SNS広告の費用のポイントは?媒体による相場もご紹介!

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SNS広告を出稿するときにはどんな費用がかかるのでしょうか。広告を出すSNSの媒体によって費用体系や相場に違いがあるなら、どこに広告を出すかを比較検討したいと考えている方もいるでしょう。この記事ではSNS広告の費用について重要なポイントをまとめました。SNSの媒体による広告費用の違いもご紹介します。

SNS広告の出稿にかかる費用のポイント

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SNS広告の出稿費用はどのような特徴があるのでしょうか。まずはSNS広告に共通する費用のポイントや、媒体ごとの費用体系の違いについて確認しておきましょう。

 

SNS広告の費用には一般的に固定費がない

SNS広告は広告枠を買い取って広告を掲載する仕組みではありません。SNS広告はユーザーに合わせて選定された広告が、フィードなどの同じ広告枠に表示されるのが特徴です。そのため、SNS広告の費用は固定費がない場合がほとんどです。

 

SNSのユーザーのアクションによって費用が発生する

SNS広告はユーザーに表示されたときに、ユーザーが何らかのアクションを取ると費用が発生するのが特徴です。ユーザーに対して広告が表示されたり、ユーザーが広告をクリックしたりすると、その回数に応じた費用が発生します。一定の期間ごとにいくらまで広告費をかけられるかに応じて予算上限を設けることも可能です。1回のユーザーアクションに対する単価も上限を決められるため、SNS広告は費用負担を調整しやすい性質があります。

 

広告出稿先のSNS媒体によって費用体系が異なる

SNS広告を出稿する媒体によって費用体系は異なっています。例えば、Instagramでは動画視聴課金やアプリインストール課金がありますが、LINE広告ではクリックやインプレッションによる課金に限定されています。同じ課金方式だったとしても媒体によってSNS広告の単価も違います。SNS広告の単価は入札方式で決まるため、利用しているユーザー層や競合他社の影響を受けて単価が変動するのが一般的です。

 

SNS広告の主な費用の対象

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SNS広告の出稿にかかる費用はユーザーアクションに紐づけられています。ここではSNS広告で課金される対象として定められている主なアクションをまとめました。費用の詳細はSNS媒体ごとに異なりますが、どのようなときに広告費用が発生するのかをここで理解しておきましょう。

 

インプレッション数

SNS広告ではインプレッションによって課金されます。インプレッションとはユーザーが広告を認識できる大きさで表示したことを指すアクションです。出稿した広告がユーザーの画面に表示されるのが条件で、1000回の表示ごとの単価が設定されています。

 

クリック数

SNS広告はユーザーにクリックされると費用が発生します。クリック課金は1クリックごとの単価が設定されます。ユーザーが広告を見て詳しく読んでも費用は発生しませんが、うっかりクリックしただけでも課金されるのが注意点です。

 

動画視聴数

SNSで動画広告を出したときには視聴数に応じた課金があります。動画を再生したのが条件のこともあれば、最後まで視聴するのが条件のこともあるなど、SNS媒体や広告の出稿先によって詳細な費用体系はさまざまです。

 

アプリインストール数

SNSでアプリのインストールを促す広告を出稿した場合には、ユーザーがアプリをインストールすると1回ごとに費用がかかります。アプリによる販促を狙いたいときやユーザーへのリーチ方法を手に入れたいときに適している広告です。

 

フォロワー獲得数

Twitterでは広告を出してフォロワーが増えた場合には費用が発生します。SNSアカウントを運用しているときにはフォロワー数が重要な意味を持つので重要視されている広告です。フォロワーが増えた人数に応じて課金されます。

 

エンゲージメント増加数

Twitterでは広告に対してユーザーが何らかのエンゲージメントをすると課金されます。「いいね」やコメントなどのあらゆるユーザーアクションが対象で、エンゲージメントの種類によらず、一律で金額が決まるのが特徴です。

 

SNS媒体ごとの広告の費用相場

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SNS広告は媒体によって費用相場が異なります。ここでは日本で広告出稿先としてよく選ばれているSNS媒体の特徴と費用についてまとめました。

 

Facebook広告の費用と相場

Facebookは世界的に見ると最大のシェアを誇っている巨大SNSです。日本でのユーザー数も2600万人以上になっていて、中高年層もよく利用している特徴があります。Facebook広告ではインプレッション数とクリック数による費用が主です。2万円〜3万円で始めて予算を調整していくのが一般的になっています。

 

Instagram広告の費用と相場

Instagramは動画と写真を重視しているビジュアル系のSNSです。10代〜30代の若い女性を中心ユーザーとしていて、3300万人以上の日本人ユーザーがいます。Instagram広告ではインプレッション数とクリック数の他に、アプリインストールや動画視聴でも課金があります。費用相場としては2万円〜3万円から始めるのが主流です。

 

Twitter広告の費用と相場

Twitterはツイートによって情報の拡散が起こりやすい特徴がある世界的に有名なSNSです。10代から40代くらいが中心的なユーザーで、日本では4500万人程度が利用しています。Twitter広告ではインプレッション、クリック、アプリインストール、動画視聴に加えて、さらにフォロワー獲得とエンゲージメントに対して費用がかかります。広告出稿を開始するときには2万円〜3万円の予算上限にするのが一般的です。

 

LINE広告の費用と相場

LINEはコミュニケーションアプリから始まったSNSで全国シェアが8400万人以上のユーザーがいるのが特徴です。電話の代わりにLINEアプリを使う方も多く、若い世代だけでなくシニア世代も利用しています。LINE広告ではインプレッション数とクリック数による課金がメインです。費用相場は2万円〜3万円くらいで運用を始めるケースが多くなっています。

 

YouTube広告の費用と相場

YouTubeは動画共有サイトとして世界的に有名で、幅広い年齢層のユーザーがいるSNSです。グローバルな視野で広告を出せることからよく注目されています。YouTube広告はインプレッションやクリックに基づいて課金される仕組みです。2万円〜3万円での運用が多いですが、費用相場はかなり幅広くなっています。

 

TikTok広告の費用と相場

TikTokは中国を中心として海外で人気が高い動画系のSNSで、国内にはユーザーが1000万人前後います。20代以下の若年層が多いのが特徴で、若年層をターゲットにする広告出稿先として着目されているSNSです。TikTok広告の課金方式はインプレッション、クリック、動画視聴です。買取式の固定枠もありますが、高額なので運用型広告を2万円〜3万円で運用するのが標準的になっています。

 

SNS広告の費用を抑えるコツ

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SNS広告はユーザーのアクションをベースにして費用が決まる運用型広告です。広告の出し方によって費用を抑えることも難しくはありません。広告費用を減らしながら、SNS広告による効果も維持し、向上させていくにはどのようなアプローチを選べるのでしょうか。ここではSNS広告の費用対効果を上げるためのコツをご紹介します。

 

広告を出稿するSNS媒体を厳選する

SNS広告の費用対効果を上げるための基本としてまず重要なのは出稿先の媒体を厳選することです。出稿先のSNS媒体によって費用の体系が異なり、表示できる広告枠にも違いがあります。また、同じ費用体系を取り入れていても、単価が異なることはよくあります。ターゲット設定によって広告単価にも違いはあるので、複数のSNSで比較して出稿先を決めるのが重要です。

 

また、SNSごとに主要なユーザー層がいるので、ターゲットにしたいユーザーがメインになっているSNS媒体に広告を出すとリーチしやすくなるでしょう。認知度を高めたいときにはインプレッション課金のSNS広告を出稿するのが良いでしょう。しかし、表示されても広告をタップするユーザー層が少ないと効果が上がりません。広告を見てアクションを起こしてくれる期待度が高いユーザーのいるSNS媒体を選ぶと費用対効果が上がります。

 

予算と入札の上限を設定する

SNS広告の費用は上限を決めて運用するのが賢いアプローチです。SNS広告の予算が決まっているときに、予算オーバーにならないようにするには予算上限の設定が効果的です。月あたりの予算、日あたりの予算を設定可能なので、運用のやり方や予算の状況に応じて柔軟に費用の制限ができます。

 

また、SNS広告では広告ごとに入札単価を設定することもできます。一つのユーザーアクションに対する費用感があるときには重要な設定項目です。クリックによるコンバージョン率が1%とわかっている際には、コンバージョン単価から広告単価の上限を決めると一定以上の利幅を確保できます。広告の表示頻度や表示回数にも影響があるので費用対効果を上げるときには別検討が必要です。しかし、直接的にSNS広告費用を抑えられる点で入札単価の設定は優れています。

 

フリークエンシーキャップをする

フリークエンシーを設定するのもSNS広告の費用を抑えるコツです。フリークエンシーキャップと呼ばれるSNS広告の運用戦術の一つで、同じユーザーへの配信回数の上限を設定できます。フリークエンシーとは簡単に言うと、ユーザーに広告が表示される頻度です。インプレッション数で費用が決まるSNS広告ではフリークエンシーキャップをしておくと費用対効果が上がります。

 

フリークエンシーキャップは一定期間に同じユーザーに対して何回まで広告を表示するかを調整する方法です。例えば、24時間に5回まで、7日間で10回までといった設定をすることができます。

 

認知度を高めるには頻繁に広告が表示されるのが望ましいと考えがちです。しかし、SNSはユーザーの利用頻度が高いことが多く、同じユーザーに24時間で数十回も表示されることもあります。1日に数回表示されていれば広告が記憶に残るでしょう。あまりに配信頻度が高いとユーザーからわずらわしい広告だと認識されてしまうリスクもあるため、ユーザーイメージを向上させるのにもつながるのがフリークエンシーキャップです。

 

広告を運用してパフォーマンスを上げる

少ない広告配信数でユーザーアクションを促せればSNS広告の費用を抑えられます。理想的には費用が発生しない経路でコンバージョンにつながるユーザーが増えることでしょう。このような視点ではSNS広告は優れていて、シェアやいいねを通して情報が広がっていきます。ユーザーの心を射止めることができれば、広告以外からのサイト流入や商品購入なども増えていくでしょう。

 

このような魅力を引き出すにはSNS広告を運用してパフォーマンスを上げるのがコツです。配信するターゲットの設定や広告を出稿するSNS媒体の選定、広告文やクリエイティブの内容や品質などのさまざまな観点で改善を目指せます。費用を抑えるだけでなく、効果も出やすくなるのが魅力です。費用対効果が飛躍的に向上したら広告予算を増やしてさらに高い効果を得られるようにすることもできます。

 

広告代理店を有効活用する

SNS広告の費用を抑える方法として広告代理店を活用するのが効果的です。運用型広告なので適切な配信の設定をすればSNS広告の費用を抑えられます。広告出稿の目的に合わせて適切なユーザーをターゲッティングし、広告の品質を高めてユーザーを魅了できるようにすれば費用対効果が飛躍的に向上します。広告代理店はSNS広告の設定や広告制作のノウハウを持っているので、広告費用を最小限にしながら目的の達成を目指せる形を作り上げることが可能です。

 

SNS広告の運用を全て代行してもらえるのも広告代理店を使う魅力です。広告運用にかかっている社内のリソースが大きくなると、実質的にはかなりのコストがかかっています。貴重なリソースにSNS広告を運用させるよりも、プロとして運用のやり方を上げる方法を熟知している広告代理店に代行依頼をするのは効率的です。広告代理店の利用には手数料などがかかりますが、総合的に見て費用を抑えながらスムーズにSNS広告の効果を出す方法になります。

 

▼SNSの広告代理店についての記事をチェック

https://rokujigen.co.jp/6plus/1564/

 

まとめ

SNS広告はユーザーアクションの数に対して単価を定める費用体系になっています。毎月一定の固定的な費用はかからないメリットがありますが、広告へのユーザーアクションがあったら課金される点に注意しましょう。SNS広告の費用は広告表示、クリック、動画視聴などのさまざまなポイントがあり、それぞれに対して単価の上限を設定できます。月間や日間の予算上限も定められるため、費用を抑えてSNS広告を出せます。

 

SNS広告は運用によって費用を下げつつ効果を上げるのが大切です。内製化するよりもスムーズに費用対効果を上げられる点で優れているのが広告代理店を利用する方法です。六次元ではSNS広告の費用削減のために多角的なアプローチを取るノウハウを持っています。予算に合わせて最大限の効果を発揮する広告運用代行ができますので、いつでも気軽にご相談ください。

 

 

宮本 育夢
ライター 河野 拓馬 営業 / ウェブマーケター
六次元の福岡オフィスメンバーとして2022年入社。動画コンテンツを駆使する新世代のマーケター。
ウェブサイト制作をはじめとしたディレクションやマーケティングも行う。動画クリエイター兼営業マンで、六次元では異端。
趣味はテニスとサウナ。パントマイムが得意。好きな食べ物はきな粉。飼っているドジョウの名前はチョロ蔵。

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