成果報酬型広告のメリットは?広告代理店に依頼する意義も徹底紹介!

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成果報酬型広告は運用しやすい広告としてよく着目されています。ただ、アフィリエイト広告と何が違うのか、成果報酬型の広告代理店も同じなのかと疑問を抱く方も多いでしょう。この記事では成果報酬の仕組みについて詳しく説明します。アフィリエイト広告や広告代理店との関係も解説するのでぜひ参考にしてください。

成果報酬型広告とは

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成果報酬型広告とは、広告の費用が成果に応じて決まる仕組みの広告です。多様な課金体系の広告がある中でよく着目されているのが成果報酬型広告ですが、どのような特徴があるのでしょうか。まずは成果報酬型広告の概要をわかりやすく解説します。

 

成果報酬型広告の特徴

成果報酬型広告の特徴は成果に対して課金されることです。広告の課金形態にはクリック数で決まるCPC課金や視聴回数で決まるCPV課金などもあります。成果報酬型広告の場合には成果が出なければ費用がかからず、大きな成果が出たら支払額が比例して大きくなるのが基本です。

成果報酬型広告では成果に対する単価が定められているCPA課金で、自社の利益がどれだけ出ても関係なく成果数に比例した金額を支払う定額制の単価の課金システムのこともあります。しかし、利益に対する比率や目標の達成度に応じて報酬額が決まる仕組みのこともあるなど、成果報酬のあり方はさまざまです。

 

成果報酬型広告の成果の基準

成果報酬型広告は成果の基準の取り方も一様ではありません。広い意味で言えば広告をクリックさせるのも成果と言えます。ただ、この場合にはCPC課金と捉えるのが一般的で、成果報酬型広告の場合には商品の購入、会員登録やアプリダウンロード、資料請求や見積もりの申し込みなどが成果として定義されます。また、売上高や販売数、会員登録数などを指標にして目標を定め、達成度を成果の基準とするなど、多岐にわたる成果の定義が可能です。

成果の難易度高いときほど費用も高く設定します。売上になるユーザーアクションほど費用を高くするのが基本で、成果の単価は100円から数万円という幅があります。

 

成果報酬型広告とアフィリエイト広告の関係と違い

アフィリエイト広告は成果報酬型の料金体系になっています。成果報酬型広告とアフィリエイト広告との違いはよく疑問になる点ですが、アフィリエイト広告は成果報酬型広告の一種です。ほぼ同じ意味でアフィリエイト広告という言葉が使われることもありますが、狭義ではアフィリエイト広告はASPを利用して出す成果報酬型広告を指します。

成果報酬型広告には成果報酬型の手数料にしている広告代理店を利用する方法もあります。近年ではインフルエンサーを利用する成果報酬型広告も生まれてきました。今後も成果報酬型広告の種類が増えている可能性があるため、アフィリエイト広告は成果に応じて課金される広告の一つとして理解しておくのが賢明です。

 

成果報酬型広告の種類と仕組み

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成果報酬型広告はアフィリエイト広告に限らずにいろいろな方法で出稿できます。ここでは広告代理店に依頼する方法を含めて、代表的な成果報酬型広告の種類と仕組みを解説します。

 

ASPによるアフィリエイターの活用

ASP(Affiliate Service Provider、アフィリエイトサービスプロバイダ)に登録すると、アフィリエイターに成果報酬型広告を出すことができます。アフィリエイト広告として最もよくおこなわれている方法で、ASPは広告主とアフィリエイターを橋渡しする役割を果たしています。

ASPを利用するアフィリエイト広告では広告主がASPに登録して広告を出稿します。すると、そのASPに登録しているアフィリエイターが広告の募集を見て自分が取り扱える広告を見つけ出します。アフィリエイターはASPに申し込みを依頼して審査を受け、通過したら自身のブログやSNSアカウントなどを利用して広告を出すことが可能です。その広告を経由して成果につながった際に広告主はASPを通じてアフィリエイターに報酬を支払います。

 

インフルエンサーマーケティングの利用

インフルエンサーマーケティングを利用すると成果報酬型広告を出せます。SNSで影響力があるインフルエンサーに口コミを通して商品やサービスの宣伝をしてもらう方法はSNSマーケティングでよく用いられています。その報酬の仕組みとして、インフルエンサーが直接成果を出したときに支払う方法を選ぶことが可能です。

インフルエンサーマーケティングではフォロワー数に比例する報酬を支払う仕組みもあります。しかし、フォロワーが頭打ちになるとインフルエンサーはインセンティブがなくなり、宣伝をやめてしまうでしょう。しかし、成果報酬型ならインフルエンサーにとっては成果を出せば継続的な利益になります。そのため、成果報酬型広告を好むインフルエンサーも多くなっています。

 

成果報酬型の広告代理店による運用代行

広告代理店に広告運用を代行してもらうことで成果報酬型広告とすることも可能です。広告代理店に運用代行を依頼するときには手数料がかかりますが、料金体系には定額制、料率制、テーブル制などのさまざまな仕組みがあります。その一つとして成果報酬型を取り入れている広告代理店もあるのです。

成果報酬型の広告代理店ではアフィリエイト広告を利用することもありますが、通常はリスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告などのインターネット広告を利用します。広告運用による目標を設定して運用を代行してもらい、成果に応じた報酬を支払うのが基本的な仕組みです。最低料金や基本料金が設けられていることもあるものの、代理店によっては成果がゼロなら報酬の支払いもなしとなる場合もあります。

 

成果報酬型広告を利用するメリット

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成果報酬型広告を選ぶとどのようなメリットがあるのでしょうか。成果報酬型広告が注目されてきたのには理由があるので魅力を確認しておきましょう。

 

成果に比例した広告費になる

成果報酬型広告は広告費が成果に比例するので、利益を着実に上げられるのがメリットです。一般的に成果は売上につながるように設定します。その売り上げの一部を広告費で支払う仕組みになるため、支払いに困ることはあまりありません。広告費がかさんだときには、その分だけ大きな収入が入ります。無駄な費用もかからないので低リスクでありながら、成果次第では大きな利益も見込めるのがメリットです。

 

認知拡大をしやすい

成果報酬型広告は認知拡大に効果があるのがメリットです。アフィリエイト広告を出すとアフィリエイターがブログなどで紹介し、インフルエンサーに依頼するとSNSで話題にします。アフィリエイターもインフルエンサーが個々のアプローチでユーザーをコンバージョンに向かわせる努力をするので、広い範囲で広告を目にしてもらえます。成果が上がらなかったとしても多くの潜在顧客に認知してもらえるのが成果報酬型広告の特徴です。

また、広告代理店に依頼した場合には複数の広告媒体を利用し、異なる種類の広告を使って成果を目指してくれます。GoogleとYahoo!の両方でリスティング広告を出したり、主要なSNSに網羅的に出稿したりする場合も少なくありません。依頼先の広告代理店によってアプローチは異なりますが、幅広いユーザー層に認知してもらえる機会が生まれまるのは確かです。

 

新しい広告チャネルで迅速に効果を上げられる

成果報酬型広告ではブログやSNSを利用できるだけでなく、広告代理店を使えば事実上あらゆる各種広告媒体に出稿できます。自社の商品やサービスに合う新しい広告チャネルを導入しやすいのが魅力です。さらにブログ広告ならアフィリエイター、SNSならインフルエンサー、各種広告なら広告代理店というプロが広告を担当します。経験や知識が豊富なプロが成果を追求して広告をおこなうため、迅速に効果が上がるのが成果報酬型広告のメリットです。

 

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成果報酬型広告には他の課金形態の広告と比べるとデメリットもあります。成果報酬型広告を利用すると何が問題になる可能性があるのかを紹介するので念頭に置いておきましょう。

 

広告効果が上がるのに時間がかかる

成果報酬型広告は効果が出るまでに時間がかかるケースが多いのがデメリットです。アフィリエイト広告のときに特に切実な問題で、アフィリエイターによる記事作成に時間がかかり、さらに集客のための施策を講じてアクセス数が増えるまでに何か月もかかる場合もあります。その後でようやく成果が見られるようになるため、中長期的な視野で広告を出すことになります。

 

ブランドイメージが低下するリスクがある

成果報酬型広告はブランドイメージの低下につながるリスクがあるのがデメリットです。アフィリエイターやインフルエンサーは利益を得られそうなら依頼を受けて広告を出します。そして、成果を出すためには手段を選ばないこともあるので注意が必要です。特にアフィリエイターは利益のためにアフィリエイトに取り組んでいるため、ブランドイメージを気にすることなくコンバージョンを増やす戦略を考えるケースが少なくありません。

インフルエンサーの場合には商品やサービスについての理解ができていないとブランドイメージから外れた口コミを拡散させる可能性があります。また、ユーザーがインフルエンサーに抱いているイメージとブランドイメージの間にミスマッチがあると、ユーザーのブランドイメージがインフルエンサー側に流されるリスクがあるのが問題です。

 

手数料を負担する場合がある

成果報酬型広告は完全に成果と報酬が比例しているとは限りません。アフィリエイト広告ではASPの登録に初期費用が必要で、月額手数料の負担も求められます。インフルエンサーマーケティングでも初期手数料の支払いが必要になることがあります。成果報酬型の広告代理店でも最低手数料がある、成果報酬とは別に費用が設定されているといったケースも少なくありません。成果がゼロでも手数料を負担する場合があるので注意が必要です。

 

成果報酬型の広告代理店の選び方

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成果報酬型で広告を運用していきたいときには広告代理店を利用するのがおすすめです。アフィリエイト広告やインフルエンサーマーケティングも魅力がありますが、ブランドイメージを損なうリスクなどのデメリットを考慮すると、信頼できる広告代理店を選ぶのが安心だからです。ここでは成果報酬型の広告代理店を利用する際に知っておき選び方のチェックポイントを紹介します。

 

目的に応じた広告効果が上がりやすいか

広告を出稿する目的に応じて広告効果が上がりやすい広告代理店を選ぶのが重要なポイントです。商品の購入や問い合わせの獲得など、広告によって目指す成果には違いがあります。その目的に合った広告施策を選んで進められる代理店を選ぶことが重要です。ターゲットによってどの広告媒体に出稿すると効果が上がりやすいかも異なります。商材や業界との相性も考慮して代理店を選びましょう。

 

広告の予算管理をしやすいか

料金体系を確認して予算管理をしやすい広告代理店を選ぶのが大切です。成果報酬型の広告代理店では売上や利益の何パーセント、問い合わせ1件あたりいくら、目標数値の達成率に応じていくらなどといったといった形で報酬額を決めます。成果が上がると報酬額が大きくなり、想定以上の支払いが発生することもないわけではありません。

特に問い合わせや会員登録などを成果としている場合には広告費の支払いのタイミングと、成果によって売上が出るタイミングにずれが生じます。支払いが困難になるリスクもあるので、支払いの上限を設定できるなど、予算管理をしやすい代理店を選ぶのが重要です。

 

成果報酬型含めて広告チャネルが広いか

成果報酬型の広告代理店は広告チャネルの広さを重視すると成功しやすくなります。成果報酬型のアフィリエイト広告だけでなく、リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告などのさまざまな広告を運用できる広告代理店は成果が上がりやすいのが魅力です。広告の目的や求める成果、取り扱う商品やサービスの特性に応じて、広告効果が上がりやすいチャネルを選んで出稿できるからです。

単価の高い商材ではアフィリエイト広告やインフルエンサーマーケティングによる成果報酬型広告が効果的です。しかし、単価が低いと費用負担が大きく、売れても利益が少ないという問題が生じるリスクがあります。多様な広告チャネルがあれば目的に応じた依頼もしやすく、販売促進だけでなく認知拡大などでも成果が上がりやすくなります。

 

成果報酬型の広告代理店を選ぶときの注意点

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成果報酬型の広告代理店を利用するときには注意点もあります。ここでは広告代理店を選ぶ際に失敗しないための注意点を説明するので、よく確認してから依頼をしましょう。

 

自社の求める成果について実績があるか

代理店によって成果にばらつきが出る点には留意が必要です。自社の求める成果を出すためのノウハウがある広告代理店を選ぶのが重要になります。認知拡大を目的としているときにリスティング広告しか運用できないのでは成果が上がりにくいでしょう。ディスプレイ広告やSNS広告に強みを持っている広告代理店の方が大きな期待を持てます。

逆に売り上げ増加を期待しているのにリスティング広告やアフィリエイト広告の経験が浅いと成果が上がりません。希望の成果について確かな実績があることを重視して選ぶと大きな失敗がありません。経験が豊富で実績もある広告代理店なら広告の効果が出るまでの時間も短くて済むと期待できます。

 

予算の相談ができるか

成果報酬型の広告代理店に依頼すると成果が上がり過ぎたときに支払いが困難になるリスクがあります。予算を細かく相談できるかどうかは広告代理店選びの重要なポイントです。成果を増やせば、結果に比例して収入になるのなら大勢のスタッフをつぎ込んで利益を上げようと考えてくれるでしょう。しかし、予算には限界があることも多いので、相談して調整できるのが理想的です。

目標の成果や支払える月額費用に基づいて、広告運用の業務範囲やスタッフ数などを調整してもらえる広告代理店を選びましょう。予算などの制限の範囲内で最大限の貢献をしてくれる広告代理店は魅力的なビジネスパートナーになります。

 

自社にノウハウが入ってくるか

広告代理店に広告運用を依頼したときにはノウハウが自社に入ってくることを重視しましょう。成果報酬型の広告代理店では成果を出すノウハウが自社にとっての価値なので、あまり外に出そうとはしないのが一般的です。ただ、クライアントとの関係を考えてノウハウの提供機会を設けている広告代理店もあります。

定期的なミーティングを実施して情報共有をおこない、今後の方針について議論できる機会があればノウハウは自然に入ってきます。自社の人材を育てるための教育研修に対応していると、自社の具体的な事例に基づくケーススタディをしてくれるでしょう。このようなサービスが充実している広告代理店なら自社の成長も促すことができ、広告運用の効率も上がります。

 

まとめ

成果報酬型広告は成果に応じた報酬を支払う仕組みで、アフィリエイト広告だけでなくインフルエンサーマーケティングや広告代理店も選択肢にできます。成果を出して利益を出すことを依頼先が重視するため、広範囲にアプローチしやすいのが成果報酬型広告の魅力です。成果がなければ報酬の支払いはなく、成果が大きいときには売上が上がりやすいので報酬が高くなっても支払いに困ることがあまりないのもメリットです。

ただ、アフィリエイターやインフルエンサーを利用する方法は広告方法やイメージのミスマッチによるブランドイメージへの悪影響が起こることがあります。成果報酬型で広告を運用したいときには広告代理店を利用するのが信頼性の高い方法です。自社の求める成果の期待に応えてくれる成果報酬型の広告代理店を探して依頼しましょう。六次元ではクライアント様のご希望に応じて成果報酬型の広告運用もしていますのでぜひご相談ください。

 

宮本 育夢
ライター 河野 拓馬 営業 / ウェブマーケター
六次元の福岡オフィスメンバーとして2022年入社。動画コンテンツを駆使する新世代のマーケター。
ウェブサイト制作をはじめとしたディレクションやマーケティングも行う。動画クリエイター兼営業マンで、六次元では異端。
趣味はテニスとサウナ。パントマイムが得意。好きな食べ物はきな粉。飼っているドジョウの名前はチョロ蔵。

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