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楽天への出店は儲からないと言われる理由と赤字にならない対策を紹介!

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楽天市場はシェアが伸びている人気のECモールです。しかし楽天に出店しても儲からず、撤退を余儀なくされている店舗もあります。この記事では楽天に出店しても儲からない理由や原因、赤字にならないための対策を紹介いたします。

楽天出店で儲からない5つの理由


出典:https://www.shutterstock.com

 

「楽天に出店しても儲からない」と問題になるのは、さまざまな影響によって利益を出すのが難しいとされているためです。儲からずに失敗しやすい理由をまずはご紹介します。

 

出店料や手数料の支払いがある

楽天は出店料や手数料の支払いがあり、利益を出しにくいのが赤字経営になりやすい理由です。楽天では初期出店料として6万円、月額出店料として最低でも19,500円がかかります。システム手数料や楽天ペイの決済手数料なども売上高に応じてかかるため、売上の10%程度は楽天に支払うことになります

 

価格競争が厳しい

楽天市場は出店店舗数が5.7万以上、流通総額が5兆円に達している大きなECモールのため、競合が多くて価格競争が厳しいです。楽天では型番商品の最安値検索に対応しているため、ユーザーは最も安くてお得な店舗を簡単に探し出せます。他店で価格を下げたら自店舗も下げる対応をしなければ売れにくくなるため、価格競争によって利益率が低下しがちです

参照:https://www.rakuten.co.jp/ec/start/knowhow/

 

差別化戦略を立てるのが難しい

競合との競争に打ち勝つためには差別化が必要ですが、楽天では差別化戦略を立てるのが容易ではありません。テナント型のECモールなので店舗ページや商品ページで工夫をすることは可能です。セット商品で販売するといった戦略も立てられますが、ユーザーニーズを捉えられていないと運営コストや原価率の上昇を招くケースがあり、儲からない結果になります。

 

顧客対応や配送の負担が大きい

楽天でのEC運営は手間とランニングコストがかかります。楽天は決済サービスに標準対応していますが、顧客からの質問に答えたり、出荷や配送の対応をしたりするサービスはありません。ECの運営コストが楽天の利用料以外にもかかるのも儲からない原因です

 

独自ルールへの対応に追われる

楽天では独自ルールを設けているため、対応に追われるのも問題になります。ガイドラインを遵守しないと最悪の場合には出店停止になるため、店舗ページや商品ページを楽天に合わせなければなりません。新規ルールの追加時や既存ルールの変更時には対応に追われるため、負担がかかるのは確かでしょう。

 

楽天出店で失敗する5つの原因


出典:https://www.shutterstock.com

 

楽天に出店して赤字経営になって失敗するのはEC運営上に原因がある場合もあります。楽天のシステムを理解していないのが原因のことも多いので注意しましょう。ここでは楽天に出店し「失敗した!」となる原因を説明します。

利益率を計算していない

楽天出店で儲からないのは利益率を計算していないのが根本原因のことがよくあります。店頭と同じ価格で販売したために、手数料の負担で赤字になるというのがよくあるケースです。契約プランや売上によって利益率が変わるので注意しましょう。

 

競合調査をしていない

競合調査をせずに楽天に出店するのはおすすめできません。型番商品なら最安値がいくらか、競合店舗がポイントアップやクーポン配布をしているかといった調査をしなければ売れる商品価格やサービスを整備できません。競合状況は変わっていくので、継続的に調査をする必要があります。

 

楽天に特化した設定をしていない

楽天では独自ルールを設けているので商品ページの内容や商品ごとの配送設定などを合わせる必要があります。楽天のシステムに特化した設定をしていないとユーザーに選ばれない、余計なコストが発生するといった問題が起こります。楽天の39ショップ対応は典型例です。検索条件にも設定できることからユーザーに選ばれやすい店舗にするには対応が必要です。

 

そもそも売れる商品を取り扱っていない

売れる商品を取り扱っていなかったために失敗するケースもあります。楽天ではユーザー層が広いので型番商品なら安ければ売れる可能性が高いでしょう。しかし、オリジナル製品の場合には知名度がなくてそもそも検索されないという問題が起こる可能性があります。型番商品でもネットで購入する人が少ない少額の小物商品ばかりでは売れなくて失敗するリスクが高くなります。

 

集客戦略を立てていない

楽天では競合が多いことを考慮して集客戦略を立てるのが重要です。選んでもらえるための集客をしていないと失敗します。楽天市場の検索でヒットしやすくする、楽天のメルマガを使ってマーケティングする、Google検索からの流入を増やすなどの集客をして出店後に知名度を上げる努力をしていないと儲からない状況に陥りがちです。

 

楽天で赤字にならない5つの対策


出典:https://www.shutterstock.com

 

楽天に出店して赤字にならないためには対策が必要です。儲からない原因を考慮して以下の5つの対策をしてEC経営をするのがおすすめです。

 

利益率を考慮してプランを選ぶ

楽天に出店して儲かるためには利益率を計算するのが重要な対策です。出店料・手数料・送料・EC運営コストなどと仕入れ額を加味して原価計算をしましょう。そして、想定売上に基づいて利益率を考慮したプランを選んで出店するのが大切です。プランによって初期費用・運用費用が異なるだけでなく、販売可能な商品数や使用できる画像ストレージ容量なども違うので、自社の販売計画に合うプランを選んで契約しましょう。

 

競合状況に合わせて料金設定をする

楽天では適正な料金設定をするのが重要です。原価計算の結果に基づいて赤字にならないように価格を決めるのは不可欠ですが、それだけでは売れないリスクがあります。楽天での競合他店の販売状況に合わせて料金設定をしましょう。競合が価格を下げているなら、利益率を下げてでも同価格以下にしないとなかなか売れないかもしれません。

 

楽天スーパーセールやお買い物マラソンなどのイベントで価格を下げたり、ポイントアップをしたりしている競合店舗がある場合にはさらに戦略をよく考える必要があります。足並みを揃えて競争することも可能ですが、イベント時は他店に譲って通常時の価格で勝るという戦略も立てられます。料金設定は競合とイベントとの兼ね合いを考慮して決めるのがおすすめです

 

送料設定・配送設定を最適化する

送料と配送についての設定を最適化すると楽天で儲かりやすくなります。39ショップの申請をすると対象商品を3,980円以上購入したユーザーに対して送料無料の対応をすることになります。ただ、単品配送で複数個口になる場合やクール便などの場合には負担が大きいので送料をユーザーに請求したいと思うでしょう。楽天では送料設定や配送設定について独自ルールがあるので最適化してメリット・注意点をユーザーに伝えるのが重要なポイントです。

 

需要の高い売れ筋商品を用意する

楽天出店で儲からない状況に陥らないためにはスタートダッシュが必要です。新規店舗として出店した時点で需要の高い商品を用意して入口商品にしましょう。売れ筋商品として話題になれば店舗の知名度も上がってリピーターが増えます。ユーザーニーズの調査をして売れる商品を最初に積極的に売りに出すのが成功のポイントです

 

広告運用をして売れる流れを作る

楽天では広告運用をすると赤字経営から脱却できるチャンスがあります。認知されていないために売れないというのは非型番商品ではよくある問題です。楽天には注目商品としてピックアップしてもらえる掲載型広告や検索連動型広告などの広告サービスがあります。楽天のメルマガにも広告を掲載して配信してもらうことが可能です。広告費の負担はありますが、オリジナル商品の認知向上に有効な方法なので積極的に活用して集客を図りましょう。

 

まとめ

出典:https://www.shutterstock.com

楽天に出店しても儲からないケースがあるのは確かで、赤字経営で撤退せざるを得なくなる場合もあります。しかし、楽天のシステムに合わせた戦略を立てれば、ユーザー数が多いメリットを活かして大きな収益を上げられる可能性があります。楽天に出店して成功するには手数料の高さや競合の多さを加味して利益を上げられる仕組み作りをするのが大切です。プライシングや配送設定などの細かな点まで考慮して、利益を最大化できるようにして出店しましょう。

宮本 育夢
ライター 河野 拓馬 営業 / ウェブマーケター
六次元の福岡オフィスメンバーとして2022年入社。動画コンテンツを駆使する新世代のマーケター。
ウェブサイト制作をはじめとしたディレクションやマーケティングも行う。動画クリエイター兼営業マンで、六次元では異端。
趣味はテニスとサウナ。パントマイムが得意。好きな食べ物はきな粉。飼っているドジョウの名前はチョロ蔵。

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