明確化するときには競合との比較やユーザーニーズの把握も重要です。優れていると思っている技術がいつの間にか他社に超えられてしまっていたというケースもあります。50代からは好まれているサービスでも、20代からは古くさいと思われることもあるでしょう。競合やユーザーも含めて業界の全体像を見て、SEO対策の中心軸にする強みを導き出すのが大切です。

 

専門性の高さを実績と資格で示す

SEO対策では専門性の高いコンテンツを提供するのが大切です。大手企業の場合には名が通っていて、名前を聞いただけで何が専門なのかがわかるでしょう。しかし、中小企業の場合には大手企業ほど知名度は高くありません。サイトコンテンツを見たときに、プロとして発信しているのか、素人が営業目的で書いているだけなのかがわからないとユーザーは信用して良いものか悩んでしまいます。

 

中小企業の場合には実績と資格で専門性の高さを示すのがおすすめです。経営歴50年、年間顧客数延べ10,000人以上といった数値を出して専門企業であることをアピールすると信頼性があります。また、税理士の資格がある人が書いた記事だと明記するなど、資格がある人がコンテンツを作成あるいは監修していると伝えるのも専門性を示すのに効果的です。

 

業界団体や学会に所属する

中小企業では業界団体や学会、公益財団法人などに所属するとSEO対策になります。会員として企業単位で登録する方法もありますが、代表取締役が個人で登録することも可能です。所属するメリットは大きく分けると2つあります。

 

1つは権威性のある団体や学会に所属していると、専門性が高いと認められることです。自社サイトに所属している団体や学会を表示すれば信頼性の高い企業だと認識してもらえます。

 

もう1つは信頼性のある団体からの被リンクが手に入るからです。団体の加盟企業リストや学会の協力企業リストなどからリンクを張ってもらえることがよくあります。被リンクの獲得は権威性と信頼性を手に入れるため、SEO対策として大きな価値があります。

 

ビッグキーワードでは1位を狙わない

SEO対策ではビッグキーワードで1位を取れれば大きな成果になります。ビッグキーワードは大企業がこぞって検索1位を狙ってSEO対策をしているので、なかなかGoogle検索で上位になれることはありません。ただ、競合企業があまり多くない場合には5位や8位といった10位以内の検索順位になれることはあります。

 

10位以内でもクリックしてもらえるチャンスは十分にあります。認知度を上げる目的であれば検索結果に表示されて、ユーザーにタイトルやディスクリプションを読んでもらえるだけでも効果的です。ビッグキーワードで1位を狙うにはSEO対策にかけるリソースもコストも莫大になります。中小企業の場合には順位が低くてもユーザーの目に留まれば良いというスタンスでSEO対策をするのがおすすめです。

 

ニッチキーワードやローカルキーワードを活用する

中小企業では独自の強みを持っていたり、地域に根差したサービスを提供していたりすることが多いでしょう。大企業にはない点に着目してSEO対策に活かすアプローチを取ると上位獲得を目指せます。ニッチキーワードやローカルキーワードによって検索キーワードの組み合わせを選定すると、Google検索で上位になれるチャンスがあるでしょう。

 

ニッチキーワードは競合が少ないロングテールキーワードで、ビッグキーワードと組み合わせることで効果が発揮されます。検索ボリュームは少なくても、欲しい情報を追加のキーワードで限定しているユーザーに見つけてもらえるのが魅力です。期待されている商品やサービスを提供できるチャンスが大きいので、自社の強みと関連が深いニッチキーワードを選ぶと大きな売り上げにつながる可能性があります。

 

ローカルキーワードは地域性のあるキーワードです。東京では大企業に勝てないけれど、地元なら多くの人に利用してもらえているというケースは中小企業ではよくあります。そのシェアをさらに拡張するために、「富山」「大宮」などといったローカルキーワードを盛り込むのがSEO対策では効果的です。地元だけでなく周辺エリアまで広げてキーワードを選ぶとターゲットを広げやすくなります。

 

ユーザーにとってわかりやすくて信頼できるコンテンツにする

コンテンツ対策ではユーザーの視点で作成するのが大切です。SEO対策で選んだキーワードから自社が売り込みたいコンテンツをイメージしてコンテンツを用意してしまうミスがよくあります。しかし、コンテンツがユーザーの検索意図に合っていなかったら検索順位は上がりません。ユーザーが信頼する内容で、読み終えたときに満足感があるように仕上げるのが重要なポイントです。

 

ユーザーにコンテンツを信頼してもらうには客観的なデータや数値に基づく情報や、口コミによる評価などを盛り込むのが効果的です。視覚的にわかりやすいように画像も活用して、ユーザーが「つい最後まで読んでしまった」と思うようなコンテンツに仕上げましょう。

 

また、ユーザーの期待に応えているコンテンツかどうかをチェックするのも重要です。特に専門性が高い人が書いた記事は素人からは理解するのが難しいことがよくあります。専門業界の中小企業で働いていると、いつの間にか業界用語を日常会話でも使うようになりがちです。ターゲットが専門業界の他企業であれば業界用語や専門用語の方がわかりやすくても、一般消費者向けであれば平易な言葉を選ばないと通じません。ユーザーに合わせて言葉を選ぶところから意識するのが大切です。

 

ユーザーインタビューを実施してコンテンツに盛り込む

中小企業にも規模の違いがありますが、小さい規模の企業ではユーザーとの接点が多いのではないでしょうか。もしユーザーとの距離が近いのなら、ユーザーインタビューをするのもおすすめです。身近な存在として商品を販売したり、サービスをしたりしているのなら、心からの声を寄せてくれるでしょう。

 

ユーザーインタビューはSEO対策のコンテンツにすることができます。顔写真付きでインタビュー記事を載せたら、ユーザーの本音をコンテンツとして提供可能です。客観的な意見をまとめたインタビュー記事は商品やサービスの良し悪しを判断するうえで参考になるため、検索エンジンからの評価も高くなりやすい傾向があります。

 

地域に根差したサービスをしている中小企業では特に魅力的なアプローチです。「やらせ」にならないようにする注意は必要ですが、大きな効果を期待できるでしょう。

 

ユーザー参加型のコンテンツを作成する

インタビューだけに限らずにユーザーが見えるコンテンツを積極的に作成するのはSEO対策として効果的です。ユーザーとの直接の接点がなかったとしても、オンラインで接点を作りながらビジネスを広げることはできます。その結果がコンテンツとして公開されていれば信頼性のあるサイトとして認められて検索上位を狙うことが可能です。

 

ユーザー参加型のコンテンツはSNSとの親和性が高いのも特徴です。例えば、ユーザーアンケートを実施して、参加者全員にクーポンを配布したとしましょう。すると、アンケートの開催を目にしたユーザーがSNSで話題にします。その投稿を見た他のユーザーがサイトにアクセスしてくれるでしょう。商品やサービスのレビュー投稿を促すコンテンツを作成するのもECサイトを運営しているときには有効です。

 

有益なブログ記事を定期的に配信する

ブログを作成して記事を配信するのはSEO対策として汎用性があり、付随効果もあるのでおすすめです。ユーザーにとって有益な情報がまとめられているブログを定期的に配信していれば、そのブログ記事に対して検索エンジンからユーザーが流入します。興味を持ってもらえれば自社の公式サイトにアクセスしたり、ブログ記事から引いた導線に従って問い合わせをしたりしてくれるでしょう。

 

ブログ記事を書くのはコンテンツSEO対策として知られています。自社の専門としている内容をユーザーにとってわかりやすく説明し、ユーザーの抱いていた疑問や不安の解決の糸口を見出せるようにするのが大切です。記事ごとにどのようなキーワードでSEO対策をするかを考えて、ユーザーの期待に応える記事を配信していくとさまざまな人が流入するようになります。また、質の高い記事が多ければ話題性もあるので、SNSなどでUGC(一般ユーザーによって作られたコンテンツ)による情報拡散が起こるチャンスもあります。

 

競合とのコンテンツの差別化を図る

SEO対策では競合に比べて高い評価を受けなければなりません。中小企業がSEO対策をするときには競合ページについて調査して上位を獲得できるようにするのが重要なポイントです。同じような強みを持っている企業が他にもある場合がよくあります。自社がある技術について優れていたとしても、他社も業界トップの技術があるとアピールしていることもあるでしょう。この際に同じ技術のキーワードで競争するのか、差別化ポイントを見つけるのかを検討するのが大切です。

 

例えば、他の中小企業と同じ技術をアピールするときにローカルキーワードと組み合わせて差別化するのが簡単な方法です。他社は大阪が拠点なのに対して、自社は新潟が拠点だったとしたら競合しなくなります。また、自社の技術を他社と比較したときに、活用できる分野が広くてユーザー層が厚いのならアピールポイントになります。競合との差別化を図るなら、自社にだけ対応できる業種やユーザー属性をキーワードにすると効果的です。

 

このようなキーワード選定に合わせてコンテンツを作成すると自然に違う内容に仕上がります。競合が大手企業だったとしても、コンテンツを差別化すればユーザーを獲得できるチャンスがあります。

 

ユーザーの動線設計をする

SEO対策ではサイトにアクセスしたユーザーのアクションが重視されています。ユーザーがすぐに離脱していたとしたらユーザーを満足させられるコンテンツではなかったと判断せざるを得ません。アクセスしたユーザーが最後まで読み進めているページは検索で上位に表示されやすくなります。そのために重要なのがユーザーの動線設計です。

 

読みやすいコンテンツを作成するのがまず重要で、ストレスなく読み進められるとユーザーは最後まで到達してくれる可能性が高いでしょう。しかし、ユーザーが欲している情報がないと判断した時点で離脱されてしまいます。最後まで読み進めてもらい、理想的には自社への問い合わせや来店につながるようにユーザーを導いていくコンテンツに仕上げるのが大切です。

 

サイトにアクセスした時点で「ここに期待している回答がありそうだ」と思うようにファーストビューを用意するのが基本です。そして、読み進めていくうちに主題になっている悩みを解決できるようにコンテンツを作成します。さらに、新たに出てくる可能性がある疑問について、内部コンテンツへのリンクを張って動線を作るのが賢い方法です。

 

このような動線設計をするとSEO対策によって流入したユーザーを長くサイトに滞在させられるため、成果につながる可能性が高くなります。また、ユーザー満足度も高くなる対策なので、検索エンジンからの評価も高くなると期待できます。

 

Googleビジネスプロフィールを利用する

Googleビジネスプロフィールを利用する方法は中小企業のSEO対策としておすすめです。GoogleビジネスプロフィールはGoogle検索とGoogleマップでビジネスのアピールができるサービスです。会社名や電話番号、写真やロゴなどを登録してユーザーに見てもらうことができます。Google検索では会社名や関連キーワードでの検索時にナレッジパネルとしてビジネスプロフィールが表示される場合があるのでおすすめです。

 

また、店舗経営をしている中小企業ならMEO(マップエンジン最適化)にも応用できます。SEO対策によるGoogle検索からの流入だけでなく、Googleマップから店舗に来店する人を増やしたいときにはGoogleビジネスプロフィールを利用すると両方同時に対策を進められます。

 

Googleでの口コミをプロモーションする

ネットワークを生かして口コミのプロモーションを促すのもSEO対策として効果的です。Googleビジネスプロフィールに登録したら積極的に口コミを集めるのがおすすめです。中小企業としてずっと付き合ってきた顧客がいるなら、Googleに登録しているビジネスに対して口コミを投稿してもらいましょう。Googleの口コミを増やすとSEO対策になります。Googleで口コミが多く、評判も高ければ信頼性があってユーザーから支持されている企業だと判断できるからです。

 

さらに、口コミ情報を読んでホームページにアクセスしたり、問い合わせをしたりしてくれるユーザーもいるでしょう。口コミが少ない企業に比べると、口コミが多ければたくさんのユーザーから選ばれているという印象を受けます。競合他社と比較しているときにも口コミの数の多さや評判の高さが決定打になることがあるので、Googleでの口コミをプロモーションするのは重要な対策です。

 

商品を販売したり、サービスを利用したりしたときに、Googleの口コミ投稿について話題にするだけでプロモーションになります。中小企業同士の付き合いであれば、お互いに担当者が口コミを残すということもできるでしょう。

 

転職サイトや求人サイトに募集を出す

中小企業では人材不足が原因で事業を進められずに苦労することもあります。SEO対策をするときには採用活動を生かすのも効果的な方法です。転職サイトや求人サイトに求人に募集を出して、Googleから検索されるようにするのが良い方法です。テキストだけで簡単に出せるサイトも有用ですが、写真も使えるサイトでは自社ブランドのアピールもできます。転職活動を通して自社ブランドを知った人が自社名で検索してくれれば話題の企業として評価が上がり、SEO対策としての力を発揮します。

 

SNSマーケティングを併用する

中小企業のSEO対策はSNSマーケティングを併用すると相乗効果があるのでおすすめです。中小企業が大企業と比較して厳しいのは資金基盤や事業規模が小さいだけではなく、会社名やブランド名の知名度が低いからです。SEO対策では知名度を上げて会社名で検索してもらったり、ブランドを知ってサイトを知ったユーザーから被リンクを受けたりすると上位を目指しやすくなります。他のマーケティングチャネルも活用して認知度を高めるのは効果的なSEO対策です。

 

特にSNSマーケティングは知名度の向上だけでなくUGCによる情報の拡散や被リンクの獲得にも効果を発揮する点で優れています。SNSマーケティングとはInstagramやTwitter、TikTokやYouTubeなどでマーケティングする手法です。典型的なのはSNSの公式アカウントを作成して、投稿を通してユーザーとのコミュニケーションを取る方法です。フォロワーやファンの獲得にも、見込み客の育成にも利用できる点で優れています。

 

魅力的な投稿はユーザーがシェアやいいねを通して広めてくれるので、ユーザーのフォロワーや友だちにも自社の名前や投稿を知ってもらうことが可能です。シェアを見て興味を持ったユーザーが自社サイトを訪れ、興味を持ったコンテンツにリンクを張ってくれることもあります。さまざまな角度から検索エンジンによる評価が上がりやすくなるのでおすすめの対策です。

 

SEO対策はリソース状況に応じて外部に依頼する

中小企業ではリソースがひっ迫することも少なくないでしょう。SEO対策ではコンテンツライティングを続けていくのが大きな成果につながります。毎日ではなくとも検索順位をキーワードごとにチェックしていき、売り上げや集客につながっているキーワードを選び出すことも重要です。

 

SEO対策を始める段階ではサイトやページの内部対策も重要になります。URLの正規化をしたり、XMLサイトマップを作ったり、タグの設置を一通りおこなったりする必要があるでしょう。オウンドメディアの運営を開始する場合にはブログサイトなどの立ち上げもしなければなりません。

 

中小企業ではこのような際に社内リソースに限定せずに積極的に外部に依頼を出して活用するアプローチがおすすめです。SEO対策に強い業者に依頼すれば内部対策も完璧な形に仕上げてくれます。効果測定の結果をレポートしてもらうことも、コンテンツライティングを依頼することも可能です。

 

中小企業では限られたリソースを最大限に生かして価値を生み出すのが大切です。SEO対策は外部に委託して進めてもらい、伸びていく売り上げに対応できるように業務を動かしていくことをおすすめします。自社の事業や強みをよく理解してくれる信頼性の高いビジネスパートナーを見つけ出せればSEO対策によって期待の成果を手にすることができるでしょう。外注するときには依頼先の選び方で結果も変わるので、慎重に検討して決めるのが大切です。

 

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まとめ

中小企業はSEO対策をする必要があまりないと誤解されがちですが、決してそんなことはありません。大企業を乗り越えてビッグキーワードで1位を目指すのは難しいかもしれません。しかし、ニッチキーワードやローカルキーワードを組み合わせてGoogle検索で上位を獲得したり、ビッグキーワードで10位以内を目指したりすることはできます。ユーザー獲得につながるだけでなく、認知度の向上にも効果がある魅力的な施策がSEOです。

 

SEO対策は中小企業がそれぞれ持っている強みや特色をうまく生かすことが成功のカギです。社内リソースを有効活用するためにも、企業の魅力を正しく理解してくれる委託先を見つけて外注でSEO対策をするのがおすすめです。

 

六次元は中小企業のウェブマーケティングのサポートをしてきました。SEO対策だけでなく、ウェブ広告やSNS広告の運用もできるので、目的に応じた柔軟な対応が可能です。予算に応じた柔軟な対応をしているのも弊社の特色です。SEO対策やウェブマーケティングをお考えの際にはぜひご相談ください。

 

宮本 育夢
ライター 河野 拓馬 営業 / ウェブマーケター
六次元の福岡オフィスメンバーとして2022年入社。動画コンテンツを駆使する新世代のマーケター。
ウェブサイト制作をはじめとしたディレクションやマーケティングも行う。動画クリエイター兼営業マンで、六次元では異端。
趣味はテニスとサウナ。パントマイムが得意。好きな食べ物はきな粉。飼っているドジョウの名前はチョロ蔵。

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