マイクロソフト広告のやり方は?始め方のステップをわかりやすく解説
目次
マイクロソフト広告とはマイクロソフトが提供する広告サービスです。
マイクロソフト広告はbingへの注目度が高まるにつれて注目を浴びるようになりました。
この記事ではマイクロソフト広告で広告出稿をするまでのステップをわかりやすく解説します。
マイクロソフト広告を利用してマーケティングを進めていきましょう。
Microsoft広告とは
Microsoft広告とはMicrosoftが提供している広告サービスで、日本では2021年にリリースされました。
Bingの検索エンジンを舞台にしてWindowsユーザー層にアプローチできるのが特徴です。
Googleに比べるとBingのユーザーシェアは狭いですが、Windows標準のMicrosoft EdgeではBingが検索エンジンになっています。
そのため、検索エンジンの種類にこだわらないWindowsユーザー層に広くアプローチできる広告サービスとして注目されています。
Microsoft広告ではYahooやAOLと提携していて、パートナーサイトへの広告配信ができます。
広いユーザー層を狙える点で魅力が大きい広告サービスです。
Microsoft広告について詳しくはこちらをご覧ください。
Microsoft広告を利用するにはまずはアカウント登録から
Microsoft広告(マイクロソフト広告)を始めるにはアカウントが必要です。
マイクロソフト広告用の新規アカウントを作ることもできますが、既存のメールアドレスを使用することも可能です。
Microsoft広告の新規登録ページにアクセスしてログインした後、以下の情報を入力すればアカウント登録ができます。
- 姓名
- 広告の目標
- 商号
- 会社のウェブサイトのアドレス
- 広告表示場所
- キーワード・テーマ
- 会社の電話番号
- 予算
- 正式な会社名・電話番号・所在地・タイムゾーン
なお、広告の目標やキーワードや予算などは後から変更することができます。
アカウントができたらマイクロソフト広告の管理画面が表示されるようになります。
Microsoft広告の始め方は3通り
出典:https://www.shutterstock.com
Microsoft広告(マイクロソフト広告)を始め方は1通りではありません。
他社の広告設定をインポートして利用できるシステムになっているからです。
マイクロソフト広告では現状として3通りの始め方があるので、それぞれについて簡単にやり方を紹介します。
Google広告の設定をインポートする
Google広告を運用してきた場合には一通りの設定をインポートできます。
マイクロソフト広告は管理画面の仕様も広告の構造もほとんどGoogle広告と同じなので、インポートするとほぼ同様に運用することが可能です。
マイクロソフト広告の管理画面の上部にある「インポート」を選ぶと「Google広告からインポート」があるので選びます。
そして、Googleへのサインインが求められるので認証をしましょう。
するとアカウントを選択する画面が表示されるので、希望するアカウントを検索して選択します。
インポート名、スケジュール、メール通知の有無を設定して実行しましょう。
これでGoogle検索と基本的に同じキャンペーンや広告がインポートされます。
Facebook広告の設定をインポートする
マイクロソフト広告ではFacebook広告の設定もインポートできる場合があります。
Facebook広告のインポートはアメリカ、カナダ、イギリスなどのいくつかの国でしか対応していないのが現状で、日本でも管理画面上はインポートの選択肢が表示されますが、まだサポートされていません。
マイクロソフト広告でFacebook広告の設定をインポートする場合には、管理画面の上部の「インポート」から「Facebook広告からインポート」を選択します。
Facebookにサインインした後、マイクロソフト広告にインポートしたいFacebook広告キャンペーンを選びましょう。
そして、通貨単位の変換をするかどうかを指定し、インポートのスケジュールを設定して実行すればFacebook広告の内容がインポートされます。
マイクロソフト広告で広告運用を新規で始める
マイクロソフト広告でGoogle広告やFacebook広告の情報をインポートせずに、最初から立ち上げる場合もあります。
bingではGoogleやFacebookとは違う戦略を立てたい、YouTubeやTiktokで広告運用をしてきて検索エンジンは初挑戦だということもあるでしょう。
このような場合には管理画面でキャンペーンを作成することから始めます。
マイクロソフト広告での新しい広告配信の始め方については後述しますのでそちらをご参考下さい。
Microsoft広告での新しい広告のやり方
出典:https://www.shutterstock.com
Microsoft広告(マイクロソフト広告)で新しい広告を出稿するときには、Google広告やFacebook広告をインポートしたかどうかは関係がありません。
以下の流れで新しい広告を設定して配信することができます。
1. キャンペーンを作成する
マイクロソフト広告で新しい広告を出すにはキャンペーンを作成します。
まずは広告目標を以下の5つから選びましょう。
- ウェブサイトへの集客
- 店舗・事務所への集客
- コンバージョンの獲得
- 電話問い合わせの増加
- ショッピング広告での売上
選んだ目的に応じて候補のキャンペーンが表示されます。
以下の4種類のキャンペーンが用意されているので、目的に応じて適切なキャンペーンを決めてキャンペーンを作成しましょう。
- 検索広告キャンペーン
- 動的検索広告キャンペーン
- オーディエンスキャンペーン
- Microsoftショッピングキャンペーン
2. キャンペーンの設定をする
キャンペーンの作成をするとウィザードが立ち上がるので、基本的にはガイダンスに従って設定をすれば問題ありません。
設定できる項目は選択したキャンペーンによって違いがあります。
ここではよく用いられている検索広告キャンペーンの項目をご紹介します。
以下の項目を設定して次のステップに進みます。
- キャンペーン名
- キャンペーン予算
- 言語
- 地域
- 対象者
キャンペーン全体としての1日当たりの予算や配信地域、ターゲットの属性などを指定します。大枠をキャンペーン設定の段階で決めると考えると良いでしょう。
3. 広告グループを作成する
次にキャンペーンの下層に広告グループを作成します。広告グループはキーワードによって一括りにした広告のセットです。広告グループの設定ではまず検索広告のリンク先にするウェブサイトのURLを入力します。すると広告グループとキーワードを自動で選び出して提案してもらえる仕組みになっていて、内容を確認して取捨選択をするだけで設定が可能です。
必要に応じて新しい広告グループを追加したり、キーワードを増やしたり、マッチングの設定をしたりすることも可能です。マッチングについては完全一致、部分一致、絞込部分一致、フレーズ一致から選択できます。除外キーワードを入れるのにも対応していて、完全一致でもフレーズ一致でも除外できるようになっています。
4. 広告と広告表示オプションを決める
広告グループを設定したら、それぞれの広告グループに対して広告を作成します。広告作成では広告タイプを指定し、コンテンツを作成して広告表示オプションを選ぶというやり方が基本です。マイクロソフト広告では以下の広告タイプを選べます。
- 拡張テキスト広告
- 動的検索広告
- マルチメディア広告
- ショッピング広告
- レスポンシブ検索広告
- アプリインストール広告
- Microsoftオーディエンス広告
- Bing スマート検索での Microsoft 広告
広告の内容はタイプによって異なりますが、テキストとクリエイティブによる組み合わせで作成します。
複数の広告を作成してABテストをするとより効果を高められるでしょう。
広告表示オプションは広告目的によって選択肢が異なります。
行動喚起表示オプションや住所表示オプション、画像表示オプションなどのさまざまな候補から選ぶことが可能です。
5. 予算と入札単価を設定する
最後にキャンペーン予算のシミュレーション結果を確認し、入札戦略を設定すればマイクロソフト広告の運用を始められます。
広告グループ単位でマイクロソフト広告のアルゴリズムに基づく入札単価の管理方法を指定することが可能です。
個別に入札単価を指定することもできるので、適切な予算と入札戦略・入札単価を決めましょう。
Microsoft広告を利用する目的
Microsoft広告は以下のようにさまざまな目的で利用できます。
・認知度の向上
・ウェブサイトへの集客
・コンバージョンの獲得
・店舗集客
・アプリのインストール促進
Microsoft広告を出せば多様なユーザーに画像や動画、テキストによる広告を見てもらえます。
広告表示によって会社名やブランド名を認知してもらったり、リンクのクリックを通してウェブサイトへの集客やコンバージョンの獲得をしたりすることも可能です。
店舗集客やアプリのインストールも広告目的にできます。
ウェブを通してユーザーの導線をさまざまな形で描くことができるのがMicrosoft広告の特徴です。
Microsoft広告を利用するメリット
Google広告と違うユーザー層にアプローチできる
Microsoft広告は世界シェアが広いGoogle広告と違うユーザー層にアプローチできるのがメリットです。
GoogleのユーザーとMicrosoft関連サービスのユーザーには違いがあります。
Microsoft広告の出稿先になるBingはWindows標準ブラウザのMicrosoft Edgeの検索エンジンになっています。
さらにビジネスでもよく用いられているOutlookなどのMicrosoft Officeも広告配信面に含まれているので、Windowsユーザーにアプローチしやすいのが魅力です。
GoogleやFacebookと同じターゲッティング条件をインポートできる
Google広告やFacebook広告を利用してきた場合には、設定をインポートして利用できるのがMicrosoft広告のメリットです。
広告運用を通して蓄積してきたデータを活かして簡単に広告を出稿できます。
Microsoft広告のユーザー層に合わせた最適化は必要になりますが、最初から比較的良い結果を出せる可能性が高いでしょう。
購買能力のあるユーザー層に広告配信できる
Microsoft広告の配信先のユーザーは平均的なWebユーザーよりも消費傾向が強く、購買能力があるとMicrosoft社により発表されています。
購買能力が高いユーザーをターゲットにできるのはMicrosoft広告が優れている点です。
自宅でのデスクワーク中に使用するブラウザやオフィスソフトが広告配信先になるのが理由と考えられています。
費用対効果を上げる運用をしやすい
Microsoft広告では広告運用のデータ分析ツールとしてClarityを無料で利用できます。
クリックやスクロールなどの詳細な分析もできるツールで、Google Analyticsとの連携もしています。
Clarityを利用すればMicrosoft広告の出稿結果を分析して改善を目指す運用が可能です。
費用対効果を上げる取り組みを進めやすいのがMicrosoft広告のメリットです。
まとめ
出典:https://www.shutterstock.com
Microsoft広告(マイクロソフト広告)は一から作るやり方もありますが、Google広告などからインポートすることもできるので便利です。
最初から広告作成をする場合にもGoogle広告とあまり大きな違いはないためやり方がわかりやすいといったメリットがあります。
ただし、インポートしたら微妙に設定が違うといったトラブルもあります。
たくさんの広告を運用してきた場合にはインポートの時点で慎重にならないと失敗するリスクもあることを覚えておきましょう。
六次元ではGoogle広告からのインポートも、マイクロソフト広告の新規の広告運用も承っています。
bingに特化した検索広告の運用の経験も豊富ですので、マイクロソフト広告を始める際にはぜひご相談ください。
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