Pinterestのビジネス活用事例と最大限に生かすコツを紹介
目次
ピンタレストはビジネスでの活用がグローバルに注目されています。
成功事例も増えてきているので、今後のマーケティング戦略としてピンタレストを活用したいと考えている人もいるでしょう。
この記事ではピンタレストをビジネスで活用する魅力や生かし方のコツを紹介します。
活用事例についても代表例をまとめたので参考にしてください。
Pinterestとは
Pinterestとはユーザーや企業の間で共有されている画像や動画を「ピン」としてボードに留めていくことで、ひらめきやアイディアを収集・管理できるウェブサービスです。
ピンはブックマークと同じような役割を果たします。
ユーザーは興味関心のあることを集めて自分のボードを作り上げたり、リピンをして他のユーザーとシェアしたりすることが可能です。
気になっていることをキーワードで検索して探せるサービスにもなっています。
Pinterestはアメリカ発のサービスで、日本では2013年にリリースされました。
一般的なSNSとは違うコンセプトで作り上げられたサービスなので、日本でもユーザーが急速に増えてきています。
ビジネスでPinterestを活用する魅力
出典:https://www.shutterstock.com
ピンタレストのビジネス活用は世界的に活発になってきています。
他のSNSも存在する中で、なぜピンタレストが注目されているのでしょうか。
まずはビジネスでピンタレストを活用する魅力を確認しておきましょう。
Pinterestの独特のユーザー層をターゲットにできる
ピンタレストは画像や動画によってユーザーにアプローチできるSNSです。
ピンタレストのユーザーはピン留めされている多様な画像や動画を見て気に入ったものを収集して整理するという考え方で利用しています。
AIによる機械学習でユーザーの嗜好に合う提案をするアルゴリズムも搭載されているのが特徴です。
ピンタレストをビジネスで活用すると、自社のボードやピンに関心を持つユーザーをターゲットにできます。
特に情報を集めたいという気持ちが強いユーザーをターゲットにできるのがピンタレストの特徴です。
ファッションや旅行、サービスや食品などのユーザーの興味関心による選択が購入や契約に直結する業界で主に活用されています。
ブランディング戦略として使いやすい
ピンタレストはビジネスのブランディングに活用しやすいのが特徴です。
ピンタレストではボードを用意して、画像や動画を活かしたピンを作成していくことにより情報を発信できます。
ブランドロゴやブランドコンセプトを伝えるボードを作れば興味を持ったユーザーが集まります。
ユーザーにリピンをしてもらえれば情報が拡散し、広いユーザー層に認知してもらえるのが魅力です。
日本での競合が少ない
日本ではピンタレストの活用事例がまだ多くはありません。
グローバルに見れば積極的に活用している企業が急増しているものの、日本ではまだスタンダードにはなっていないのが現状です。
ピンタレストでも他のSNSと同様に競合との競争があります。
競合が少ない今はビジネスで活用するのにうってつけの舞台になっています。
Pinterestのビジネスでの活用事例
出典:https://www.shutterstock.com
VOGUE JAPAN
VOGUE JAPANは世界有数のファッション誌VOGUEの日本版を運営しています。
世界のファッショントレンドを司るほどのシェアがあるので日本でもフォロワーが31万人を超えています。
VOGUE JAPANはボードの構成が巧妙で、ライフスタイル/ニュース、ライフスタイル/インタビュー、ビューティー/エキスパートなどといった2つのキーワードから構成しています。
ユーザーが興味に合わせたピンを見つけやすくすることで販促に活用している事例です。
SnapDish Recipe & Food
SnapDish Recipe & Foodはレシピのアイデアを共有するSNSです。
ピンタレストでのフォロワーは19万人以上に上り、レシピ業界で大きなシェアを獲得しているのが現状です。
お弁当や朝ごはんやパーティーといった内容に応じたボード、お正月やクリスマスなどのイベントに合わせたボードの他、トレンドや食材に合わせたボードも用意しています。
具体的な料理のイメージができるのでレシピ活用を促すのに効果的な活用方法になっています。
▶︎SnapDish Recipe & Food|Pinterest
無印良品
無印良品はシンプルなアイテムを多岐にわたって開発していて定評があるブランドです。
無印良品ではピンタレストで収納のボードとサブボードを組み合わせてわかりやすい運用をしています。
無印良品の商品の個々の活用術や組み合わせ方を一つずつ丁寧にピンにしていて、気の利いた使い方のアイデアを提案しているのが特徴です。
活用のアイデアが膨らむので多くのユーザーから購入したいという気持ちを持ってもらいやすいでしょう。
H.I.S Japan
H.I.S Japanは世界的に有名な旅行代理店の日本法人です。
H.I.Sでは地域別にボードに分けて魅力をピンにしています。
また、おいしいNIPPON、日本の世界遺産ランキング、絶景-The World Superb View-といったテーマやゴールデンウィーク、夏休みといったシーズンに合わせたボードも用意して検索しやすさを重視した設計にして運用しているのが特徴です。
旅行の時期や目的に合わせて探しやすい設計になっているのでユーザーから支持を得やすく、フォロワーも15万人を超えています。
ゼクシィ
ゼクシィはリクルートの運営する結婚相談所サービスの大手として有名です。
ゼクシィではイメージに合わせたボードを用意しているのが特徴で、モダン、ナチュラル、ロマンチックといったボードがあります。
白ドレス、ブーケ、ケーキなどのブライダル関連のキーワードのボードもあり、結婚したいという気持ちを昂らせる内容になっています。
結婚に対するイメージを膨らませて問い合わせにつなげるビジネス戦略にピンタレストを活用している事例です。
Honda
ピンタレストでは自動車メーカーの活用が進んでいます。
Hondaは典型例で新車や昔からの車種のシリーズごとにボードを作成しています。
個々の車に数十~百数十くらいのピンを付けて魅力を徹底的にアピールしているのが特徴です。
さらにブランド価値を伝えるためのボードとしてHonda SafetyやDetermination Powers Usなども用意して、ブランディング戦略にピンタレストを活用しています。
Pinterestをビジネスで最大限に活用するコツ
出典:https://www.shutterstock.com
ピンタレストをビジネスで活用するときにはコツがあります。
最大限に魅力を引き出すために欠かせないポイントを押さえておきましょう。
Pinterestを活用する目的を明確化する
ピンタレストをビジネスで活用する際には目的の明確化が重要です。
ピンタレストはブランディングに強いのは確かですが、ウェブサイトへの集客にも活用できます。
SNSマーケティングの舞台としてピンタレストを選び、競合他社との差別化を図る戦略も立てられるでしょう。
ピンタレストの魅力を最大化するには目的に合わせてボードの設定やピンの出し方、画像や動画へのリンクの張り方を考える必要があります。
まずはピンタレストのアカウント運用をする目的の目標数値を決めましょう。
Pinterestのピンを使い分ける
ピンタレストでは通常のピンだけでなく、さまざまな種類のピンを活用できます。
目的に応じてピンの種類を選んで使い分けるのが重要です。
例えば、アイデアピンなら複数の画像や動画を組み合わせてストーリーを作れるため、提案を通して商品やサービスの購入を促せます。
ピンタレストにはリーディングピン、プロダクトピン、レシピピンなどの機能もあります。
商品やサービスを利用した人のピンをリピンしてコミュニケーションを取るのも効果的です。
多様なピンの機能を活用すれば幅広いマーケティングができます。
Pinterestの運用方法を決める
ピンタレストのビジネスアカウントを運用する際には体制を整えるのが大切です。
ピンタレストを活用するために社内リソースを割くと、他の業務が滞るリスクがあります。
Instagramなどの他のSNSとは違う性質があるため、慣れている社員がいないとピンタレストの運用効果も上がりにくいでしょう。
社内運用では難しいという懸念がある場合には、ピンタレストの運用に慣れている広告代理店に外注するのがおすすめです。
Pinterestアド(広告)をビジネスに活用しよう
PinterestにはPinterestアド(広告)という広告サービスがあります。
2022年にリリースされたサービスで、フィードや検索結果などに広告として画像や動画を配信することが可能です。
一般的な検索エンジンやSNSの広告と同様に、キーワードやユーザーの興味などを条件にしてターゲティングできる仕組みになっています。
ショッピング広告の配信もできるため、商品販売に活用することも可能です。
Pinterest広告はアカウントの知名度が低くても認知度を上げやすいのがメリットです。
広告を通して認知度を高めればPinterestのアカウントを活かしやすくなります。
ビジネスアカウントを取得して広告を効果的に活用していきましょう。
ピンタレスト広告についての記事はこちら
まとめ
ピンタレストは日本ではまだビジネス活用の舞台として主流ではないですが、個人のユーザーは多くなってきています。
グローバルには活用している企業が多いSNSなので、今のうちにピンタレストを活用するのがおすすめです。
ピンタレストの特性を生かして活用すればビジネスチャンスが広がります。
弊社ではピンタレストの活用戦略の立案から運用まで幅広く対応していますのでぜひご相談ください。
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