Googleショッピング広告に掲載する方法と料金を徹底解説!

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Googleショッピング広告に入稿したいと思っていても方法や仕組みがわからずに悩むことはよくあります。ECサイトの運営ではGoogleショッピングに広告を掲載するのは大きな効果を期待できるので挑戦したい方も多いでしょう。この記事ではGoogleショッピング広告に入稿して掲載する方法や料金について紹介します。

Googleショッピング広告の掲載をする前に知るべき基本情報


出典:https://www.shutterstock.com

Googleショッピング広告とは商品を買いたいと思うユーザーをターゲットにできる検索連動型広告です。Googleショッピング広告に入稿して掲載を開始する前に、まずはGoogleショッピング広告の基本情報を把握しておきましょう。

Googleショッピング広告の特徴

Googleショッピング広告は、Google検索や提携サイトを利用しているユーザーをターゲットにして商品のセールスプロモーションを実施できる広告です。リスティング広告と違ってテキストのみの広告ではなく、画像と価格を使った簡潔な商品紹介ができます。店舗やECサイトの運営では集客に効果が大きいことからGoogleショッピングに広告を掲載する方法がよく着目されています。

Googleショッピング広告が掲載される場所

Googleショッピング広告では入稿された広告をさまざまな場所に掲載しています。掲載場所として最も典型的なのはGoogle検索の「ショッピング」タブを選択した際の検索結果です。網羅性の高い検索エンジンのGoogleで商品を探したいと考えるユーザーは多いため、Googleショッピングの検索結果に掲載されると売上増加を期待できるでしょう。

ただ、Googleショッピングでの検索結果だけでなく、商品の広告は「すべて」や「画像」などの他の検索結果でも表示されることがあります。ユーザーの検索意図に合わせて商品広告を出すのがユーザーエクスペリエンスの向上につながるとGoogleが判断した場合には表示される候補になります。さらにGmailなどのGoogleのサービス、YouTubeや価格.comなどの提携サイトでも広告が掲載されるため、幅広いターゲットにアプローチすることが可能です。

Googleショッピング広告の種類

Googleショッピング広告では商品情報に基づく広告で宣伝ができるのが特徴です。商品の販売チャネルとしては店舗とECサイトがあります。Googleショッピング広告ではそれぞれのチャネルに合わせて、商品ショッピング広告とローカル在庫広告という2種類のサービスを提供しています。

商品ショッピング広告はECサイトの運営に向いている広告です。商品情報に基づいて広告が掲載され、リンク先に商品の購入ページを設定することで簡単に集客できます。一方、ローカル在庫広告は店舗集客に適している広告です。在庫情報も組み合わせていて、店頭在庫がある商品だけを広告表示することができます。「本日店舗受取可」「後日店舗受取可」といった設定もできるので店舗経営を生かした販促が可能です。

 

Googleショッピング広告の入稿方法


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Googleショッピング広告に入稿して商品を掲載してもらうにはどうしたら良いのでしょうか。ここでは今から広告掲載をしたいと考えている方のために入稿の方法を基本的な流れに沿って紹介します。

Google広告のアカウントの作成

Googleショッピング広告の掲載を始めるにはGoogleアカウントが必要になります。Googleショッピングに広告を出すときにはGoogle広告の利用も重要なので、合わせて手続きを済ませましょう。Google広告の公式サイトにアクセスするとGoogleアカウントを持っていない場合にはGoogleアカウントの作成から、Googleアカウントがある場合にはログインするとGoogle広告のアカウントの作成から始められます。

Googleアカウントの作成は基本情報を入力してメールアドレスの登録やパスワードの設定をするだけなので簡単です。Google広告のアカウント作成では入力や設定の項目が多いと感じることもありますが、キャンペーンの作成をスキップしてしまえば簡単にアカウントの登録までは終えられます。詳細な設定は後からでもできるので、まずはアカウント開設だけ済ませてしまいましょう。

Google Merchant Centerに登録

Googleショッピング広告に入稿するには、Google Merchant Centerに登録することが必要です。Google Merchant Centerは商品情報をフィードとして登録しておくことで広告配信をおこなえるプラットフォームになっています。

Google Merchant Centerの登録をするにはGoogleアカウントにログインしている状態で公式サイトにアクセスして「始める」をクリックします。そして、お店やサービスの情報を入力し、利用契約に同意しましょう。すると広告プログラムが表示されるので、目標に合ったプログラムを選べば登録が完了します。プログラムは後で変更することもできるため、ウェブ集客か店舗集客かという観点で必要そうなプログラムを選んでおけば問題ありません。

Google広告との連携

Googleショッピング広告に入稿するときにはGoogle Merchant CenterとGoogle広告を連携させておくのが大切です。Google Merchant Centerにログインすると表示される管理画面からGoogle広告とのアカウント連携ができます。右上にある「設定」のアイコンをクリックし、「リンクアカウント」を選びましょう。「Google広告のお客様ID」を入力してリンクリクエストを送信すれば連携申請ができます。

フィード(商品情報)の登録

Google Merchant Centerに広告に掲載したい商品情報を登録して入稿すればGoogleショッピング広告を始められます。Google Merchant Centerの管理画面から詳細な商品情報を「フィード」として登録できるので、広告に出したい商品を入力していきましょう。入力が必須の項目は以下の通りです。

・商品ID
・商品名
・商品説明
・商品リンク
・商品画像リンク
・在庫状況
・価格
・GTIN・JANコードまたは製品番号(MPN)

これ以外にも任意設定が可能な項目があるので、必要に応じて埋めていきます。Googleスプレッドシートやテキストファイルなどからインポート・アップロードが可能なので、商品データベースがあればすぐにフィードの作成と登録ができます。

ショッピングキャンペーンの作成

Googleショッピング広告の掲載を始めるにはGoogle広告のアカウントでショッピングキャンペーンを作成して設定する必要があります。管理画面でキャンペーンを選択し、「+」を選んで新しいキャンペーンの作成を開始します。

広告での目標として「販売促進」などから希望するものを選び、キャンペーンタイプとして「ショッピング」を選択しましょう。そして、Google Merchant CenterのIDと販売国を入力します。最後にキャンペーンのサブタイプを「スマートショッピングキャンペーン」か「通常のショッピングキャンペーン」から選べば広告の掲載が開始されます。

スマートショッピングキャンペーンはGoogle広告のシステムに搭載されている機械学習のアルゴリズムに基づき、自動的に入札額やターゲッティングの設定をしてコンバージョンを増やすサブタイプです。通常のショッピングキャンペーンでは主に手動で入札戦略や予算などを決定するサブタイプになっています。

 

Googleショッピング広告の方法と料金


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Googleショッピング広告は無料で使えるという話を聞いたことがある方もいるでしょう。Googleショッピング広告には無料で掲載する方法と、有料の広告を入稿する方法の2種類があります。ここではそれぞれの違いと有料の場合の料金体系について解説します。

無料商品リスティングなら料金はゼロ

Googleでは無料商品リスティングのサービスが2020年10月から開始されました。無料商品リスティングとはGoogle検索やGoogle画像検索、ショッピングタブやGoogleレンズで商品掲載ができるサービスです。

掲載場所によって要件に違いはありますが、Google Merchant Centerに登録して無料商品リスティングを有効にしておくだけで広告が掲載されます。料金はかからないので店舗やECサイトの運営をしているなら広告を掲載するに越したことはありません。

有料の掲載ではクリック課金

Googleショッピング広告はGOogle広告のサービスとして公式には無料商品リスティングとは区別されています。有料で掲載してもらう場合の料金はクリック課金(CPC課金)です。広告の表示回数ではなく、ユーザーが広告をクリックしてリンク先に移動した回数に応じて費用が発生します。

Googleショッピング広告のクリック課金はリスティング広告などと同様にオークション形式です。入札単価を設定して入稿できるため、予算に応じた運用ができます。入札単価を上げれば上位表示されて有利になるので、競合商品との比較や成果の分析をしながら最適化を図ることが大切です。

クリック単価と広告費の料金の相場

Googleショッピング広告の掲載を始めるときにはクリック単価や広告費がどの程度にすると良いかで悩みがちです。クリック単価の相場は10円から30円程度で、リスティング広告とほぼ同等かやや低いくらいです。広告費予算としてはGoogle Merchant Centerでは日予算を1000円〜5000円程度にすることをおすすめしています。

https://support.google.com/merchants/answer/2660921?hl=ja

無料と有料の掲載方法の違い

Googleショッピング広告では無料商品リスティングで良いと思いがちですが、有料の掲載方法を選んだ方が広いユーザー層にアプローチできます。無料商品リスティングではGoogle検索やGoogle画像検索に掲載されるだけですが、有料の広告ならYouTubeやGmailを含むGoogleディスク例ネットワークも価格.comなどの提携サイトも掲載先になります。ユーザーと接点を持つ機会を増やして売上を増やすには有料広告を活用するメリットがあります。

無料商品リスティングならクリックによって料金がかからないのはメリットです。しかし、有料のGoogleショッピング広告でも商品情報が表示されるだけなら料金は発生しません。クリックされなくとも認知拡大の効果が期待できる点で魅力があるのが有料の掲載方法です。

 

まとめ

Googleショッピング広告は店舗やECサイトの集客と商品の販売促進に役に立ちます。広告を掲載するのはGoogle広告とGoogle Merchant Centerのアカウントを用意したら、フィードを登録してショッピングキャンペーンを作成するだけで済みます。しかし、広告効果を出すには運用をすることも重要です。

無料商品リスティングでも運用によってクリック数を増やすことが重要ですが、有料の掲載方法なら運用を通してパフォーマンスを上げることが欠かせません。認知拡大効果も考慮して運用方法を検討していきましょう。Googleショッピング広告に強い広告代理店に相談すればノウハウを生かした運用代行を依頼できるので、商品販売を促進したいときにはぜひ広告代理店の活用も検討してみてください。

 

宮本 育夢
ライター 河野 拓馬 営業 / ウェブマーケター
六次元の福岡オフィスメンバーとして2022年入社。動画コンテンツを駆使する新世代のマーケター。
ウェブサイト制作をはじめとしたディレクションやマーケティングも行う。動画クリエイター兼営業マンで、六次元では異端。
趣味はテニスとサウナ。パントマイムが得意。好きな食べ物はきな粉。飼っているドジョウの名前はチョロ蔵。

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