Instagram広告を出してみたいけれど始め方がわからずに悩んでいる方もいるでしょう。

Instagramでの集客には Instagramの広告が効果的なので、出し方の全体像を知っておくのはとても大切です。

この記事では、 Instagram広告の出し方を基本からわかりやすく解説します。

Instagram広告を出す前に必要なことをご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。

Instagram広告の特徴

出典：https://www.shutterstock.com

 

 Instagram広告の出し方・始め方について解説する前に、まずはInstagram（インスタグラム）のメディアとしての特性や Instagram広告サービスの特徴を簡単にご紹介します。

Instagram広告の出し方を理解して出稿する魅力をここであらためて考えてみましょう。

 

Instagramのメディア特性

Instagram（インスタグラム）は画像や動画の投稿に特化したSNSプラットフォームです。

日本での月間アクティブユーザー数が3300万人以上（2019年）、世界では10億人（2018年）という大規模なSNSで広告出稿先として魅力があります。

世界でのシェアが多いことから、越境ECなどのグローバル展開を狙う際にも Instagram広告に着目するケースが多くなってきました。

 

Instagramのユーザー層は20代が中心と言われていましたが、だんだんと年齢層が広がっており、30代～50代のユーザーも増えています。

ユーザーの男女比は女性の比率が高く、消費行動とのつながりが強いのがInstagramのメディア特性として押さえておくと良いポイントでしょう。

商品やサービスの販促やブランディングにも Instagram広告はおすすめです。

 

 Instagram広告はFacebookの連携サービス

InstagramはMeta（元Facebook, inc.）による運営のため、Facebookとの連携に優れています。Facebookはユーザーアカウントが実名登録制であることから、年齢や性別、地域や趣味趣向など、ユーザー属性に基づくターゲッティングがしやすいという性質があります。

Instagram広告のような運用型広告では、ターゲットを絞り込んで広告配信をすることで広告による成果を引き出しつつ、費用も抑えることが可能です。

 

多様な広告フォーマットによるアプローチが可能

Instagram広告では、多様な広告フォーマットが用意されています。

写真広告と動画広告は一般的なSNS広告やWeb広告でも利用できますが、カルーセル広告やコレクション広告、ストーリーズ広告も選択することができます。

Instagramのタグ検索を生かしてユーザーにアプローチする発見タブ広告も使用できます。

配信面でもフィード、ストーリーズ、タグ検索の3つがあるため、目的に応じて効果の上がる戦略を立てられます。

 

最低1日約100円（1ドル）から始められるSNS広告

Instagram広告は少額予算から始めやすい料金体系のSNS広告です。

広告の種類や出し方によって課金形式には違いがあり、CPC課金、CPM課金、CPV課金、CPI課金のうちの一つまたは複数が適用されます。

 

日予算の上限を1ドルに設定できるので、1つのインスタ広告なら1日約100円、月予算で3000円程度から出稿可能です。

目標とする成果を得るには約100円では不足するかもしれませんが、まず運用を始めてから様子を見るという戦略を取ることもできる魅力があります。

 

Instagram広告の種類について

Instagram広告には使用するクリエイティブや配信面によってさまざまな種類があります。

広告を出稿するときには目的に応じて種類を決めるのが大切です。

Instagram広告に出稿できる広告の種類ごとに特徴と使い方のポイントを確認しておきましょう。

 

画像広告

画像広告はInstagramに画像と広告文によって投稿する広告です。

Instagram広告ではよく用いられている広告フォーマットで、多くの配信面に出稿できます。

写真が一枚あれば広告文を添えるだけで広告を出せるのが魅力です。

商品のプロモーションで使いやすい広告で、一押しのファッションアイテムやアクセサリーなどの販促のときにおすすめです。

写真だけで魅力を伝えられることが写真広告では重要なポイントになります。

 

動画広告

動画広告はInstagram広告でだんだんと利用されるケースが増えてきています。

動画と広告文によって構成されているのが動画広告の特徴です。

動画は実写撮影したものでもアニメーションとして制作したものでも使えます。

また、複数の画像を組み合わせてスライドショーにすることも可能です。

動画広告は動きがあるのでインパクトがあり、ユーザーの印象に残る広告になるのが魅力です。

 

動画広告はユーザーに伝えたいメッセージが多いときにおすすめです。

今までにない新商品だから使い方を知ってもらいたいという場合にも動画広告なら伝えられます。

画像だけでは美しさがわからないファッションアイテムも、モデルが着こなしている姿を映像で見ると魅力を直感的に感じ取れるでしょう。

画像一枚では伝えられないことがあるときには動画広告を制作するのがおすすめです。

 

カルーセル広告

カルーセル広告は画像と動画を組み合わせて作り上げることができるInstagram広告です。

それぞれの画像や動画に対してリンク先を割り振れる仕組みになっています。

複数の商品を1つの広告で配信できるため、同一のブランド商品を紹介するときに向いています。

また、スペックの異なる商品を複数販売しているときに、動画を通して違いを説明し、画像で個々の商品を紹介するといった使い方が可能です。

 

コレクション広告

コレクション広告は複数の商品をカタログのようにして紹介できるのが特徴です。

ECサイトの運営やECモールへの出店をしている企業から人気があるInstagram広告の一つです。

コレクション広告ではメインになる画像または動画を用意し、商品画像をさらに自由に組み合わせることができる仕組みになっています。

メイン商品でユーザーの目を引き、さらに他の商品にまで視野を広げてもらう形を作れるのがコレクション広告の特徴です。

 

カルーセル広告と同様にブランディング戦略に有効なのがコレクション広告です。

コレクション広告はまとめられる画像の枚数が多く、統一のブランドイメージを伝えられるのでファン作りにも適しています。

 

フィード広告

フィード広告はInstagramのフィードに配信される広告です。

フィードはフォローしているユーザーや友だちなどによる投稿が表示される場所で、ユーザーが情報を探しているときや暇つぶしをしているときに見ています。

画像も動画も投稿することが可能で、他の投稿の中に埋め込まれることからナチュラル広告としての役割を果たします。

広告色のない投稿として見てもらえることが多く、印象が良ければクリックしてもらえるチャンスが高くなるのが魅力です。

 

Instagram広告ではフィード広告が主流で、商品やサービスのプロモーションでは手堅い選択肢です。

素人が撮影した画像や動画を使用するときには馴染みが良く、効果が上がりやすい傾向があります。

 

ストーリーズ広告

ストーリーズ広告はInstagramのストーリーズで、ユーザーによるストーリーズの間に挟まれて配信される広告です。

ストーリーズは全画面で表示されるのが特徴で、画面いっぱいに画像や動画を表示して強い印象を与えられます。

ストーリーズは自動再生されるため、動画によるプロモーションに適しているInstagram広告です。

 

ストーリーズ広告はカルーセル広告にも対応しているのでユーザーを魅了する広告を使いたいときにも適しています。

ユーザーによるストーリーズの投稿は24時間だけですが、Instagram広告では配信期間を自由に設定できるのも特徴です。

動画の表示時間は最大15秒、画像の場合には最大5秒なので、短時間でインパクトを与えられるクリエイティブを作れるときにおすすめです。

 

リール広告

リール広告はInstagramのリールの間に配信されるのが特徴です。

全画面表示で動画を投稿できるのがリールで、広告では30秒まで配信できます。

リールはストーリーズとは異なり、動画限定の配信サービスです。

最長で90秒まで動画を投稿できるため、視聴するユーザーは比較的長い動画を視聴するのに慣れています。

リール広告は30秒くらいの長い動画を使って商品やサービスの魅力を説明したいときに適しているInstagram広告です。

 

リール広告は商品やサービスの販売だけでなく、認知度の拡大にも向いています。

Instagramの公式アカウントではフォロワーにしかリールが優先表示されません。

しかし、リール広告はフォロワー以外にも配信されるからです。

 

発見タブ広告

発見タブ広告はInstagramの虫眼鏡をタップしたときに表示される発見タブに広告を配信できるのが特徴です。

発見タブにはInstagramのユーザー属性や閲覧履歴、興味関心などに合わせてパーソナライズされたコンテンツが表示されます。

興味関心に関連する写真や動画を探したいユーザーが発見タブを見ているため、発見タブ広告を出すとフォロワー候補になるユーザーをターゲットにできるのが魅力です。

 

発見タブでは基本的に大きな話題になっている投稿がピックアップされています。

その投稿を見て画面をスクロールしたときに広告が表示されるため、高い確率で広告を見てもらうことが可能です。

投稿と親和性が高い広告が紐づけられる仕組みになっているので、投稿を見てより関心を持ったユーザーが広告をクリックしてくれる可能性が高くなります。

トレンドに合った商品の広告に向いているのが発見タブ広告です。

 

 

ブランドコンテンツ広告

ブランドコンテンツ広告はインフルエンサーなどの投稿したコンテンツを広告として配信する方法です。

広告を制作する必要はなく、ユーザーの投稿をそのまま広告として使うことができます。

クリエイターやインフルエンサーとのタイアップによってブランディングをしたいときにおすすめのInstagram広告です。

 

ブランドコンテンツ広告はフィードだけでなくストーリーズや発見タブにも配信できるので幅広く活用できます。

インフルエンサーのフォロワーをターゲットにして広告配信ができるので、ターゲッティング効果も拡散効果も高いのがブランドコンテンツ広告の魅力です。

 

ショップ広告

ショップ広告はショップタグに広告を配信できる仕組みになっています。

ショップタグでは商品を販売するのが目的の商品タグ付きの投稿が表示されます。

ショップ広告はその中に埋め込まれる形で配信されるのが特徴です。

Instagram広告を通して商品販売をしたいときに有効で、他の商品写真と調和する写真で広告を作成すると、広告感がないのでユーザーがタップしてくれるでしょう。

商品ページに直接誘導できるので、ECサイトを運営しているときには特におすすめのInstagram広告です。

 

Instagram広告の始め方の手順

出典：https://www.shutterstock.com

 

Instagram広告を出すためには事前にアカウントの作成と設置の準備をする必要があります。

既にアカウントがある場合にはスキップして、Instagram広告の出し方をご覧ください。

ここではInstagram広告を始めるために必要な準備をご紹介します。

 

1. Facebookのビジネスアカウントを用意

Instagram広告はFacebookと連携しているため、Facebookのアカウントを用意する必要があります。

通常のFacebookアカウントでもInstagram広告を出せますが、広告運用を考えるとFacebookビジネスマネージャーを使用するのがおすすめです。

 

Facebookビジネスマネージャーは公式サイトからアカウント作成を進められます。

「アカウント作成」を選択してビジネスの名前やメールアドレスの登録をおこない、メール認証をするだけで簡単にアカウント登録が可能です。

 

2. Instagramのプロアカウントの作成とFacebookとの連携

Instagram広告を利用するには、Instagramのアカウントをプロアカウントにしてする必要があります。

Instagramアカウントを作成した後、設定画面を開いて「アカウント」を選びます。

そして、「プロアカウントに切り替える」を選ぶと設定項目が表示されます。

活動内容のカテゴリとクリエイターかビジネスかを選択して、連絡先情報を確認しましょう。

 

また、Facebookの広告ページを作成してリンクさせることも必要です。

次のページに進んで「Facebookページをリンク」という欄にFacebookページを入力すればリンクできます。

まだFacebookページがない場合には「新しいFacebookページを作成」を選び、ページ名やカテゴリを入力するだけで簡単に作成可能です。

最後にプロフィールや他のアカウントなどの確認を終えると、Facebookと連携されたInstagramのプロアカウントになります。

 

3. Instagram広告のアカウントを作成

最後にInstagram広告で使用する広告アカウントを作成します。

今までFacebook広告を運用してきて広告アカウントがある場合は、そちらを流用することができます。

新規利用の場合やInstagram広告の支払い情報を他のFacebook広告と分けたい場合には、新規でアカウントを作成しましょう。

 

Instagram広告のアカウントを作成するにはFacebookビジネスマネージャーの画面右上にある「ビジネス設定」を選びます。

設定画面の左側のメニューから「広告アカウント」を選択して、「追加」から「広告アカウントを追加」を選びましょう。

アカウント名や支払い方法などの情報を入力すればアカウント作成は完了です。

 

Instagram広告の出し方の手順

出典：https://www.shutterstock.com

 

Instagram広告を出稿するためにアカウントを用意できたら、Instagram広告の出し方を手順に従って確認していきましょう。

ここではInstagram広告の出し方を順を追って解説します。

 

1. Instagram広告のキャンペーンを作成

Instagram広告を出稿するには、まずFacebookビジネスマネージャーを使ってキャンペーンを作成します。

管理画面の「＋作成」を選ぶと目的を選択するウィンドウが表示されます。

「認知」「検討」「コンバージョン」の3つに分類されていて、ブランドの認知度の向上やトラフィック、アプリのインストールや来店数の増加などから選択可能です。

 

目的設定はInstagram広告の表対効果に大きな影響があります。

Instagram広告の種類や掲載のあり方、課金方式などに関連しているからです。

特にInstagram広告のシステムに自動設定される部分は目的を反映したものになるので慎重に決めましょう。

 

2. 広告セットの目標の詳細設定

次に、Instagram広告の広告セットの目標の詳細設定をします。

選んだ目標によって設定できる項目には違いがありますが、トラフィックを選んだならトラフィックを増やしたい場所をウェブサイトやアプリなどから選択可能です。

コンバージョンを選ぶとコンバージョンイベントに関する詳細設定ができます。

自分が広告を出す目的にあわせて設定しましょう。

 

特にウェブサイトでのユーザーアクションをコンバージョンとして設定する場合には、Facebookピクセルの追加・確認が重要になります。

Facebookピクセルとはタグのことです。

広告リンクから遷移した先のサイトで希望するユーザーアクションに紐づけて設置しておけばコンバージョンが自動計測されるので、効果測定をしやすくなります。

コンバージョンイベントの種類を選択して、「ピクセルを追加・確認」を選べばタグを取得できます。

 

3. ターゲット（オーディエンス）の定義

Instagram広告の広告セットでは、オーディエンス＝ターゲットの設定ができます。

配信する地域の設定から始まり、年齢や性別、使用言語などを指定してターゲティングをすることが可能です。

また、利用者層、趣味、関心、行動などを候補リストやキーワードを使って詳しく指定することもできます。

除外条件を定めたり、カスタムオーディエンスを使ってリターゲティングをしたりすることも可能です。

 

Instagram広告ではつながりによるターゲティングもできるのが特徴です。

「いいね」などのアクションを起こしたユーザーに限定して配信するマーケティング戦略も取れるので、目的に応じて設定してみましょう。

ターゲットの定義をするときには画面に表示されているオーディエンスサイズやリーチ数、クリック数、コンバージョン数の推定値が参考になります。

 

4. 広告の配置場所の選択

Instagram広告では、広告の配置場所を自由に指定できます。

Facebookのアルゴリズムに任せて自動配置をしてもらう方法が推奨されていますが、手動配置にして希望する形で配置を編集することも可能です。

 

Facebook広告では、プラットフォームとしてInstagram以外にもFacebookとAudience Network、Messengerが標準で含まれていて、デバイスもパソコンとモバイルの両方です。

Instagram広告に限定したい、モバイルユーザーだけをターゲットにしたいというときには、手動で配置をするのが適切でしょう。

また、アセットカスタマイズも可能で、広告を表示させる場所を限定できます。

フィードのみに表示したいなどの希望がある場合には、詳しく設定しましょう。

 

5. 予算と配信スケジュールの決定

Instagram広告の運用では、予算と配信スケジュールの設定が必要です。

予算の設定は1日毎の予算と通算予算のどちらかを選択できます。配信スケジュールは開始日時が設定必須で、キャンペーンなどの場合には終了日を設定することも可能です。

配信する時間帯や曜日などの詳細設定もできるので、営業時間に合わせて問い合わせを受け付けたいような場合は、明確に設定するのが大切です。

 

6. 広告の作成

最後に、広告の作成と設定をすればInstagram広告を配信する準備は完了します。

広告の作成はアイデンティティの設定、広告形式の選択、メディアのアップロード、広告文の用意という4つのステップになっています。

 

アイデンティティの設定は、広告を掲載するときに表示されるアカウントのことです。

Instagram広告の作成に使用しているFacebookページとInstagramアカウントをプルダウンメニューから選択するだけで済みます。

 

広告形式は1つの動画や画像、カルーセル、スライドショーなどから選択が可能です。

広告フォーマットの中で広告キャンペーンに適したものが候補として表示されます。

モバイル向けのインスタントエクスペリエンスの追加もできるので、ランディングページ最適化（LOP）をする際には設定しておきましょう。

 

メディアは、選択した広告形式に応じてアップロード用のフォームが表示されます。

画像や動画などをアップロードしてプレビューで確認していく作業です。

 

広告文には、メインテキストと広告リンク先のURL、見出しとニューフィードリンクの説明文、CTAのためのアクション項目を設定可能です。

全てプレビューに反映されるのでユーザーを引き付けられるようにデザインしましょう。

 

7. 審査・配信開始

広告が完成したらFacebookによる審査がおこなわれます。

薬機法や景表法の違反や公序良俗に反する広告などを配信することを防ぎつつ、ユーザーエクスペリエンスを向上させるために実施されている審査です。

広告作成のときには規約を確認して違反している部分がないかどうかを詳しくチェックしましょう。

画像に文字が20％以上含まれていてはならない、120秒以上の動画は利用できないなどのルールがあるので注意が必要です。

 

審査が通ると配信スケジュールに合わせてInstagram広告の掲載が始まります。

配信開始後はInstagram広告にかかった費用や得られた成果について確認して効果の上がる運用をしていきましょう。

 

Instagram広告を出すのに必要なもの

Instagram広告を出すためには何が必要なのでしょうか。

出し方がわかっていても必要なものが揃わないと出稿できません。

アカウントの開設やキャンペーンの作成と並行して以下の準備を整えましょう。

 

画像や動画などのクリエイティブ

クリエイティブの作成はInstagram広告では欠かせません。

テキストだけでは広告を出せないので、広告出稿までに画像や動画を制作しておくことが必要です。

画像と動画を組み合わせることも、複数枚の画像を利用することも可能です。

活用目的に応じて広告の出し方を考え、必要なクリエイティブを制作しましょう。

 

広告の運用を始めてからもクリエイティブは改善が必要になることもあります。

必要なクリエイティブを揃えることだけでなく、今後の改善をスムーズに進められるような体制も整備するのが大切です。

社内にクリエイターを確保するのか、広告代理店や動画制作会社などと連携するのかを考えて準備を整えましょう。

 

広告予算

広告を出すには予算が必要です。

初期費用と出稿後の運用にかかる予算を確保してから出稿しましょう。

Instagram広告は広告出稿に際して初期手数料などはかかりません。

しかし、クリエイティブの制作を外注すれば費用負担があり、動画広告の制作では数十万円くらいかかるのが一般的です。

 

Instagram広告は1種類の広告を1日約100円から出すことが可能なので、運用の予算も少なくて良いと思いがちです。

しかし、予算上限を厳しく設定すると広告の表示回数やクリック数がすぐに上限に到達してしまい、掲載されなくなるリスクがあります。

入札単価も低くせざるを得ないため、そもそも広告がほとんど表示されないという可能性もゼロではありません。

 

必要な予算は広告目的、業種、競合やユーザーの動向によって異なります。少額から運用を始めて、効果測定をしながら予算を増やしていく戦略を取ることも可能です。

ただ、すぐに広告効果を出したいなら、ある程度まとまった広告予算を確保するのが重要になります。

 

失敗しないInstagram広告の出し方のポイント

出典：https://www.shutterstock.com

 

Instagram広告の出し方がわかっても、成果に繋がらなければ意味がありません。

失敗しないInstagram広告の出稿のポイントをご紹介します。

 

目標を明確化して広告の出し方を決める

Instagram広告を出す際には、目標を明確化しましょう。

Instagramはアクティブユーザー数が多く、特に若い世代にリーチしやすいことや、日々大量の画像や動画などが行き交っています。

そのためInstagram広告では、選択できる広告フォーマットや掲載場所が多く、クリエイティブも複数活用できるので、適した場所に広告を出すためには目標が明確である必要があります。

 

少なくとも、Facebookビジネスマネージャーでキャンペーンの作成をする際に、選択できる目的のどれに該当するかは明らかにしましょう。

その上で具体的に数値目標を設定してから出稿するのが大切です。

目標が明確になっていないと、広告費用がかさむだけになるリスクもあるので注意しましょう。

 

ビジュアルにこだわったクリエイティブを制作する（インスタ映え）

Instagram広告では、クリエイティブの制作に力を注ぐのが大切です。

Instagramの特性として、ビジュアル・見た目が魅力的であるものが注目を集めやすいでしょう。

同じ商品の写真でも美しくて目を引くように撮影されているかどうかで、訴求力に大きな差が生じるのが特徴です。

 

画像や動画は撮影したままの状態でアップロードする必要はありません。

適度な加工や編集を施し、より優れたビジュアルのクリエイティブに仕上げた方が広告効果も期待できます。

商品やサービスの魅力を引き出すための画像の組み合わせ方も考え、戦略的にクリエイティブを用意するのがInstagram広告では重要なポイントです。

 

広告効果の指標を定めておく

Instagram広告に限らず、Web広告では効果測定を経て改善するPDCAサイクルを回す準備を整えるのが肝心です。

Instagram広告は運用型広告で、ターゲットや予算、入札上限などを自由に設定することができます。

広告の出し方によって誰に表示されるか、どのくらい表示されるかも大きく変化するのが特徴です。

 

目的を果たさない広告表示はなくし、高い確率で目的につながるターゲットに表示されるようにするのが重要です。

広告効果を測定してターゲットの絞り込みや除外をしたり、予算や入札額を変えたりすることで費用対効果が上がります。

目的に合わせて広告効果の指標を定め、Instagram広告を出したらすぐに計測を始めましょう。

 

ハッシュタグを活用する

Instagram広告にはハッシュタグを使うのがおすすめです。

ハッシュタグはInstagramに投稿するときに使う「#」のことで、特定のキーワードに関連する投稿だと示すのに使います。

Instagramでは広告についてもハッシュタグを設定することが可能です。

 

ハッシュタグを活用すると特定のキーワードに関連することを知りたいと思っているユーザーをターゲットにできます。

ハッシュタグ検索はInstagramのユーザーがよく用いている検索方法なので、タグ付けされているとユーザーに表示されやすくなります。

検索結果に頻繁に広告が表示されれば認知向上につながるので、ハッシュタグの活用はInstagram広告では重要なポイントです。

 

Instagram広告に強い広告代理店に相談する

Instagram広告で失敗しない出し方をするには広告代理店に相談するのがおすすめです。

Instagram広告はビジュアル重視でユーザー層が若く、画像や動画のさまざまな組み合わせ方ができる魅力があります。

広告予算の自由度も高いことから、ノウハウがあれば費用対効果の高い運用をスムーズに実現可能です。

 

Instagramの特性を熟知していてInstagram広告の運用に強い広告代理店なら、自社で培ってきたノウハウを最大限に活用して、貴社の目的達成の近道になる広告戦略を提案してくれます。

Instagram広告に適したクリエイティブ制作まで対応してくれる広告代理店に代行を依頼すれば、さらなる成果も期待できます。

Instagram広告の出し方についての不安も解決できるので、まずは広告代理店に相談してみましょう。

 

Instagram広告の出稿で気になる疑問

Instagram広告のオーディエンス名とは？

Instagram広告のオーディエンス名はオーディエンスを管理するために付ける名前です。

Instagram広告ではオーディエンスの条件を設定して配信することができます。

条件を変えたオーディエンスをあらかじめ作成して登録しておくことにより、スムーズにターゲットを変えて広告を配信することが可能です。

コアオーディエンス、カスタムオーディエンス、類似オーディエンスなどによって設定してオーディエンス名を付けておくと使いやすくなります。

 

Instagram広告のインスタントエクスペリエンスとは？

Instagram広告のインスタントエクスペリエンスはスマートフォンなどのモバイルデバイスで広告がタップされたときに全画面表示される広告です。

以前はキャンバス広告と呼ばれていた広告で、モバイルデバイスユーザーに限定で配信する仕組みになっています。

インスタントエクスペリエンスでは画像、動画、カルーセル、コレクションを使用することができます。

フィードやストーリーズ、発見タブなどに配信することが可能で、さまざまなテンプレートを用いて制作できるのが特徴です。

 

Instagram広告の地域設定はどこまでできる？

Instagram広告の地域設定は郵便番号まで設定することが可能です。

国、都道府県、市区町村といった単位で地域を限定することもできますが、郵便番号指定もできるので「新宿区三丁目」、「横浜市青葉区あざみ野」といった形で細かく地域を指定して広告を配信できます。

ローカルビジネスをする上では重要な機能です。

店舗集客にInstagram広告を利用する際にも細かな地域ターゲッティングをすると費用対効果が上がります。

 

まとめ

Instagram広告を出すにはアカウントの作成とクリエイティブの制作を行い、広告予算を確保することが必要です。

キャンペーンの作成や広告セットの設定をするのは工数がかかりますが、複雑な部分は少ないので一度経験すると簡単にできるでしょう。

 

ただ、Instagram広告の出し方を把握できても、クリエイティブの制作や編集を含む広告運用は大変です。

費用対効果を上げて、Instagram広告を出した成果を十分に出すには時間も労力もかかります。

速やかに成果を導き出し、失敗しないInstagram広告の運用をするには、広告代理店の活用がおすすめです。

六次元はInstagram広告の運用に強い広告代理店ですので、ぜひ気軽にご相談ください。