TikTok広告は短い動画を視聴しようとしている若い世代をターゲットにして、動画広告で訴求できるサー…
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目次
TikTok広告ではターゲティングが広告の費用対効果を上げるのに重要です。どのようなターゲティングをしたらTikTok広告の広告効果が上がるのかが気になっている方もいるでしょう。本記事ではTikTok広告のターゲティングについて網羅的に紹介します。14種類の項目と使い方を解説するので、TikTok広告の運用にご活用ください。
TikTok広告のターゲティングの特徴
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TikTok広告の運用効果を上げるにはターゲティングが重要です。近年、TikTokへの広告出稿が注目されているのはなぜなのでしょうか。まずはTikTok広告のターゲティングの特徴を確認しておきましょう。
ユーザーのアクションに応じたターゲティングが可能
TikTokの運用型広告はユーザーのアクションに着目して配信できるのが特徴です。特定の動画を視聴完了したり、「いいね」やシェアなどをしたりしたユーザーへのターゲティングができます。また、プロフィールを閲覧してくれたユーザーをターゲットにすることも、特定のハッシュタグの付いている動画を視聴したユーザーにターゲティングすることも可能です。
TikTokでの興味関心に基づいたターゲティングに対応
TikTok広告はユーザーの興味関心に基づくターゲティングに対応しています。TikTokではユーザーが視聴した動画やチェックして有料コンテンツなどの情報が集計しています。TikTok広告を配信するときには興味関心のカテゴリを詳しく設定してターゲティングをすることが可能です。他のSNSでは搭載されていない機能なので、TikTok広告を利用する上で重要な特徴です。
TikTok広告のターゲティングの自動化も搭載
TikTok広告では広告主の便宜を図ってターゲティングの提案や自動化の機能も搭載しています。ターゲティングレコメンデーションを利用すると、ユーザーの興味関心とアクションに基づくTikTok広告からのターゲティングの提案を受けられます。類似の広告主が配信しているTikTok広告のパフォーマンスに基づいている提案なので、競合他社との差別化戦略の立案にも役に立つ機能です。
また、ターゲティングエクスパンションを設定すればTikTok広告のオートメーションができます。TikTok 運用型広告にはさまざまなターゲティングの種類があり、基本的には使用したいターゲティングを自由に選択して広告を配信します。
しかし、ターゲティングを自分で選択するのではなく、全自動でターゲティングして配信されるようにすることが可能です。性別、年齢、興味・行動などについて自動最適化ができる仕組みです。配信地域と言語は指定する必要がありますが、TikTok広告のアルゴリズムでターゲティング条件を改善して簡単に運用できます。
TikTok広告のターゲティングの項目
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TikTok広告でターゲティングをするときには合計14種類の項目を設定できます。TikTokでは以下の4つのグループに分類して設定できるようにしています。各分類についてどのような項目を設定できるのかを詳しく見ていきましょう。
・オーディエンス
・デモグラフィックス
・興味・行動
・デバイス
オーディエンス
オーディエンスはカスタマーのリストに基づいてターゲティングする項目です。TikTok広告では特定のオーディエンスのみにターゲティングすることも、リストに含まれているオーディエンスを配信先から除外することもできます。
- カスタムオーディエンス
- ルックアライクターゲティング(類似オーディエンス)
カスタムオーディエンスは顧客リストを登録することもできますが、広告エンゲージメント
アプリイベント、ウェブサイト閲覧者、リード獲得を指標として自動生成されたリストも利用できます。TikTokのルックアライクの機能を用いて、広告の目的に合う行動を起こしたユーザーに似ている類似オーディエンスをターゲティングすることも可能です。
デモグラフィックス
デモグラフィックスはユーザーの基本情報についてのターゲティング項目です。以下の4種類を指定してTikTok広告を配信できます。
- 性別
- 年齢(13~17・18~24・25~34・35~44・45~54・55以上)
- ロケーション
- 言語
TikTok広告が特徴的なのは配信する年齢を年齢層で決める必要があることです。Facebook広告やInstagram広告では1歳刻みで設定できるので、TikTok広告は自由度が低めです。ロケーションについては日本では都道府県まで指定できます。
興味・行動
TikTok広告で特徴的なのが興味・行動によるターゲティングです。機械学習によってユーザーの長期的な行動を予測して広告表示をするのが興味関心ターゲティング、直近の7日または15日のユーザーアクションの分析から配信先を決めるのが行動ターゲティングです。TikTok広告では興味関心ターゲティングに加えて、3種類の行動ターゲティングがあります。
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- 興味関心ターゲティング
- 行動ターゲティング
- 動画インタラクション
- クリエイターインタラクション
- ハッシュタグインタラクション
興味関心ターゲティング
興味関心ターゲティングはTikTokでのユーザーの動画視聴や広告クリックなどによってされたユーザーの興味関心に基づいてカテゴリを指定して広告を配信できます。興味関心のメインカテゴリとカテゴリを設定可能で、ファッションや家庭用品、携帯電話/パソコンやデジタル家電、飲食・グルメや旅行などから選択可能です。
行動ターゲティング
行動ターゲティングはユーザーの過去7日間または15日間におけるアクションを指標にするターゲティング項目です。動画インタラクションでは特定のカテゴリの動画について、動画の視聴、「いいね」、シェア、コメントを指標にします。クリエイターインタラクションでは特定のアカウントをフォローまたはプロフィールを閲覧したユーザーにターゲティングが可能です。ハッシュタグインタラクションでは指定したハッシュタグを付けている動画を視聴したユーザーをターゲットにできます。
デバイス
デバイスはユーザーがTikTokで利用しているデバイスや環境に関するターゲティング項目です。以下の項目から設定してターゲティングできます。
- 通信環境(WiFi・2G・3G・4G・5G)
- OS(iOS・Android)
- OSバージョン
- デバイスモデル
- デバイス価格(0ドル~1000ドル以上)
- キャリア(au・NTT docomo・SoftBank)
OSやデバイスモデル、デバイス価格などによってユーザーのスマホのスペックを推し測ることができます。TikTok広告では頻繁に使われている項目ではありませんが、古いモデルを使っているユーザーをターゲットにして買い替えを促したいといったときには効果的な設定項目です。
まとめ
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TikTok広告では14種類もの項目を設定して広告配信のターゲティングができます。デモグラフィックスやデバイスを設定できるのは一般的ですが、オーディエンス設定で独自のアルゴリズムによる類似オーディエンスを取得できること、興味・関心についての設定をおこなえることはTikTok広告の特色です。
特にユーザーの興味関心や最近の行動によるターゲティングができるのがTikTok広告の強みです。TikTok広告ではターゲティングレコメンデーションによって興味や行動に基づく提案機能や自動化機能も搭載されています。ただ、高いパフォーマンスを引き出すには商品やサービスの特徴とTikTok広告のターゲティングの性質を加味した運用が肝心です。TikTok広告の運用では興味・関心・行動の設定を自社の商品やサービスに合わせて選ぶことで効果を上げましょう。
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