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楽天RPP広告とは?楽天市場で運用するコツを紹介!

公開日

楽天RPP広告とは楽天市場に出店したときに利用できる広告サービスで、ユーザーの検索結果の上位に表示されます。楽天市場でユーザーに商品を見つけてもらうのに有効な広告とされています。この記事では楽天RPP広告の特徴と運用方法についてご紹介します。

楽天RPP広告とは

出典:https://www.shutterstock.com

 

楽天RPP広告とは楽天市場に出店したときに利用できる広告サービスで、「Rakuten Promotion Platform」の略称です。楽天市場の店舗運営システム「RMS」を利用して広告キャンペーンを作成すれば広告を出稿できます。楽天市場でユーザーに商品を見つけてもらうのに有効な広告です。

 

楽天RPP広告は検索連動型広告

RPP広告は楽天市場でユーザーが検索したときに表示される検索連動型広告です。商品に関連するキーワードを設定すると、そのキーワードで検索したユーザーに「PR」とついた商品広告が表示されます。キーワードは任意で決めることが可能で、システムに登録したキーワードから選定して設定する仕組みになっています。

 

楽天RPP広告の配信場所

RPP広告はユーザーの検索結果の上位に表示されます。パソコンの場合には3つ、スマートフォンの場合には5つの広告枠が用意されています。関連するキーワードで複数のRPP広告が出稿されている場合には、入札単価や関連度の大きさなどに応じて表示順位が変わります。限られた広告枠の獲得を競い合う仕組みになっているのが特徴です。

 

楽天RPP広告の特徴

出典:https://www.shutterstock.com

 

RPP広告は楽天市場で集客したり、売上を伸ばしたり、商品の知名度を上げたりする目的で使いやすい広告です。具体的な特徴をここで簡単に確認しておきましょう。

 

全商品が一括して広告対象になる

RPP広告はキャンペーンを作成すると全商品が一括して広告対象になるのが特徴です。商品ごとに個別に審査を受けて出稿する必要はありません。商品や説明文の審査は商品登録の時点で済ませているので、すぐに全商品の広告を出し始められます。

 

商品広告を作成する必要がない

RPP広告を出稿するときにはあらためて商品広告を作成する必要がありません。RPP広告は通常表示される商品情報を広告枠に掲載してもらえるサービスだからです。広告を用意する手間がかからないので気軽に利用できます。

 

CPC課金で露出の機会を増やせる

RPP広告はCPC単価の運用型広告です。広告がクリックされるごとに費用が発生しますが、クリックされなければ費用がかかりません。検索結果の上位枠に表示されるので、ユーザーに商品が露出する機会を増やせます。また、クリックされたら売上になるチャンスを獲得できるため、費用対効果を上げやすい広告です。

 

特定の商品を除外できる

全商品ではなく一部の商品の広告を出したいときもあるでしょう。RPP広告では商品の除外設定ができます。除外商品にすると関連キーワードで検索されても広告枠に表示されません。上位表示された商品はうっかりクリックされたり、試しに見てみようというくらいの気持ちでクリックされたりすることもあるので、販促をしたい商品を絞り込むと余計な費用がかからずに済みます。

 

キーワードとクリック単価を商品ごとに決められる

RPP広告では商品ごとにキーワードとクリック単価を設定できるのが特徴です。商品の特性やターゲットに合わせて適切なキーワードを選定し、競合との兼ね合いや予算を考慮してクリック単価を決めると費用対効果を上げられます。

 

少額の広告予算でも利用できる

RPP広告は広告予算をあまり確保できないときでも利用しやすいサービスです。月予算を設定する仕組みになっていて、予算に達したら広告が配信されなくなります。月予算は5,000円から設定できるので、少額の広告予算で運用を開始できます。RPP広告ではクリック単価の最低ラインが10円です。月予算が5,000円でも500回クリックされるまで広告表示が継続されます。

 

パフォーマンスレポートで状況を分析できる

広告の配信結果はパフォーマンスレポートで確認できます。RMSから商品、キーワードなどで絞り込みをしてさまざまな指標をまとめてダウンロードできるのがパフォーマンスレポートの特徴です。クリック数やCPC、CTRやCVR、ROASや実績額などの指標を選択できます。新規顧客・既存顧客による違い、クリック後のコンバージョン計測時間の比較などもできるので、広告運用で重要なインサイトを手に入れられます。

 

楽天RPP広告の運用のコツ

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RPP広告の費用対効果を上げるには運用が必要です。RPP広告を効率的に運用するコツを紹介するので、広告を出稿する際にはぜひ取り組んでみてください。

 

R-Karteを利用して改善点を探る

RPP広告を運用する際にはRMSで利用できるR-Karteを活用するのがコツです。R-Karteは出店者が無料で利用できるデータ分析ツールで、店舗の状況を多角的に確認できます。アクセス人数、転換率、客単価といった売上にかかわる基本指標だけでなく、新規・リピートの購入状況なども視覚的にわかりやすく表示できるのが特徴です。

 

R-Karteで楽天サーチ流入改善の機能を使うとRPP広告の改善点を探るのが容易です。楽天サーチ流入改善では商品別検索キーワードや関連キーワード、ユーザートレンドをリスト表示できます。適切なキーワード設定をすると購買意欲のあるユーザーをターゲットにできるのでクリック数もCVRも向上させられます。キーワード選定には競合調査も重要ですが、R-Karteでまずは自社を知ることから始めるのがおすすめです。

 

楽天サーチ流入改善では商品別特典設定についても詳細表示できます。ポイント倍率を変更したり、送料無料にしたり、あす楽対応をしたりするとユーザーにとって魅力が大きくなります。送料無料やあす楽対応は検索で絞り込み条件に入れられることもある項目です。広告にも明記される3項目なので特典設定をする必要性をR-Karteで検討しましょう。

 

商品ごとに分析をして詳細な設定をする

RPP広告では店舗に登録している商品を個別に分析して設定するのがパフォーマンスを上げるコツです。R-Karteでは商品ごとにユーザー属性や新規・リピート分布、レビューの評価分布などを分析できます。ユーザー属性では性別や地域がわかるので、メンズやレディース、東京や北海道などといったキーワードを取り入れてターゲットを絞り込む戦略を立てられます。

 

商品分析をすると商品ごとのアクセス数や転換率などを表示可能です。オーガニック検索での流入が多い商品や、転換率が低い商品は除外商品に設定すると広告費の節約ができます。このように商品ごとの分析と商品間の分析を組み合わせて詳細な設定をすることでRPP広告の費用対効果を最大化できます。

 

楽天スーパーセールなどのイベント時に設定を変更する

RPP広告を出稿するときには楽天のイベントを考慮するのが大切です。例えば、楽天スーパーセールが開催される月にはユーザーの購買行動が活発になります。他の月よりも予算を増やしたり、CPC単価を上げて広告を表示されやすくしたりする施策を取ると売上を伸ばすチャンスを獲得できます。イベント時にポイント倍率を上げる、送料無料にするといった対応をすればさらにCVRを向上させることが可能です。

 

まとめ

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RPP広告は楽天市場で利用できる検索連動型広告です。商品ページへのアクセスの獲得を通して売上を伸ばせるだけでなく、商品の露出機会を増やして知名度を上げるのにも貢献する魅力的な広告サービスです。少額の広告予算から始められるので、楽天市場で実績を伸ばすためにRPP広告を活用していきましょう。

 

ただ、RPP広告は運用によって費用対効果を上げる努力を続けることが不可欠です。パフォーマンスレポートとR-Karteを使えば状況を分析して改善点を見出せますが、競合との競争にも打ち勝つには競合調査や差別化戦略も必要になります。日々の取り組みが必要になるので内製化するのが難しい場合も多いでしょう。

 

六次元ではRPP広告の運用代行を承っています。商品の特性や業界の動向、ユーザートレンドに基づいて、予算に応じた最善の運用を実現できるように対応しています。RPP広告を活用したいと思ったときにはぜひ弊社にご相談ください。

 

宮本 育夢
ライター 河野 拓馬 営業 / ウェブマーケター
六次元の福岡オフィスメンバーとして2022年入社。動画コンテンツを駆使する新世代のマーケター。
ウェブサイト制作をはじめとしたディレクションやマーケティングも行う。動画クリエイター兼営業マンで、六次元では異端。
趣味はテニスとサウナ。パントマイムが得意。好きな食べ物はきな粉。飼っているドジョウの名前はチョロ蔵。

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