YahooショッピングやPayPayモールでは出店しても売れないというトラブルがしばしばあります。本…
Read moreAmazonで商品を売るコツは?出店の準備と出店後の対策をご紹介!
目次
Amazonに出店して商品を売れるようにするにはどうしたらよいのでしょうか? 本記事ではAmazonで売り上げを伸ばすコツをご紹介します。これからAmazon出店する方も、既に出店している方も売れる仕組みを作れるので、ぜひ最後までご覧ください。
Amazon出店のメリット
Amazonに出店するメリットはそもそも何なのでしょうか。日本や世界をマーケットにできるECモールはAmazon以外にもあります。Amazonを選んで出店するメリットをまずは確認しておきましょう。
Amazonの広いユーザー層を狙える
Amazon出店をするメリットはAmazonを利用して商品を購入している広いユーザー層を狙えることです。Amazonは楽天市場やYahoo!Japanを凌駕する利用者数を誇っています。2020年にニールセンデジタル株式会社によっておこなわれた市場調査では、Amazonには5,253万人もの日本人ユーザーがいます。人口の4割ほどをカバーする魅力的なECモールなので、Amazonに出店すれば売れる可能性が高くなるでしょう。
参考:https://www.netratings.co.jp/news_release/2020/07/Newsrelease20200707.html
出店コストが比較的低い
Amazonは出店コストが比較的低いのがメリットです。Amazonでは49点以下の商品を販売できる小口出品と、多数の商品の販売に対応している大口出品を選べます。小口出品では月額料金が無料で、成約料として商品1点の販売につき100円の料金を支払えば良いだけです。大口出品では月額4,900円で利用可能で、成約料はかかりません。楽天市場ではスタンダードプランを選ぶと月額50,000円の費用がかかるので、Amazonの出店コストが低いのは明らかでしょう。
店舗ページの制作・運用がいらない
Amazonでは出品型のECサービスなので、出店型のECモールと違って店舗ページを制作する必要がありません。店舗ページを制作するだけでも大きなコストになりますが、運用して集客しようとすると継続的な負担になります。Amazonは店舗ページが不要なので、始めやすく恵贈しやすいのがメリットです。
1商品から出店できる
Amazonは商品数にかかわらずに出店できるのがメリットです。店舗ページを用意する必要がある場合には商品数が少ないとユーザーに不信感を持たれるリスクがあります。しかし、Amazonでは商品単位での出品が可能なので、商品数が少なくても気軽に出店できます。
資金回転スピードを上げられる
Amazonは資金回転が速いのがメリットです。日本に基盤があるECモールでは、売上金を月末締めで翌月末で入金するのが一般的になっています。しかし、Amazonでは最短1日、標準設定では14日ごとに売上金の一部を入金してもらうことが可能です。引当金を確保しなければならないので売上金の全額は手に入りませんが、資金繰りを改善するのに有効なサービスです。
FBAを利用して配送できる
AmazonではFBAを利用できるのが魅力です。FBAとはFullfilment by Amazonの略称で、Amazonによる配送を任せられるサービスです。手数料を支払うだけで在庫の保管と配送の手配をすべてAmazonに任せられます。業務負担の軽減になるだけでなく、受注後の発想を実質的に自動化できる点でユーザー満足度も向上させられるのがメリットです。
Amazon出店のデメリット
Amazonに出店するのはデメリットもあります。他のECモールの方が良い場合もあるので、何がAmazonに出店する問題なのかを詳しく確認しておきましょう。
出品型で商品の売り込みが難しい
Amazonは出品型なので商品の売り込みをするのが難しいのがデメリットです。自社オリジナルの製品であれば独自ページによって売り込むことが可能ですが、流通商品の場合には自社の商品ページで魅力をアピールすることはできません。あくまでAmazonの舞台の上で商品を宣伝・販売できるだけで、マーケティングをしにくいのが注意点です。
販売価格の競争が厳しい
Amazonでは販売価格の競争が熾烈になっています。簡単に出店できることに加えて、Amazonでは価格が最安値でないと買ってもらえるチャンスがあまりありません。人気のある流通商品の場合には、1円を競うようにして価格競争が起こることもあるので注意しましょう。
リピーター獲得が難しい
Amazonに出店してもリピーターを獲得するのは容易ではありません。店舗ページがないので自社の売り込みをすることが難しいからです。また、ユーザーも販売者ではなく商品に興味を持っているため、購入してくれたユーザーも自社名を覚えてくれる可能性が高くありません。リピーター獲得をするには商品にメッセージを同梱するなどの工夫をするのがコツです。ユーザー層に合わせて何を同梱するかを考えることがリピーターを増やすには欠かせません。
販売手数料が高い
販売手数料の高さはAmazonの大きなデメリットでしょう。Amazonは出店のハードルが低い代わりに、販売したときにかかる手数料が8~15%という高い水準になっています。楽天市場ではスタンダードプランなら月間売上高の2.0~4.5%が販売手数料なので、4倍くらいの差があります。販売手数料が高いことに留意した上で、価格競争で勝たなければならないのがAmazonに出店する上で注意が必要な点です。
Amazonの出店方法
Amazonは出店の手続きが簡単なのが魅力です。これからAmazonに出店したいと考えている人のために、具体的な手続きをまとめたのでご活用ください。
Amazon出品アカウントの取得
Amazonに出店するにはAmazon出品アカウントを作成する必要があります。Amazon出品サービスのページからアカウントの登録をしましょう。Amazon出品アカウントの登録にはメールアドレス、電話番号に加えて、以下の4点が必要になります。
・政府発行の本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)
・銀行口座情報
・請求可能なクレジットカード情報
・納税情報(確定申告書など)
登録の申請をしたら3営業日程度で審査結果が通知されます。
セラーセントラルで基本情報登録
Amazon出品アカウントができたら情報登録をします。Amazonのセラーセントラルにログインして、以下の情報を入力して基本情報を登録しましょう。
・特定商取引法に基づく表示(社名、住所、電話番号など)
・支払情報
・配送・返品の設定(代金引換の可否、FBAの利用など)
・許認可情報(古物商許可や医薬品販売業許可など)
商品登録
セラーセントラルで商品登録をすれば販売を開始できます。流通商品であればJANコードや型番で登録が可能です。オリジナル商品については商品名や説明文、商品画像や検索語句などを添えてAmazonに申請する必要があります。また、商品詳細ページを作成することで商品の仕様やバリエーションなどについての情報を伝えられるようになります。
注文の受注対応と発送
以上の手続きで商品の販売を始められます。Amazonのユーザーから注文があったら自己配送またはFBAによって受注に対応します。自己配送の場合には注文メールが届くので、注文内容を確認して商品を発送し、出荷通知を送ることが必要です。一方、FBAの場合には注文を受注した後の対応は不要で、発送の手続きも出荷通知もAmazonがすべて代行してくれます。
Amazonに出店して売り上げを伸ばすコツ
出典:https://www.shutterstock.com
Amazonはアカウント登録もしやすく、出品費用も安く、市場も広い魅力的なECモールです。ただ、Amazonに出店する競合も多いため、商品を出品して売るにはコツが必要です。大きく分けて以下の2つのポイントを押さえて対策することをおすすめします。
・Amazonに出店する前から準備をする
・Amazonに出店してから改善の対策を続ける
「Amazonの出店前から準備を始め、出店後も改善を図っていく」ということが重要です。とてもシンプルに感じるかもしれませんが、それぞれの段階でうまく売り上げにつながるコツが違うので注意しましょう。ここからは出店の事前準備と出店後の改善方法についてご紹介します。
Amazonに出店する事前準備 5つのコツ
Amazonの出店準備をする段階で、商品を売れるようにするコツは5つあります。以下のポイントを押さえて事前準備をしておくと売上アップが期待できるでしょう。
・売れ筋商品を選定する
・顧客獲得の流れを設計する
・配送方法を検討する
・競合との競争意識を持つ
・検索エンジン対策をする
Amazonに出店して商品の販売に成功するにはどれも欠かせないポイントです。ここではそれぞれの項目について具体的な準備方法を解説します。
Amazonのランキングを分析して売れる商品を選ぶ
売れる商品の選定をすることはAmazonで成功するコツです。Amazonでは売れ筋商品をランキングで確認できるので、タイムリーに売れている商品を選んで仕入れましょう。トレンドもチェックして必要在庫数を見積もるのも大切です。AmazonのランキングだけでなくSNSやブログなどの情報や、他のECモールでの動向も調査すると売れる商品を選び出しやすくなります。
顧客獲得の舞台をカートボックスと出品一覧画面のどちらにするかを決める
Amazonに出店するときには顧客獲得の流れを考えて設計するのがコツです。Amazonではカートボックスを獲得するか、出品一覧画面で上位を目指すのが一般的です。カートボックスでは出品の実績があり、大口出品プランで登録していることなどの要件がたくさんあります。競合との競争も厳しいので、カートボックスを獲得できそうもないときには出品画面一覧で上位を目指す方針を取りましょう。
FBAを利用するか自己配送でマケプレプライムを使うかを決める
商品の配送方法としてFBAか自己配送かを決めて対策を立てるのも売れるようにするコツです。FBAにするとAmazonが配送する旨が商品ページに明記されるため、ユーザーが安心して注文してくれます。Amazonプライム対象商品にもなるので顧客獲得をしやすいのが魅力です。
ただ、FBAの条件を満たせない場合には自己配送にせざるを得ません。自己配送の場合にはマケプレプライムの認証を受けるとユーザーから信頼されます。マケプレプライムもお急ぎ便への対応などの対応が必要ですが、売れるようにするには重要なポイントなので認証を受けておきましょう。
競合調査を実施する
競合調査はAmazonに出店するときには欠かせません。1商品1ページを原則としているのがAmazonの特徴で、競合に負けたらほとんど購入してもらえない可能性があるからです。出店の事前準備としておこなう競合調査では、圧倒的な競合がいないことをチェックし、最安値での販売で勝負できるかを見極めることです。大手で価格も安い競合がいるとなかなか売れないので、他の商品を出品するなどの別の戦略を考える必要があります。
SEO対策をした商品コンテンツにする
Amazonへのユーザーの流入はAmazonのサイト内検索だけではありません。GoogleやYahooなどの検索エンジンからの流入が多いので、商品コンテンツにSEO対策をして準備しましょう。キーワードを重視して商品タイトルや商品説明に適度に盛り込みましょう。商品コンテンツは商品の魅力やメリットを伝える内容にするのも重要なので、総合的な仕上がりを意識して作り込むのが成功の鍵です。
Amazonに出店した後の改善 5つコツ
出典:https://www.shutterstock.com
Amazonの出店後には売上を伸ばすための継続的な対策をする必要があります。ポイントとしては以下の5つが挙げられます。
・商品の価格更新をする
・SEO対策を徹底する
・オリジナル商品を開発する
・競合調査を継続する
・広告を活用する
出店の事前準備だけではAmazonでずっと売り上げを維持向上させることはできません。重要な改善のコツを押さえて、売れる状況を築き上げていきましょう。
頻繁に価格を更新して出品一覧画面で優位になる
商品価格の更新は2つの観点から売り上げを伸ばすのに効果的です。まず、価格更新をすると出品一覧画面で上位表示されやすくなります。出品一覧画面では直近に最安値にした商品が最上位に表示されます。頻繁に価格を更新して常に最安値を保つことで販売機会を増やすことが可能です。
また、商品相場が上がったときには価格改定によって高値で販売できる可能性があります。利幅を広げて収益を上げるには適正価格を維持するのがポイントです。定期的に価格を更新して売れる水準を維持しましょう。
SEO対策の効果測定と改善を図る
SEO対策は中長期的に売り上げを伸ばす方法なので、効果測定をして改善していきましょう。Googleなどの検索エンジンから商品ページへのアクセスの状況を確認して、狙ったキーワードの良し悪しを検討するのが基本になります。ユーザーの検索意図を考慮してロングテールキーワードを盛り込むなどの工夫をしたり、ABテストによってキーワードの比較をしたりするのが改善の一般的なアプローチです。
▼ECサイトのSEO対策ついての記事をチェック
https://rokujigen.co.jp/6plus/1746/
オリジナル商品を増やしていく
Amazonではオリジナル商品を開発して出品することで、型番商品を売るのとは違うメリットが生まれます。会社名やブランド名などの知名度を向上させて、ユーザーからの信頼を得られるのがオリジナル商品を増やす魅力です。オリジナル商品は競合がいないので、ユーザーは商品ページや出品者情報を見てもらいやすくなっています。オリジナル商品が売れ筋になれば独壇場になるメリットもあるので、可能な限り開発を進めると良いでしょう。
定期的な競合調査をして差別化戦略を練る
競合調査はAmazonに出店後も継続して、競合の動向に合わせた対策を講じると良いでしょう。競合調査は他社もおこなっているため、価格改定をしたり、商品ページの改善をしたりするといった対策をしてきます。競合商品がランキング上位になったときには差別化をして顧客獲得を目指すのが重要です。定期的に競合調査をして差別化戦略を立てていくと、Amazonで売り上げを維持向上させられます。
Amazonの広告を活用してプロモーションする
Amazonではスポンサープロダクト広告、スポンサーブランド広告、スポンサーディスプレイ広告を出稿できます。ブランドも個々の商品もプロモーションできる点で優れています。オリジナル商品のプロモーションやブランドの売り込みをして売り上げを伸ばすのに効果があります。商品の性質に合わせて広告を出すかどうかを考えるのがコツで、売れるきっかけを作ればトレンド商品になる期待が大きい商品では広告を出すのがおすすめです。
まとめ
Amazonで売れるようにするには出店する前の事前準備と、出店した後の改善対策を両方ともおこなうのがコツです。商品の選定から始まり、商品コンテンツの作り込みやSEO対策、広告作成などの幅広い対策が必要になります。本記事を参考に、出店準備や改善を行い、売上アップを目指しましょう!
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