Facebook広告で目標を達成するための運用方法を徹底紹介!

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Facebook広告を出稿するときには運用の方法を十分に検討しておくことが重要です。運用によって目標を達成するためには何が必要なのでしょうか。この記事ではFacebook広告を通して成果を出すために欠かせないコツや、前提として押さえておくべきポイントをご紹介します。

Facebook広告の運用で成功するために押さえておくべき前提

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Facebook広告を出稿して運用していくことによって成功を遂げるためには前提として押さえておくべきポイントがあります。Facebook広告の仕組みや利用のコツが理解できていないと、広告の配信によって達成したい目標になかなかたどり着けません。まずはFacebook広告の基礎をここで確認し、効果的な運用方法を考えるための基礎を整えましょう。

 

FacebookとInstagramのSNSとしての特徴

Facebook広告はFacebookとInstagramを中心として、MessengerとAudience Networkにも広告を出せるのが特徴です。メインになっているFacebookとInstagramは3大SNSのうちの2つで、国内外に幅広いユーザーがいます。SNSとしての特徴を踏まえて運用することが成果につながります。

 

Facebookは実名主義を貫いているSNSです氏名や性別などが本物なのでユーザーの属性がはっきりとわかります。月間アクティブ利用者数が2020年3月時点で26億人という突出した水準になっているのもFacebookの特徴です。日本国内だけでも2800万人以上が利用しているSNSで、特に30代前後のユーザー数が多いことが知られています。

 

Instagramはビジュアルの活用が特徴的なSNSで、運営しているのはFacebookと同じ会社です。写真や動画を通して情報の収集や発信をしたい人が集まっているSNSです。若い世代のユーザー数の多さが特色で、10代から20代がメインユーザーになっています。日本では2019年3月時点で3300万人のユーザー数を誇っているSNSです。女性比率が高いこともよく注目されている点なので、広告運用の方法を検討する際には念頭に置いておきましょう。

 

Facebook広告の課金システム

Facebook広告を配信するときには運用を通してコストパフォーマンスを上げることが重要です。Facebook広告では課金システムとして主にインプレション課金とクリック課金が取り入れられています。動画視聴などのいくつかの例外を除くと、インプレションかクリックによって課金される点は留意しておく必要があります。

 

インプレション課金(CPM課金)は広告が表示された回数によって課金される方式です。1000回につきいくらかかるかがCPM単価になります。ユーザーが広告に対してアクションを起こしたかどうかは問題ではなく、クリックしてもしなくても課金対象です。ただ、CPM課金は単価が低いメリットがあります。

 

クリック課金(CPC課金)は配信された広告がクリックされたら費用が発生する課金方式です。Facebookではランディングページに遷移するリンクをクリックするケースもありますが、「いいね!」や「シェア」をクリックすることもあります。どの場合にもユーザーから興味を持ってもらえたときにだけ費用が発生する仕組みです。単価は高めですが、ファンの獲得や売上の向上などにつながりやすいのが魅力です。

 

Facebookの広告フォーマット

Facebook広告を運用するときには広告フォーマットについての知識が重要です。Facebook広告に出稿できるフォーマットには、主なものとして画像と動画だけでなく、コレクションやカルーセル、スライドショーがあります。画像や動画だけでも魅力的な一枚、一本を作れればユーザーを魅了できるでしょう。しかし、他の広告フォーマットも活用する方法も考慮して運用した方がFacebookやInstagramで成功しやすくなります。

 

コレクションなら商品カタログとしてさまざまな商品をユーザーに見てもらうことが可能です。カルーセルでは複数の画像をまとめて広告に組み込むことができ、ユーザーはスマホでスワイプしたり、パソコンでクリックしたりすると次々に画像を切り替えられる仕組みになっています。スライドショーでは複数の画像だけでなく、テキストやサウンドも使って広告を作り上げることができます。複数の画像を使ってアプローチすると幅広いユーザーから興味を持ってもらえる可能性が上がるのがメリットです。

 

Facebook広告の目的と予算の設定

Facebook広告ではキャンペーンの作成のときに目的を定められます。認知度や検討機会、コンバージョンといった目的の中から適切なものを選ぶことで、Facebookのシステムによる最適化がスムーズに進められていくのが特徴です。Facebook広告は完全にマニュアルの広告配信サービスではないので、目的の設定を重視してキャンペーンを使い分けていきましょう。

 

また、Facebook広告では予算を細かく設定できるのも特徴です。予算が不足するとコンバージョンが上がっている広告が表示されなくなることもあります。日予算と通算予算から設定を選べるのも特徴です。広告予算との兼ね合いも考慮し、日々見直しをして最適な予算でFacebook広告を運用するのが大切です。

 

Facebook広告の運用方法の基本ポイント

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成功につなげるためのFacebook広告の運用のポイントはたくさんあります。まずは基本の運用方法を理解して、着実に成果を目指せるようになりましょう。

 

ターゲットをオーディエンスで設定する

Facebookの特徴として個人が実名で登録されていて、ユーザー属性の情報の信頼性が高いことが挙げられます。そのメリットを生かしてターゲッティングをするのがFacebook広告で成功するための基本の方法です。広告の目的や商品・サービスに応じたオーディエンスの設定をしましょう。

 

オーディエンスの設定では年齢や性別、地域や趣味・関心などのさまざまな項目を設定できます。広めにした方がアプローチできるのが広範囲のユーザーになりますが、CPM課金でもCPC課金でも費用が高くなりがちです。分析を通してコンバージョンや認知度の向上につながりやすいユーザー属性を絞り込んでアプローチしていくのが肝心です。

 

広告フォーマットの選定を慎重におこなう

Facebook広告では広告フォーマットの選び方によって反響が大きく変わります。画像がとてもシンプルで使いやすいと思いがちですが、訴求力という観点では他の広告フォーマットに劣ることもあるので注意しましょう。例えば、商品がたくさんあって個々に魅力があることを伝えたいならコレクションやカルーセルが適しています。しかし、これだという逸品があるなら画像一枚で伝えるか、スライドショーにして積極的なアピールをするのが効果的です。

 

動画は映像と音声を両方とも使ってユーザーに魅力を伝えられますが、すぐに視聴するのをやめてしまう人や、再生しようとしない人もいます。Facebook広告で認知度を重視してフォロワーを得るのをまず目標にするなら、画像広告の方がかえって成果につながることもあります。広告フォーマットによるユーザーの印象の違いを考慮して運用していきましょう。

 

クリエイティブに力を注ぐ

Facebook広告ではクリエイティブに力を注ぐのが重要です。広告文でアピールしようと考えるかもしれませんが、SNSでは画像を一目見ただけですぐに興味がありそうかどうかを判断してしまうユーザーが多くなっています。クリエイティブで目を引けなかったら広告文は読んでもらえないというくらいに思っておいた方が良いでしょう。

 

特にInstagramに広告を配信するときにはクリエイティブが勝負です。ビジュアルでユーザーを魅了できなかったらほとんどスルーされてしまいます。Facebook広告ではクリエイティブのフォーマットも用意していて、リード獲得やエンゲージメントなどに特化したデザインを利用することも可能です。クリエイティブの運用のときには積極的に活用するのがおすすめです。

 

予算と入札の設定を見直す

Facebook広告の運用では予算と入札の設定を定期的に見直して改善を図るのが重要です。配信している広告のレポートを見て分析してみると、予算上限に達していて配信されていないことはよくあります。その予算内で運用すべきか、上限を上げて費用をかけてでも広告を出すべきかはケースバイケースです。複数の広告を同時に運用しているときには、他の広告予算を動かして、利益につながっている広告に資金を使うのも重要です。

 

また、入札単価が低くて競合他社に負けてしまっているために、ほとんど広告が配信されていないというケースもあります。入札単価を上げて配信するのが成果につながるかも詳細に分析してみなければわかりません。しかし、わずかな入札単価の違いによって配信数が大きく変化することもあります。広告は配信されなかったら意味がないので、単価を上げることを前向きに検討するのがおすすめです。

 

Facebook広告で効果を上げるおすすめの方法

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Facebook広告の効果をできる限り引き上げたいと考えるのはもっともなことです。成果につながるおすすめのコツを紹介するので、広告運用を成功させる方法を知っておきましょう。

 

広告は自動機能を重視する

Facebook広告ではAIによる機械学習を取り入れた自動機能を整えています。Facebook広告で効果を上げるには、自動機能を重視して運用していくのがおすすめです。例えば、Facebook広告の配置は自動配置と手動配置から選べます。手動配置にするとFacebookのニュースフィードやInstagram、Audience Networkなどを個々に指定して広告を配信できます。ただ、広く広告を配置したために広告費が高くなるリスクもあれば、費用を抑えるために狭い範囲に配置して効果が出ないこともあります。

 

Facebook広告のアルゴリズムで自動配置をしてもらうと、広告の目的や広告フォーマットなどのさまざまな情報に基づいて最適化をして配置されます。費用対効果が上がりやすい方法なので、まずは自動配置で配信してたたき台を手に入れ、最適化を目指して運用するのがおすすめです。入札戦略なども自動機能があるので、Facebook広告を始める段階では積極的に利用しましょう。

 

コンバージョンを目的とする広告を出稿する

Facebook広告では認知度の向上を目指すこともできますが、コンバージョンを目的として出稿するのがおすすめです。ブランドネームを知ってもらいたい、エンゲージメントを増やしたいというだけなら、Facebook広告を出さずにFacebookページを運用するだけでも効果を出せます。しかし、売上高や問い合わせ数などを指標にしたいときにはFacebookページでの投稿だけでは難しいのが一般的です。

 

広告の運用には必ず費用がかかるため、利益につながる成果が得られなければ継続するのは困難です。費用対効果を上げてFacebook広告の配信による成功を目指すにはコンバージョンを重視する必要があります。コンバージョンを重視するときにはピクセルコードを使って効果測定の設定をするのも大切です。効果測定を正しくおこなえるように、コンバージョン地点を明確にしてピクセルコードを設置しましょう。

 

A/Bテストを実施する

広告の運用では効果の高い設定をして配信することが大切です。Facebook広告ではA/Bテストを実施して効果の高いパターンを導き出していきましょう。商品購入の促進を目指すときには、商品の性質に応じて売れそうなターゲットを決めるのが常套手段です。30代から40代の女性がターゲットだとなると、そのオーディエンスの設定をして広告配信をするでしょう。しかし、実際には20代の女性の方が興味を持ってくれることもあります。

 

A/Bテストをすれば比較を通してより良い方法を見出せます。オーディエンスの設定だけでなく、クリエイティブの比較や、広告配置の選定などにもA/Bテストが効果的です。A/Bテストをするときには重複部分を極力少なくするのがコツです。若い女性を狙っている商品が、中年の男性からプレゼントとして買いたいと注目されることもあります。固定観念にとらわれずに重複しない設定を複数比較していくのが肝心です。

 

クリエイティブは複数用意して定期的に切り替える

Facebook広告ではクリエイティブの重要性が高いことを意識していても、一度作ったらそれまでにしてしまう失敗はよくあります。画像や動画がいつも同じものでは新しいユーザーを獲得することはできません。今のクリエイティブでは魅力を感じないユーザーも、別のクリエイティブを見たら急に興味を持ってくれる可能性があります。

 

また、画像や動画が更新されていないとユーザーは見飽きてしまいます。今までフォローしてくれていたユーザーが離れていく原因になる場合もあるため、クリエイティブの定期的な更新は重要です。複数のクリエイティブを制作しておいて定期的に切り替えるのが費用対効果の高い方法です。切り替える前後での広告効果を分析すると、新旧のクリエイティブの価値も評価できます。

 

広告運用のサイクルは短くする

Facebook広告は効果測定を通して状況を把握し、改善策を考えて運用するのが肝心です。そして、新しい形で広告を配信した結果をまた分析して改善を目指していくのが成功につながります。この広告運用のサイクルを短くできれば、わずかな期間で広告の費用対効果が上がって目的達成に向けて躍進できるでしょう。

 

A/Bテストなどは1日で効果がわかるものではないのも確かです。単純に設定を変更して比較するときには、Facebookの使い方が曜日によって違うことも考慮して2週間以内を目安に運用するのがおすすめです。一方、広告の配信結果を網羅的に分析して大きな改善策を立てるのなら、ある程度の期間のまとまったデータがあるのが理想的です。2週間では心もとないので、1ヶ月を目安広告結果を集計して改善を検討しましょう。

 

Facebook広告のプロなら日常的に分析をして運用するノウハウを持っていて、状況に応じた最短のサイクルで改善を進められます。Facebookの運用に強い広告代理店に相談する方法もおすすめです。これから初めてFacebook広告の運用をするケースではノウハウがないため、なかなか成果につながらないのが悩みになります。プロのサポートを受けてノウハウを共有してもらうとスムーズに目標達成に向かうことが可能です。

 

まとめ

Facebook広告は運用によって成果を出せるように工夫をしていくのが基本です。ここで紹介したようにFacebook広告の運用方法のコツは無数にあります。FacebookやInstagramのユーザー層やユーザーの行動特性を考慮し、コンバージョンにつながる広告の仕方を見出していくことが重要です。Facebook広告によって達成したい目標や、取り扱う商品・サービスなどによって最善の方法にも違いがあります。

 

六次元ではFacebook広告の運用のプロとしてサポートをしています。広告代理店として培ってきたノウハウを最大限に活用して、クライアント様の目標達成に貢献して実績も上げてきました。短い期間でFacebook広告の運用を軌道に乗せたいとお考えでしたら、ぜひ六次元にご相談ください。

 

 

宮本 育夢
ライター 河野 拓馬 営業 / ウェブマーケター
六次元の福岡オフィスメンバーとして2022年入社。動画コンテンツを駆使する新世代のマーケター。
ウェブサイト制作をはじめとしたディレクションやマーケティングも行う。動画クリエイター兼営業マンで、六次元では異端。
趣味はテニスとサウナ。パントマイムが得意。好きな食べ物はきな粉。飼っているドジョウの名前はチョロ蔵。

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