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Read moreGA4とは?魅力や注意点とUAとの違いをわかりやすく解説!
目次
GA4とはGoogle Analytics 4のことで、Googleが無料で提供している測定・解析ツールです。UAを使用してきた人はGA4になって変更された点が気になるでしょう。この記事ではGA4とは何かをわかりやすく解説します。GA4を利用する魅力と注意点についても詳しく説明します。
GA4とは新時代に合わせた最新のGoogleアナリティクス
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GA4とは「Google Analytics 4」のことで、Googleが無料で提供している測定・解析ツールです。Googleアナリティクスは2005年にリリースされてからアップデートされ、近年では2013年から利用されているUA(ユニバーサルアナリティクス)が利用されていました。GA4はその後継にあたる大型アップデート版のGoogleアナリティクスです。
GA4(Googleアナリティクス4)とは
GA4とはGoogle検索やGoogle広告などサービス、ウェブサイトやアプリなどを広くカバーするウェブ解析ツールです。タグを設定するとページビューなどのユーザーのアクションを計測できるのが特徴で、ユーザー行動の解析を通してウェブ設計やマーケティング施策、事業戦略などの検討に用いられています。GA4が2020年にリリースされてからGoogleは移行期間を設けていますが、前世代ツールのUAは2023年7月1日にサービスを終了すると発表しています。
GoogleがUAからGA4に大きなアップデートをした理由
Googleが今まで親しまれてきたUAのサービスを終了し、大型アップデートをしてリリースしたGA4に切り替えようとしているのはなぜなのでしょうか。単刀直入に言えば、UAが古くて今の時代には合わなくなったからです。Googleではユーザビリティを大切にしていて、ユーザーエクスペリエンス(UX)やユーザーインターフェース(UI)を重視したサービスを徹底しています。
GAのユーザーが提供するサービスもより高いユーザビリティになるように解析ツールの大きなアップデートをしたと考えられるでしょう。実際にGA4に実装された魅力的な機能を見てみると、現代社会のトレンドに合うシステムが取り入れられています。
デバイス・ユーザー・プライバシーがGA4のキーワード
GA4とはデバイス・ユーザー・プライバシーという3つの点でUAを含む今までの解析ツールとは異なります。スマホやタブレットでのウェブやアプリの利用が当たり前の時代になり、デバイスを問わずに計測・解析する必要が高まりました。焦点をユーザーに定めてユーザビリティを向上させることが顧客獲得につながる時代になっています。さらに個人情報についての懸念が高まるにつれてプライバシー保護の必要性が高まっているのが現代です。このような重要キーワードに対応するツールとして生み出されたのがGA4です。
GA4の魅力的な機能
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GA4は今までのGoogleアナリティクスとは違う魅力的な機能が搭載されています。ここでは5つの機能について簡単にご紹介します。
クロスデバイスでの計測
GA4はデバイスの多様化に着目してクロスデバイスでの計測を可能にしています。ユーザーがウェブやアプリにアクセスするときに主要な方法はパソコンとスマホですが、スマホはiPhoneとAndroidが主要です。そのため、GA4ではウェブサイト・iOS・Androidの3つのストリームに分けて個別解析ができるようなっています。また、同一ユーザーがパソコンとスマホでアクセスした際にも同一ユーザーとして分析できる機能を実装しています。
ユーザーを分析する視点でのデータ収集
GA4はデバイスの点からもユーザーを分析する視点でのデータ収集ができる仕組みになっています。さらに、GA4ではイベントを単位とするシステムを取り入れてユーザー行動の計測精度が高まりました。UAではページにユーザーが入ってから出るまでをセッションとしてデータ測定していましたが、GA4ではセッションとは独立した「ページビュー」「リンクのクリック」などのユーザーアクションを計測する仕組みにしています。
強化されたプライバシー保護機能
ユーザープライバシーが重視される時代に合わせて、Googleアナリティクスは欧州のGDPR、米国カリフォルニア州のCCPAに準拠したプライバシー保護を徹底したツールになっています。ウェブではよく用いられているCookieの取得をせずに解析できるツールとして整え、もしユーザーが望まないデータが生じた場合にはGoogleアナリティクスのサーバーからデータを削除する依頼を出せるようになっています。ユーザーにも企業にも安心なツールとしてアップデートされています。
GoogleのAIによる予測指標の活用
GA4ではGoogleが開発した機械学習アルゴリズムによる予測機能を利用できます。AI活用は近年のトレンドで、十分に機械学習をさせれば高い精度の予測ができるのが魅力として注目されています。GA4ではユーザーの今後の購入や離脱の可能性を予測することが可能です。自社でAIによる学習モデルを構築する必要なく、世界的にも信用を得ているGoogleのモデルを使えるのは大きな魅力でしょう。
UI/UXを重視した簡便なデータ計測設定
Googleが重視しているユーザビリティの対象は一般消費者だけではありません。Googleアナリティクスのユーザーに対してもUI/UXを重視してGA4が作り上げられています。アクセス解析ツールではデータ計測の設定が重要です。GA4ではデータ計測時に「ページビュー」「スクロール数」「離脱クリック」などから希望する指標を選択するだけで設定できるシステムを搭載しています。GA4はBigQueryへの出力も可能なので、高度な解析に使用する重要なデータ計測を簡便にできるのが魅力です。
GA4を利用する際の注意点
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GA4の利用を始めるときには注意点があります。特にUAを利用してきた人にとってはデメリットもあるので、以下の2点に気を付けましょう。
UAとGA4の差異が大きい
UAの利用経験があればGA4はすぐに使いこなせると思うかもしれません。しかし、実際に使用してみるとGA4はUAとまるで違うので気を付けましょう。セッションとイベントといった基本的なシステム部分で違いがあり、コンバージョンの設定の仕方も異なるからです。UAと同じようにタグを設置したとしても、GA4では違う計測結果が出てきます。UAで計測をしてきた場合には整合性を取れるように調整をする必要があります。UAの設定は引き継げるけれどデータは引き継げないという問題もあるので、移行前に貴重なデータを出力しておきましょう。
2つの意味で学習が必要になる
GA4のポテンシャルを最大限に引き出して活用するには2つの意味で学習が必要です。1つはUAとGA4のギャップを埋める、あるいは新たにGoogleアナリティクスを使う場合にはGA4のコンセプトや機能を理解することです。特にUAユーザーにとっては同じだと考えてしまうと使いこなせません。今後もGA4は開発が進められていくので、Googleとともに成長していくという気持ちを持って学習を続けていく必要があります。
もう1つの注意点は機械学習による予測指標の信頼性です。AIはすごいというイメージで機械学習による予測を使ってしまいがちですが、十分な学習データがないと精度は上がりません。自社のサイトやアプリの運用データが蓄積してこそ効果を発揮するので、長期的な視野で活用するのが大切です。
まとめ
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GA4とはGoogleが無料で提供しているウェブやアプリを横断するユーザー視点のアクセス計測・解析ツールです。UAからのアップデートによって新時代に適応するシステムになりました。しかし、UAを利用してきた人にとっては新仕様に慣れて有効活用するのが大きなハードルになるのも確かです。今後もGA4はアップデートされていく点も考慮して今後の対策を考えた方が良いでしょう。
六次元ではウェブマーケティングのプロとしてGA4の力を最大限に引き出す努力を続けています。弊社にご相談いただければGA4の本領を発揮させられる施策を進められるので気軽にご相談ください。
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