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ネットショップ売上アップまず着手したい23の施策【最新版】

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更新日

目次

ネットショップの売上を上げるには、ネットショップの売上を作る代表的な方程式を絶対的に知る必要があります。

売上アップの方程式の構成要素ごとに、課題の解決にあった施策を行う。

それがネットショップの売上を早くアップさせるための近道になります。

 

この記事では、上記で触れたネットショップ担当者なら絶対に知っておかなければならない必須知識、「ネットショップの売上アップの方程式」と、それを使った実践的な23の施策を解説していきます。

 

実際にネットショップの運用を担当しているので良く分かりますが、ネットショップの運営はやることがたくさんあります。


「ネットショップの売上が伸び悩んでいる」

「でも、やらないといけないこともたくさんある」

「売上アップのために何から手を付けたらいいのかわからない」

という方も、この記事を読んだ後すぐに行うことができる物も多く紹介するので、ぜひこの記事を読んだ後に何か1つでも実行に移してもらえると嬉しいです。

【最新版】ネットショップの売上アップを実現!今日から実践できる売上アップ施策

売れてるネットショップは売上アップの方程式を使って施策を考えている

ネットショップの売上アップの方程式とは

 

ネットショップ(ECサイト)の売上アップの方程式

集客数 × 購入率(コンバージョン率(CVR)) × 客単価=売上高 

 

ネットショップ担当者がまず絶対に覚えないといけないネットショップの売上の方程式がこちらです。

 

  • 集客数=サイトへのアクセス人数。アクセス数とも言います。
  • 購入率(コンバージョン率(CVR))=サイトへ訪れた人がどれだけ購入したか
  • 客単価=お客様が1回の取引で支払った金額の平均値

 

この3要素の掛け算で売上は成り立っています。

この要素の数値に改善をかければ、ネットショップの売上高は必ず上がります。

掛け算な分、数字のインパクトが大きいのでやりがいもあります。

 

例 1

1000人がお店に来てくれていて

コンバージョン率が1%(10人購入)

客単価が5,000円の場合

 

1000×0.01×5,000=50,000

 

方程式の各要素の数値が下記のように改善できたとしましょう

 

例 2

2000人がお店に来てくれていて

コンバージョン率が1.2%(24人購入)

客単価が5,500円の場合

 

2000×0.012×5500=132,000

 

例えばの数値ですが、結果に大きな差が生まれますよね。

 

売上アップの改善をしていくためにも、課題を明確化しなければいけません。

売れているネットショップは、方程式の各要素ごとに自店舗の弱点を分析し対策しています。

自店舗の弱点となっている所を洗い出し、改善幅の大きい所から着手しましょう。

次からは実際に方程式の項目ごとの施策を紹介していきます。

 

全部読むのが面倒だな、という方は自分の店舗の課題になっている部分だけでも参考にしてみてくださいね。

 

【売上アップのために集客が弱点で集客の改善をしたい】

【売上アップのためにCVRが弱点でCVRの改善をしたい】

【売上アップのために客単価が弱点で客単価の改善をしたい】

ネットショップの売上アップ施策①:集客に効く施策4例

 

ネットショップの集客数を増やす施策を一緒に考えていきましょう。

ここでは4つご紹介します。

興味のある項目のみでも見てみてくださいね。

 

集客に効く施策1:即効性が期待できる「WEB広告」

WEB広告は、効果を一番早く実感できる集客施策です。

ユーザーの興味関心や行動を基に、ネットショップにマッチしそうなユーザーに絞って広告を配信することができたり、効果の検証もしやすく、結果の検証もしやすいのが特徴です。

 

一言にWEB広告といっても種類はたくさんあります。

いろんな広告の中からまず何から手を付けたらいいのか悩むネットショップ担当の方も多いのではないでしょうか。

 

ここで一つ、データをお見せします。


出典:ECサイトが利用する広告媒体は「Google ショッピング広告」が約62%でトップ | ネットショップ担当者フォーラム (impress.co.jp)

 

ECサイトが利用する広告媒体は「Google ショッピング広告」が約62%でトップです。

続いてFacebook広告やInstagramショッピングに使うことができる「Facebookカタログ」(現在はMETAカタログ)となっています。

現状はこのGoogleとMETA(Facebook広告やInstagramショッピング)の2強になっています。

この点からも、まずはこの2つの広告から着手してみるのが最も効果的といえるでしょう。

 

そのほかにもWEB広告は下記の種類があります。

広告代理店の営業電話での横文字攻撃にある程度対応できるようにざっと覚えておくといいでしょう。

実際に行いたい広告以外の営業まで受けてしまわないように対策できます。

 

リスティング広告:

検索エンジンで特定のキーワードを検索したときに、自社が指定したキーワードが検索されていた場合に結果に表示される広告。

特定のキーワードに絞っているため、購入意欲の高いユーザーに配信でき、金額的にも小額から始められます。

 

ディスプレイ広告:

ウェブサイトに表示される画像広告。

ディスプレイ広告の中にも数個種類があるので、細かく説明していきますね。

 

∟ダイナミック広告:

ディスプレイ広告の中でも、バナーが表示されるものではなく、商品の一覧が表示されている広告。商品の一覧を広告会社に送る必要があります。

 

∟リマーケティング広告:

一度サイトを訪れたユーザーに絞って広告を配信するディスプレイ広告。

リマーケティング広告の一環として商品の一覧を配信する、ダイナミック広告を行う事もあります。

 

SNS広告:

各種SNSに表示される広告。インスタグラム広告が最近では一番一般的でしょうか。こちらも商品の一覧を表示することもできますし、ブランディング重視のバナー画像を配信することも可能です。

 

WEB広告は各広告の管理画面で結果を確認することが可能です。

広告費に対しての費用対効果の確認ができるため、改善をかけやすいという利点があります。

 

しかしながらWEB広告を使う際のデメリットももちろんあります。

cookieの問題です。

クッキー?何それ?と思うかもしれませんね。

簡単に言うと、最近のウェブブラウザーはプライバシー保護機能が強化され、ユーザーの行動データを広告に活用しにくくなっています。

 

それに呼応して広告を配信しているプラットフォームは各社対応をしています。

インスタグラム広告は「コンバージョンAPI」という機能を発表しています。

各社の特徴や情報を収集し、効果的に広告配信が可能なように設定しておきましょう。

 

そこまで手が回らない。

何を言っているのか途中からわからなくなってしまった。

という方は是非お気軽にご相談くださいね。

 

 

株式会社六次元(ROKUJIGEN)

株式会社六次元(ROKUJIGEN)は、10,000社以上のプロファイル実績があり、多角的な視点で課題の抽出や、戦略設計をし、質の高いデジタルマーケティングのソリューションを提供しております。
WEB広告や制作関係、ECサイトの販促などでお悩みがある方は一度下記のお問い合わせフォームよりご相談くださいませ。
1営業日以内にメールにてご連絡させていただきます。

 

これからのネットショップには必須!中長期効果を見込める「SEO」

SEOという単語を、聞いたことがあるのではないでしょうか。

SEOとは「Search Engine Optimization=検索エンジン最適化」の略です。

GoogleやYahoo!、Bingなどの検索エンジンで特定のキーワードを検索した際に、自社のサイト(ページ)が上位に表示されるように対策することをSEO対策といいます。

 

なぜそんなことをするのかというと、広告費をかけずに集客が期待できるからです。

また、一定層広告を避けるユーザーもいます。そのような方にも届けることができる効果もあります。

 

SEOは即効性のあるものではありません。

また、検索したユーザーの自然流入を高める施策なので、WEB広告のように効果測定も簡単ではありません。

(もちろん判断する基準の数値はありますが。)

そのため、こつこつとネットショップの立ち上げ時期から継続して行っておくべき施策になってきます。

 

代表的なSEO施策として下記のものがあげられます。

ぜひ自社のサイトがすべてできているのか確認してみてください。

 

タグ設定:

「title」「description」「h1」タグにそのサイトやページをユーザーがどのような検索意図で訪れるのか逆算したキーワードを入れた文言を作成し設定します。

 

キーワード設定:

各ページの「keyword」タグに、サイトやページをユーザーがどのような検索意図で訪れるのか逆算したキーワードを設定します。

キーワードを設定する上で重要なのが、ビッグキーワードとロングテールキーワードという考え方です。

 

ビッグキーワードとは、基本的に1キーワードで検索ボリュームが多いという特徴があります。

しかし、競合が多く上位表示は難しくなっています。

 

ロングテールキーワードは、複数のキーワードを組み合わせた物です。

検索ボリュームは少ないですが、検索意図が明確になってくるため購入につながりやすいというメリットがあります。

また、上位表示の競合も少なくSEO対策もしやすくなってきます。

 

他にも、顧客のニーズに合った、オリジナリティのあるコンテンツの作成や、サイト内でのリンクの調整などやることはたくさんあります。しかし、上記の基本がまず設定されているのか確認するだけでも大きな違いが出てくるはずです。

 

先述しましたがSEOの効果は即効性はありません。

また過去に制作したコンテンツの情報更新や加筆も定期的に必要になってきて根気のいる作業にもなります。

しかしながら、その分自社サイト(ページ)が検索の上位に表示されるようになれば、広告費をかけずにアクセス流入が期待できます。

 

もっとSEO施策で集客をしてみたい。」

「他にできることはないかな」、と思った方はWEBで検索してみるとたくさんの手法が出てきます。

「どのような手法が自社にあっているのか分からない。」

「そこから手を付けていいのかわからない。」

という方はぜひご相談くださいね。

 

 

株式会社六次元(ROKUJIGEN)

株式会社六次元(ROKUJIGEN)は、10,000社以上のプロファイル実績があり、多角的な視点で課題の抽出や、戦略設計をし、質の高いデジタルマーケティングのソリューションを提供しております。
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1営業日以内にメールにてご連絡させていただきます。

 

 

プラットフォームごとの特徴に応じた運用が必須「SNS」

 

SNSは今や情報収集のメインのプラットフォームになってきています。

また、新たに買い物がその場でできる機能などが追加され、日々進化していっています。

その中でもInstagramはフィードの投稿でブランドの世界観を見せながら、ショップ機能も兼ね備えており、ネットショップとの相性が良いのが特徴です。

 

SNSは、SEOと同じく中長期的な集客効果があり、自社を知ってもらうためのツールとしてとらえておきましょう。

SNSを始めたら即売上が上がった!

というようなことはありません。

SEOとは違ったユーザー層へアプローチしていると考えて運用をしていきましょう。

 

SNSを運用するにあたって各SNSの特徴やユーザーの違いを押さえておく必要があります。

各SNSの特徴ごとに投稿内容を変えるなど、自社に合った運用を心がけましょう。

 

Twitter:

10代〜50代の幅広い年代が利用し、平均年齢は36歳(2020年12月発表)。RT(リツイート)機能による情報の拡散性が強み。

 

Instagram:

Twitterなどと比べ、Instagram自体の拡散性が低い。自分の興味関心のあるものをピンポイントで探しているユーザーが多い。商品ページへの誘導が可能で購買意欲も高めのユーザー。

 

Facebook:

実名で使用するので、他のSNSと比べフォーマル。ビジネス利用のユーザーが多く、ブランディング向き。

 

YouTube:

他のSNSと比べ、ユーザーの年代が幅広く、若者を中心に50代以上も利用率が半数超え。使い方や作り方など、解説動画などに活用可能。

 

特別感を演出し、訪問の動機付けに「ポイント・クーポン」

「期間限定」「数量限定」などの「限定感」を付けたポイントやクーポンの打ち出しは、ユーザーの目に留まりやすく、またお得感があるため実際のアクセスに繋がりやすい傾向にあります。

しかし、やりすぎると効果が薄れるので、連発しないように心がけましょう。

 

ネットショップの売上アップ施策②:コンバージョン率アップに効く施策8例

 

ネットショップのコンバージョン率(転換率)をあげる施策をこの章ではお伝えします。

コンバージョン率をアップさせるにはユーザーの視点に立って考えることが大切です。

自分がネットショップで買い物をするならどうかな?

と、考えたり、自分がネットショップで購入する場合と照らし合わせて考えてみましょう。

 

ユーザーにとってわかりやすい?「導線設計・デザイン」

初めて訪れたネットショップで自分が欲しい情報がどこに書いてあるかわからずにイラっとした経験はありませんか??

 

ネットショップという場面では、そういった場面に遭遇するとユーザーが離脱してしまう可能性がとても高いことがわかっています。

 

ネットショップのコンバージョン率(購入率)を上げるためには、ECサイト内で目的の商品や情報がわかりやすく設置してある状態が必須です。

これをユーザーの導線といいます。

また、購入時の住所入力などは項目数が多いと面倒なものです。

シンプルかつ簡単な入力フォームを作ることが重要です。

 

ネットショップの導線を見直しする時は、ネットショップに訪れやユーザーのデータを分析していきます。

  • どのページでお客様がECサイトから離脱しているのか
  • 多くの人に見られているのに購入には結びつきにくいページはどこか

を割り出して、そのページを重点的に改善してみましょう。

  • 購入を促すようなコンテンツを設置
  • 他の商品をお勧めするバナーの設置
  • 実際に利用写真の追加

など、改善をしコンバージョン率アップにつなげます。

改善した後もデータを確認しながら効果の検証➡改善と実行を繰り返していきましょう。

 

ユーザーの行動データの解析にはGoogle Analyticsの導入が必要になってきます。

 

疑問が残ったままでは買いづらい「FAQの充実」

 

実際にネットショッピングをする際に、疑問や不安を感じたことはありませんか?

 

私自身は

  • 注文後の返品ができるのか
  • 注文したらいつ頃届くのか
  • 送料はどうやったらで無料になるのか

なんかを考えながらいつもネットショッピングをしています。

 

こういった疑問をすぐに解消できるようなお買い物ガイドの充実は、ユーザーの離脱を防ぐのに効果的です。

ネットショップの目立つところに●●円以上で送料無料と記載したり、商品ページのカートボタン近くに「お買い物ガイド」へのリンクバナーを設置して、初めてのユーザーでも安心して買い物できる環境作りが必要です。

「返品」「送料」に関してはお買い物ガイドの中への記載も必須ですが、よくある質問に関しては、カートボタン付近にわかりやすく記載するというのもいいでしょう。

お客さまが知りたい情報を見つけやすい導線で設置するように心がけましょう。

また、お買い物ガイドに載っていないことを質問できる「お問い合わせフォーム」も設置しておくといいでしょう。

 

特定商取引法の記載は必須ですのでお忘れなきようにお願いいたしますね。

 

クレカを取り出すのが面倒な時が多いから。。。「決済方法の拡充」

ネットショッピングは移動中の電車の中などで行われる割合が多いことをご存知ですか??立席時で8%、着席時は11%といわれています。

参照:https://netshop.impress.co.jp/node/5805

 

人の多い電車内で、クレジットカードを取り出して入力が必要な場合は途中で買い物をやめてしまいますよね。

 

クレジットカード以外にも、

  • 代引き
  • コンビニ払い
  • 後払い
  • ID決済
  • 携帯キャリア決済
  • アマゾンペイや、楽天ペイなどの他社アカウントに紐づけているクレジットカードでの決済

などがあります。

選択肢が多いほど購入途中での離脱を防ぐことができます。

 

購入への迷いや不安を解消「商品レビュー」

商品を購入する際に一番重要視することは何ですか?

一度は皆さんレビューを参考にして購入の決心をしたことがあるのではないでしょうか。

 

実際に、ネットショップで商品を購入する際に何を重要視するかアンケートを行ったところ、商品レビューを90.8%が重要視していました。

 

また、アンケート内容を見てみるとレビューの点数よりはレビューのコメント内容を重視していることも判明しました。

 


出典:https://ecnomikata.com/ecnews/11595/

 

購入してくださった方にレビューを書いてもらうようにお願いするメールの送信をしたり、レビューを書いてくださった方に対して特典を付けるなどしてしっかりとレビューを集めておくことによって、レビューが充実していることで、ユーザーの商品や店舗への信頼感が高まり、コンバージョン率のアップが期待できるのではないでしょうか。

 

また、低評価のレビューが付いてしまった場合は謝罪や改善策、必要に応じては交換や返品の対応をするなど、真摯な対応をすることも信頼感につながります。

 

購入忘れを防ぐ「リターゲティング広告」

集客の施策の部分でも触れましたが、リターゲティング広告とは一度ネットショップに訪れた事がある人にターゲットを絞って配信する広告のことです。

 

サイトを過去に訪問したユーザーに限定広告を配信することで、再訪問を促し購入のきっかけを作り出すことができます。

一言にリターゲティング広告といっても、様々なプラットフォームの様々な広告があるので比較検討して予算に合わせて導入してみましょう。

 

ユーザーに合う商品を提案する「レコメンドツール」

レコメンドツールとは、利用者の好みにあった商品を提案するツールです。

ネットショップのユーザーに対してレコメンドツールを用いて最適な商品を提案することによって購入率の向上だけでなく、平均客単価やリピート率の向上にもつながります。

 

ほしかったアイテムの再入荷をお知らせ「在庫切れへの対応」

商品の在庫切れは、販売チャンスを逃しているのと同じです。

しかしながら、在庫を常に確保しつづけることは店舗のリスクも大きいですし、生産の観点からも難しいですよね。

そこで、代替案として希望の商品の再入荷時にメールでお知らせが届く「入荷お知らせメール」という機能がほとんどのECプラットフォームで実装されています。

再入荷があった際にはメールでお知らせが届くので、販売に繋げることができます。

 

カゴ落ち対策ツールの導入

購入率アップの施策として、一番効果が出やすいのがカゴ落ち対策でしょう。

カゴ落ちとは、ネットショップに訪問したユーザーが商品をカートに入れた状態で、購入まで進まずに離脱してしまった状態のことです。

出典:https://netshop.impress.co.jp/node/10294

 

カゴ落ち率の平均は約65%と言われており、大きな機会損失になっているといえます。

カゴ落ちの対策として上げられるのが上記に記載しているような

  • 決済方法の充実
  • 簡潔な入力フォーム

の施策が挙げられます。

また、カート内に商品が残っている状態である事をメールやラインでリマインドできるようなツールも出てきているので導入の検討をしてみてもいいでしょう。

 

ネットショップの売上アップ施策③:購入単価アップに効く施策5例

購入単価をアップさせる施策に関しては、ユーザーに1点のみの購入をしてもらうのではなく+αの購入を検討してもらう施策になります。

押し売りのような印象を与えないように注意しながら行いましょう。

 

関連商品をおすすめする「クロスセル手法」

クロスセル手法とは、ユーザーが購入しようとしている商品とは別の商品を提案し、一緒に購入してもらおうというものです。

 

例えば、スマホ本体を購入した人にスマホケースやスマホの画面保護シートを勧めるという手法がクロスセルです。

 

先ほど紹介したレコメンド機能を使って「このアイテムを購入した人は、こちらのアイテムもよく購入しています」という風に関連商品を提案する方法があります。

レコメンド機能を使わなくても、売れ筋ランキングを表示する、という方法などで同じような効果を得ることが可能です。

 

ワンランク上の商品をおすすめする「アップセル手法」

アップセル手法とは、ユーザーが購入しようとしている商品よりもワンランク上の商品を提示することです。

対面ではなく、ネットショップではなかなか難しい手法ではあります。

ネットショップでは「松竹梅の法則」が最も利用しやすいといわれています。

「松竹梅の法則」とは、5,000円(松)・3,000円(竹)・1,000円(梅)と同じような商品を並べたときに真ん中の3000円の物が一番売れるというものです。

この顧客心理を用いてアップセルの施策を行ってみるのもいいのではないでしょうか。

 

金額条件を付けて特典をつける

ネットショップでよく見る○○円以上で何か特典が得られるという設定も、客単価を上げるのに一役買っている施策です。

  • ○○円以上で送料無料
  • ○○円以上でノベルティプレゼント
  • ○○円以上で使えるクーポン

などのバリエーションがあります。

この施策に関しては、金額条件を何円以上にするのかという設定が肝になってきます。

「現在のショップの購入単価」よりも少し高い金額を条件にすることで、ユーザーはプラスであと1点購入しようかなと思ったり、ワンランク上のアイテムを試してみよう、という気持ちになってくれます。

クーポンの場合は、クーポン適応後の客単価がショップの平均客単価を下回らないように、調整しておきましょう。

 

まとめ買いでお得な価格を提案

2つ買ったら1つプレゼント!という「2buy1キャンペーン」など、皆さんも見かけたことはありませんか??

消耗品の場合はまとめて購入してもらうことでお得な価格を提案することによって、客単価アップに繋がります。

アパレルの場合でもインナーやアンダーウェアなど日常的によく利用するものであれば、たくさんあっても困らないのでこういった提案ができるでしょう。

 

期間限定・数量限定など「今」買う魅力を提案

「限定」と聞くと闘争心に火がついてしまう方も多いのではないでしょうか。

ネットショップでも、期間限定や数量限定といった限定感の訴求は効果的です。

購入する予定ではなかったアイテムでも購入してくれる可能性も高まり、客単価アップにつながります。

時間限定のタイムセールなんかを行っているネットショップも多いですね。

 

ネットショップの売上アップ施策④:リピート率アップに効く施策6例

せっかく集客して購入までした頂いた顧客様でも、ネットショップは無数に存在しています。リピート施策を実施しなければ、せっかく獲得した顧客様をリピーターになってもらうことは難しいといえます。

 

適切なタイミングでリピート率アップ施策を実施して、自社のネットショップを思い出してもらいファンになってもらいましょう。

 

リピート顧客化に必須「メルマガ」

メールマガジンは、リピート率向上のための定番施策です。

基本的なECプラットフォームには標準機能として搭載されているため、低コストで配信できます。HTMLの知識がない場合でもテキストのみでも配信ができます。

もちろんHTMLメールの方が購入率は高くなるのですが、テキストメールが意味がないというわけではありません。

 

悩んで何もやらないのであればテキストメールでもメルマガを送った方がいいです。

また、検索エンジンで「HTML メルマガ テンプレ」などと調べてみるとたくさん参考になるものが出てきます。

 

メルマガ配信の頻度が多すぎるとブロックされてしまうので、適度な頻度で興味を持ってもらえそうなタイトルや内容を心掛けましょう。

 

メルマガの開封率の平均は「20%」といわれていますので、参考にしてみてください。

 

顧客様の目に触れる機会が多い「チラシ・ダイレクトメール」

ネットショップとは言え、比較的高い年齢層をターゲットとする場合はまだまだDMやチラシも効果的です。

 

DMやチラシは「広告されている」感が強くなってしまい身構えられてしまいます。

共感を得られるような表現で警戒心を解いたり、世界観を提示するのみにとどめるなどの工夫が必要になってきます。

デザイン費用や印刷代、郵送費などコストがかかるので慎重に効果検証を行いましょう。

 

次回購入につなげる「ポイント」「クーポン」付与

ポイントシステムは今や当たり前になりましたね。

会員登録をしてもらうと、購入金額に応じてそのネットショップで利用できるポイントが付与されます。

ポイントの利用期限を設けることで期間内にリピートしてくれる可能性が上がります。

 

クーポンも同じく利用期限を設けて、期間内にリピートしてもらう効果を発揮することができます。しかしながらクーポンに関しては多発してしまうと、割引状態が当たり前になりすぎてしまって定価で購入してもらえなくなってしまう恐れもありますので、乱発するのは控えましょう。

 

会員を増やす「キャンペーン」

今まで解説してきた施策はすべて会員様であることが前提です。

メルマガも会員様でないと送ることはできませんし、ポイントやクーポンは会員になっていないと利用できません。

 

会員登録を増やし、リーチできる顧客様の会員員数を増やしていく必要があります。

会員限定のキャンペーンを企画し、会員様を増やしていきましょう。

 

思い出してもらうきっかけ「リターゲティング広告」

カゴ落ち施策のところでもお話しした通り、リターゲティング広告は、ネットショップを一度訪れた事のあるユーザーや、過去に購入をしたユーザーをターゲットとして配信されるWEB広告です。

会員登録をしていなくて、こちらから接点を持てないユーザーに対しても、リターゲティング広告がユーザーとのつながりを保ち、自社のネットショップを思い出してもらえるきっかけになります。

 

デジタルな時代にだからこそ響く「手書きの手紙を同封」

ネットショップはメールのやり取りが中心です。

また、メールが来るタイミングもある程度テンプレ化されており、ユーザーも荷物の追跡番号が記載されているメール等自分が必要なメールしか開封しない傾向にあります。

 

そのような機械的な流れだからこそ、手書きの手紙はインパクトが大きいのです。

手書きの手紙を送ることで、ユーザーからお礼の手紙やメールが返ってくることは珍しくありません。

文面を考えたり実際に筆を執る手間はありますが、やってみる価値はある施策といえるでしょう。

 

ネットショップの売上が上がらないのはなぜ?売れないネットショップの共通点

課題が明確化できていない

ここまでいろいろと施策の実例を解説してきました。

自社のネットショップの課題が明確な店舗様であれば、自分たちが取り入れるべき施策が何個かは見つけてもらえたのではないでしょうか?

 

売上が伸び悩んでいるネットショップは、課題が明確化できていないという問題点があります。

 

ネットショップの売上アップの方程式

「アクセス数」×「購入率(CVR)」×「平均客単価」

この3つの構成要素の中に課題があります。

 

グーグルアナリティクスを導入しよう

方程式の3つの構成要素の課題を洗い出すにはグーグルアナリティクスの導入が必須です。

Googleが無料で提供しているアクセス解析ツールであるグーグルアナリティクスは、ネットショップのサイト分析に欠かせません。

  • アクセス数
  • 訪問ユーザーの流入元
  • 閲覧ページ
  • 各ページの離脱率

などの情報を収集できます。

また、オプション機能でeコマースのトラッキングを利用することで

  • 購入率
  • 平均単価
  • 購入された商品

も分析することができます。

 

グーグルアナリティクスは現状のバージョンUA(ユニバーサルアナリティクス)から新しいヴァージョンのGA4(ジーエーフォー)に移行している過渡期になっています。

 

両方でデータが取れるように設定しておきましょう。

 

PDCAサイクル

 PDCAサイクルとは、

Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)

の頭文字をとったものです。

 

聞いたことない方はいらっしゃらないと思うほど有名なフレームワークです。

 

ネットショップの売上をアップするにも、

Plan:

目標・目的を設定し、それに沿った計画を立てる

 

Do:

計画を実行する

 

Check:

効果検証をする。データ分析もそうですが、そもそも実行できたかできなかったかも振り返り原因を洗い出しましょう。

ここでしっかりと検証、分析を行えていないと次回に結びつく改善点が出せないのでしっかり行いましょう。

 

Action:Check部分で洗い出したデータを基に次回に生かせる対策や改善を出す。

 

このPDCAを何度も繰り返してネットショップの売上アップを目指していきましょう。

 

社内だけでPDCAを回していくのが不安

データ分析をしたいけれど、どこからどのような数値を見ればいいのかわからない

グーグルアナリティクスの設置ができない

 

そんなことでお悩みの方は、ネットショップのコンサルタントとしてサポートしてきた弊社にお気軽にご相談くださいね。

 

ネットショップの売上アップのための施策の優先順位を決める

ここまで紹介してきた施策はどれも重要で効果が見込めるものです。

リソースが許すならば同時進行で進めてほしいものになりますが、それが難しいのも実際にネットショップを運営している身としては重々承知しているつもりです。

 

まずは社内リソースで行うことができるものから着手

こういった場合は、社内リソースで行うことができるものから始めましょう。

社内にノウハウが蓄積されませんし、費用の負担があります。

まずは自分たちでできることから始めてみてPDCAサイクルを回して自社のネットショップに合う施策を探してみましょう。

 

しかしながら、自分たちで施策をしていると成果の伸び悩みや行き詰まりにぶつかることがあるかとも思います。

そういったときには外部に相談してみましょう。自分たちでは盲点だったことや追い切れてなかった数値から思ってもない打開策を提示してくれる場合もあります。

ネットショップの売上アップ、誰かの助言が欲しいと思ったら?

宮本 育夢
ライター 河野 拓馬 営業 / ウェブマーケター
六次元の福岡オフィスメンバーとして2022年入社。動画コンテンツを駆使する新世代のマーケター。
ウェブサイト制作をはじめとしたディレクションやマーケティングも行う。動画クリエイター兼営業マンで、六次元では異端。
趣味はテニスとサウナ。パントマイムが得意。好きな食べ物はきな粉。飼っているドジョウの名前はチョロ蔵。

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