Google広告の料金は最低どのくらい?少額予算での運用方法とは
目次
Google広告を利用するには最低でどのくらいの予算があれば良いのかと疑問を抱いている方もいるでしょう。
少額予算でも広告運用ができると言われていますが、料金は少なくともどの程度かかるのでしょうか。
この記事ではGoogle広告の最低料金の目安と少額予算での広告運用のポイントをご紹介します。
Google広告とは
Google広告とは何なのか、その基本を押さえておきましょう。
Google広告とは、簡単に言うと「Googleが提供するサービス・提携メディアに広告を配信できるサービス」のことを指します。
日本でよく使われる検索エンジンと言えば、GoogleやYahoo!が代表的ですね。
特にGoogleはユーザーが多く、広告の効果も高い傾向にあります。
Google広告にはいくつかの種類があります。
ターゲットによってより刺さりやすい広告は何なのか考えた上で掲載することができます。
これらの広告は、ターゲットの属性に合わせて使い分けることで、よりその効果が高まると考えられています。
また、扱う商品やサービスによっても、最適な広告は変わってきます。
Google広告の最低料金は定められていない
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結論としてはGoogle広告には最低料金は定められていません。
広告費がいくら以上でなければ出稿できないというルールがないからです。
ただ、予算ゼロではGoogle広告で広告運用をすることはできません。
ここでGoogle広告の料金の概要を確認しておきましょう。
予算は平均や上限を決められる
Google広告では予算、つまり広告費の上限を設定できる仕組みになっています。
広告のキャンペーンごとに1日の平均予算、1日の料金の上限(日予算)または1ヶ月間の料金の上限(月予算)を自由に決めることが可能です。
通常は日予算を30.4倍した金額が月予算になります。
キーワード単位でも平均予算や上限予算を決めることが可能です。
柔軟に予算配分をして運用できるため、Google広告は少額でも広告効果の上がる運用ができます。
最低で1円からGoogle広告を始められる
Google広告の料金の仕組みから考えると、理論的には最低料金は1円です。
日予算を1円に設定したら1日の予算は1円で済みます。
ただ、現実的には広告効果を上げられるほどの運用をすることは難しいため、月額1万円程度が最低料金として捉えられています。
Google広告で平均的な料金は毎月30万円くらいです。
Google広告で本格的に売上や問い合わせ数を伸ばして利益を生み出すには1日1万円程度の広告予算を組むのが無難だとわかります。
Google広告を少額予算で運用する注意点
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Google広告にかけられる予算があまりないときには最低料金で運用したいと考えるのがもっともなことです。
しかし、少額予算で広告を運用するときには気を付けた方が良いポイントがあります。
予算による制限がかかる
予算の上限を設定すると、制限がかかって成果を得る機会を損失するリスクがあるので注意しましょう。
Google広告では月予算を超える料金の請求をしないのが基本です。
そのため、予算に到達した時点で広告を表示せず追加料金が発生しないようにしています。
もし広告が継続して表示されていたら利益額や問い合わせ数がもっと増えていたかもしれないのに、広告費の予算上限に達すると途中で配信を打ち切られてしまいます。
クリック単価のリスティング広告などで上限を厳しくしてしまうと、クリックは合ってもコンバージョンはないという結果になる可能性も否定はできません。
入札単価が低いと広告ランクが下がる
広告予算が少ないときに予算による制限がかからないようにするには入札単価を低くすれば良いという考え方があります。
しかし、Google広告では入札単価が低いと広告ランクが下がるので注意が必要です。
Google広告では広告ランクを入札単価、品質スコア、広告フォーマットの見込み効果などによって算出しています。
広告ランクには下限値が設定されていて、下がり過ぎると広告が配信されなくなります。
また、掲載順位を決める根拠が広告ランクなので、ユーザーが広告を目にする機会も減ることは否めません。
Google広告で成果を出すには必要最低限の入札単価を設定できる予算を用意しなければならないと言えます。
効果測定による改善に時間がかかる
Google広告を利用するときには効果測定と改善の繰り返しによってPDCAサイクルを回し、費用対効果を上げるのが大切です。
少額予算でGoogle広告を運用するとPDCAサイクルを回すのに時間がかかるので注意しましょう。
予算があまりないと1日あたりの表示回数やクリック数は少なくなるからです。
効果測定を通して改善策を検討するには母集団数が必要です。
少額予算で運用しているとキーワードやターゲットの最適化を適切におこなえるようなデータが蓄積するまでに時間がかかります。
改善が滞る結果として費用対効果が上がりにくくなるリスクがあるのが問題点です。
Google広告の費用相場について
Google広告にかかる費用の相場は、広告の種類によって変わってきます。
・リスティング広告
費用相場は月20万円~30万円程度が目安です。
広告にクリックしたときに課金され、その単価は設定するキーワードによって非常に差があります。
クリック単価が50円で済むこともあれば、1,000円になることも。
・リターゲティング広告
費用相場は月20万円~100万円と幅広いのが特徴です。
こちらもユーザーがクリックした数によって費用が変わり、その単価は30円~100円程度。
リスティング広告に比べるとクリック単価は安いです。
・ディスプレイ広告
月20万円~50万円が相場となっています。
クリック課金とコンバージョン課金の2つから選ぶこととなりますが、クリック課金が一般的です。
・Googleショッピング広告
費用の相場は月20万円前後です。
クリック課金方式で、単価は50円~100円ほどとなっています。
・YouTube広告
費用相場は月30万円~100万円程度です。
出稿方法により課金のされかたに違いがあります。
Google広告の課金方式について
先ほどの広告費用相場についての紹介で少し触れていますが、Google広告の主な課金方式は「クリック課金」「インプレッション課金」「コンバージョン課金」の3つが主流です。
広告によって課金方式が変わり、なかには複数の課金方式から選べるものもあります。
・クリック課金
ユーザーが広告をクリックすると費用が発生する仕組みです。
1回あたりの費用相場は50円~100円が目安です。
クリック課金を採用している広告の種類はとても多いです。
・インプレッション課金
広告をクリックされなくても、表示されるごとに費用が発生する仕組みです。
単位は1回あたりではなく1,000単位ごととなっています。
費用相場は1,000クリックあたり10円~500円で、ディスプレイ広告や動画広告に採用されています。
・コンバージョン課金
コンバージョンが発生すると課金される仕組みで、ディスプレイ広告の利用時に選ぶことが可能です。
ただし、選択するには条件を満たす必要があり、場合によっては他の課金方法を選ぶ必要があります。
その条件とは、過去30日間に100件以上のコンバージョンが発生していること、そのうちの9割はクリックから7日以内のコンバージョンであることの2点です。
Google広告の予算の決め方
Google広告の予算の決め方には2つの合理的なアプローチがあります。
1つ目はクリック単価から個別に決定する方法です。
Google広告では検索キーワードによってクリック単価が異なります。
強力な競合がいるとクリック単価が高くなるので予算を高めに設定し、露出を増やすとリスティング広告では効果が上がりやすくなります。
平均クリック単価の動向を調査して相場に合う単価から最低予算を策定すると費用対効果の高い広告運用が可能です。
2つ目は総売上から広告費として使用できる金額を導き出す方法です。
一般的には見込まれる総売上に対して5%~10%程度の広告費でGoogle広告を運用します。
個別のキーワードで予算を考えるのではなく、広告全体にかける予算を策定するのに効果的です。
総売上の見込みを立てるのが難しい場合には目標売上を定めて概算する方法がよく用いられています。
詳細な計算方法は以下の記事でも解説していますのでご参照ください。
Google広告の運用を最低料金で実現する方法
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Google広告に出稿するときには最低料金で期待する効果を得られるのが理想的です。
その目標を実現するためには何が必要なのでしょうか。
品質重視で広告文とランディングページを作成する
低い入札単価でも広告の掲載順位を上げられれば少額予算でGoogle広告に出稿する効果を引き出せます。
広告ランクを高めるために品質スコアを上げることが必要です。
キーワードと広告文の関係、広告文とランディングページとの整合性を重視して評価を上げていきましょう。
品質スコアはGoogle広告の管理画面から確認できます。
広告文やランディングページを改善したときには品質スコアの変化を見て、期待している効果が得られたかどうかを追跡しましょう。
Google広告のアルゴリズムで高評価を受ける必要があるので、改善の効果測定は必ずおこなうのが大切です。
キーワードは厳選して絞り込む
予算の上限にかからないようにするにはキーワードを厳選するのが効果的な戦略です。
キーワードが多数あると予算が分散されてしまい、効果が上がっているキーワードが配信上限に達しやすくなります。
コンバージョン率が高いキーワードに絞り込んでいくのが効果的です。
キーワードのコンバージョン率を上げる施策も重要になります。
表示回数やクリック数が少なかったとしても、コンバージョン率が高ければ少額予算で大きな利益を生み出せます。
ターゲットを明確にして配信するユーザー属性、地域、スケジュールなどを限定しましょう。
除外キーワードを設定して、他社サービスへの指向性が強いユーザーには表示しない戦略も有効です。
Google広告代理店を利用する場合
Google広告に強い広告代理店を利用するのは最低料金で運用するための近道です。
広告代理店に運用代行を依頼すれば、プロとしてのノウハウを最大限につぎ込んで予算内で効果が上がる広告運用をしてくれます。
広告代理店を利用する場合の費用相場
代理店を利用するときの費用相場は毎月10万円~50万円が一般的ですが、広告費や広告目的によって変動します。
Google広告で店舗集客をする場合には10万円~30万円、ECサイトへの集客では30万円~80万円程度の費用をかけてプロモーションをします。
広告代理店に依頼するときの費用には、広告費の実費の他に初期費用と広告運用代行費がかかります。
初期のセットアップにかかる費用は3万円~10万円程度です。
広告運用代行費は平均的には広告費の20%程度になっています。
契約期間に注意
広告代理店と契約するときには費用だけでなく契約期間を確認しましょう。
最低契約期間を定めていることがあるからです。
Google広告の運用では効果が見えてくるまでに通常は数ヶ月かかります。
効果を出して実績を認めてもらうために最低契約期間を定めて、期間内に中断すると解約金などが必要になる契約になっている場合があります。
6ヶ月くらいの契約期間が多いですが、もっと長く設定されている場合もあるので注意が必要です。
Google広告の運用は六次元におまかせ
Google広告代理店なら六次元にご相談ください。
六次元では費用も契約期間もクライアント様と相談した上で決める方針を立てています。
予算内でどのような広告施策を進められるかを検討して提案することも可能です。
契約期間は上限も下限もありません。
クライアント様に納得していただけるようにサービスを提供しています。
費用も契約期間もご要望に応じて調整できますので、広告代理店をお探しなら六次元をぜひご活用ください。
まとめ
Google広告は予算と入札金額を自由に調節できるので、理論的には最低料金がありません。
ただ、広告ランクを上げないと広告が表示されず、掲載順位も低くてユーザーに見てもらえない問題が生じます。
Google広告に出稿して成果を出すにはある程度の料金の負担をする覚悟が必要です。
しかし、目的達成を目指せる範囲でGoogle広告を最低料金で運用することはできます。
品質スコアの向上とキーワードの厳選が重要になるため、ノウハウがなければ成功までの道のりはかなり長くなります。
広告代理店に相談するのが効率的なので、プロと協力して最低限の料金で十分な広告効果を出すことを目指しましょう。
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