ネイティブ広告とは?メリットやデメリット、種類を紹介!

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ネイティブ広告とはどのような特徴がある広告方法なのかがわからずに悩んでいる方もいるでしょう。

ネイティブ広告は自社商品(サービス)に合うのかを知りたい方も多いかもしれません。

この記事ではネイティブ広告とは何かをわかりやすく解説します。

ネイティブ広告にはさまざまな種類があり、メリットもデメリットも多岐にわたっているのが特徴です。

ネイティブ広告について総合的に理解して、運用すべきかどうかを検討してみてください。

ネイティブ広告とは


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ネイティブ広告とはコンテンツの中に自然な姿で埋め込まれている広告です。

ユーザーがコンテンツの一部と感じて広告を思わず見てしまうようにデザインされています。

ユーザーは記事やニュースなどを読んでいるときには深い興味関心を持っているでしょう。

そのままの気持ちでネイティブ広告を目にするので、ユーザーの興味を引き付ける効果が高いのが特徴です。

 

うまく融合されているネイティブ広告ならユーザーが広告表示によってストレスを感じることがあまりありません。

むしろ、興味に関連する内容のネイティブ広告を目にする機会を自然に得られて、ユーザーエクスペリエンスが向上したという印象を受けることすらあります。

このようにネイティブ広告とはコンテンツと一体化してユーザーにアプローチできる広告媒体です。

ネイティブ広告の種類と仕組み


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ネイティブ広告とは違和感なく広告がコンテンツに融合しているのが特徴ですが、コンテンツにもさまざまなものがあります。

そのため、ネイティブ広告にも多数の種類があり、個々に仕組みが異なっています。

ここでは主流なネイティブ広告の種類と仕組みを詳しく解説します。

インフィード型

インフィード型のネイティブ広告とはメディアのコンテンツと一体化されている広告です。

とても自然で違和感が少ないネイティブ広告と言われていて、SNS広告では主流になっています。

インフィード型にも色々な種類がありますが、大別すると記事の一覧の中に表示される広告と、SNS投稿の中に埋め込まれる広告に分けることが可能です。

 

記事一覧に表示されるネイティブ広告では同じサイト内にリンクがはられているのが一般的で、キュレーションサイトでは典型的になっています。

YouTubeやBuzzFeed、Gawkerなどで取り入れている方法です。

SNS投稿に表示されるネイティブ広告では外部リンクの広告が一般的です。

FacebookやInstagram、TwitterやYouTubeなどで取り入れています。

 

この他にもFacebookやInstagram、Twitterなどで導入されている動画埋め込み型のインフィード広告もあります。

ユーザーがページを遷移することなく、同じコンテンツ内で動画を再生して広告を視聴できるのが特徴です。

インフィード型のネイティブ広告はどの種類でも潜在顧客にアプローチできるのが特徴です。

リーチのための広告方法としてよく活用されています。

検索連動型(ペイドサーチ型)

検索連動型のネイティブ広告とは検索エンジンでの検索結果に表示されるのが特徴で、リスティング広告が該当します。

オーガニック検索と一緒に表示されることからユーザーは自然に広告を目にすることになります。

ペイドサーチ型のネイティブ広告とも呼ばれている方法で、Google検索とYahoo!検索が広告出稿先の代表例です。

 

検索連動型はユーザーがキーワード検索をしたときに、キーワードに関連する広告が上部または下部に表示される仕組みになっています。

そのため、検索連動型のネイティブ広告は顕在顧客にアプローチしやすいのがメリットです。

興味関心を持っているユーザーからのサイト集客を目指す際に用いられています。

レコメンドウィジェット型

レコメンドウィジェット型のネイティブ広告とはおすすめ記事やおすすめ商品などのレコメンド欄に表示される広告です。

コンテンツを読んだユーザーが関連記事を探したいと思ったときに目にするのが特徴で、サイトごとに独自のアルゴリズムで関連性の高い広告が選定される仕組みになっています。

 

レコメンドウィジェット型のネイティブ広告は潜在顧客にも顕在顧客にもアプローチできる性質があります。

メディアのコンテンツによってユーザーの閲覧目的が異なることに加え、アルゴリズムによってどのようなユーザーにおすすめされるかが違うからです。

出稿先のメディアの選び方で潜在層にも顕在層にも広告表示ができる魅力があるのがレコメンドウィジェット型です。

プロモートリスティング型

プロモートリスティング型のネイティブ広告とはショッピングモールサイトなどでの検索結果と一体化させて上部または下部に表示される広告です。

Amazonや楽天市場などのショッピングモールサイトだけでなく、ぐるなび、食べログなどの情報サイトでも導入されています。

検索エンジンのリスティング広告と同じで、ユーザーが設定した検索条件に基づいて関連性が高い広告が表示されます。

 

プロモートリスティング型のネイティブ広告は顕在顧客に商品やサービスの購入を直接的に促せるのがメリットです。

検索結果と全く同じフォーマットでネイティブ広告が表示されるので違和感がほとんどありません。

サイト内のコンテンツへのリンクが基本なので、ユーザーが広告と気付かずにリンク先で購入を進めることもあります。

顕在層へのアプローチとして優れていることからよく注目されているネイティブ広告です。

ネイティブ要素を持つインアド型

ネイティブ要素を持つインアド型のネイティブ広告はディスプレイ広告の中でもコンテンツとの調和性が高い性質を持つ広告を指します。

ディスプレイ広告はコンテンツとは関連性がなく、ユーザーの属性に合わせて表示をするのが一般的です。

しかし、ネイティブ要素を持つインアド型のネイティブ広告はコンテンツの内容に応じて表示されるのが特徴で、ユーザーの属性に依存しない仕組みになっています。

 

ネイティブ要素を持つインアド型のネイティブ広告はコンテンツとは別に固定枠として広告表示されます。

ニュースサイトでの取り入れが進められてきていますが、日本では東洋経済ONLINEなどの少数事例しかありません。

潜在層にアプローチできる方法として世界的には注目されています。

カスタム型

カスタム型のネイティブ広告とは前述したIAB(Interactive Advertising Bureau)によるネイティブ広告の分類に該当しない独自のネイティブ要素がある広告です。

Spotifyのデジタルオーディオ広告や、LINEのスポンサードスタンプなど、さまざまなカスタム型のネイティブ広告が生み出されてきています。

 

広告はSNSやキュレーションサイトなどの運営会社にとっては重要な収入源です。

独自性と集客力の高いカスタム型のネイティブ広告を生み出すことで広告主を獲得する動きは今後も強まるでしょう。

そのため、カスタム型のネイティブ広告は多様化していく可能性が高く、自社商品に合ったネイティブ広告の選定力が求められるようになっていきます。

ネイティブ広告のメリット


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ネイティブ広告の出稿をして運用するのにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

他の広告と比較するとどんな魅力があるのかを確認しておきましょう。

潜在層にもアプローチが可能

ネイティブ広告は顕在層だけでなく潜在層にもアプローチできるのが魅力です。

検索連動型やプロモートリスティング型の場合には主に顕在層への広告表示になりますが、インフィード型やネイティブ要素を持つインアド型なら潜在層にも表示できます。

 

どんな商品やサービスが悩みを解決してくれるかわからずに悩んでいるユーザーに、的を射た内容の広告を表示できたらきっと購買意欲が上がるでしょう。

潜在顧客を獲得するチャンスをつかめるのがネイティブ広告のメリットです。

ユーザーのストレスが小さい

ネイティブ広告はユーザーにかかるストレスが小さいのがメリットです。

コンテンツと一体化した広告なので、ユーザーエクスペリエンスを低下させることがほとんどありません。

過度な広告による訴求はユーザーにとってストレスになり、ブランドイメージを低下させることにもつながります。

ネイティブ広告を選び、コンテンツとの調和を重視して広告を出稿すればユーザーはより良い体験をしてくれると期待できるでしょう。

スマホでも広告効果が高い

ネイティブ広告はスマホなどの画面が小さいデバイスでも高い広告効果を得られます。

おすすめの記事や商品の一覧、SNSの投稿などに埋め込まれる形で広告が表示されるのがネイティブ広告の特色です。

閲覧しているデバイスがスマホなら、スマホに最適化されている見やすいデザインで広告も表示されます。

画面の隅に小さく表示されてユーザーが気付かないといったことがないので、ユーザーが認知してくれる可能性が高いのがメリットです。

広告効果の拡散を期待できる

ネイティブ広告は話題性のあるメディアに埋め込むため、SNSやブログを介した広告効果の拡散を期待できるのがメリットです。

特にインフィード型のネイティブ広告をSNSに出すと、ユーザーが自身のアカウントでシェアをして拡散させてくれる可能性が高くなります。

 

SNSはターゲッティングの精度も高いのでユーザーエクスペリエンスが向上しやすく、好印象を受けるケースが多いでしょう。

広告によるストレスが小さく、スマホでも見やすいこともプラス効果を発揮し、広い拡散が起こると期待できます。

ネイティブ広告のデメリット


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ネイティブ広告はメリットもあるのは確かですが、必ずしもデメリットがないわけではありません。

広告を出稿するときにネイティブ広告を選ぶとどのような問題が起こり得るのでしょうか。

広告の種類の選択を誤ると効果が低い

ネイティブ広告は種類がたくさんあるのはメリットですが、どのネイティブ広告に出稿するかの判断を誤ると効果が出にくいのがデメリットです。

顕在層にアプローチしたいのにインフィード型を選ぶという失敗もあり得るでしょう。

潜在層をターゲットにしているときでもメディアによってユーザー層が異なります。

20代を狙いたいか、40代から集客したいかによって選ぶべき広告出稿先が違うため、効果が上がらずに困ることがあります。

 

目的と商品やサービスの特性に応じたネイティブ広告を選ぶことで集客や売上を向上させることが可能です。

カスタム型のネイティブ広告が増加する傾向があることを考慮すると、今後はますます費用対効果の高い広告を選択する力が求められるようになるでしょう。

メディアに合わせたコンテンツ制作が必要

ネイティブ広告は出向先のメディアに合わせて自然なコンテンツを制作しなければならないのが注意点です。

広告だけでなくコンテンツの完成度の高さも求められるため、制作に労力や時間がかかります。

出稿先のメディアが増えると個々にコンテンツを最適化しなければならないのでコストが上がります。

自然なコンテンツにしないとユーザーがストレスを感じるリスクが高いことも考慮して対策を立てなければならないのがポイントです。

ユーザーニーズに合わせないと逆効果になり得る

ネイティブ広告は自然に埋め込まれているとユーザーのストレスが少なくなります。

しかし、ユーザーニーズに合わない広告が表示されると大きなストレスになるのがデメリットです。

興味関心のある記事で情報を集めていたユーザーの目の前に、全く興味のない広告が表示されたら印象が悪いのは当然でしょう。

広告の内容をユーザーニーズに合わせつつ、メディア側の広告表示のアルゴリズムを考慮して出稿先を選ぶことが必要です。

売上になるまでの期間が長い

ネイティブ広告で潜在層へのアプローチを試みた場合には売上になるまで時間がかかるのがデメリットです。

プロモートリスティング型のようにダイレクトに購入につながるアプローチができるネイティブ広告もあります。

しかし、リーチを獲得するのに有効なインフィード型ではなかなか売上や集客につながらないこともあります。

効果測定をしながら継続的な運用をしていく努力が必要です。

まとめ

ネイティブ広告とはコンテンツと一体化していて、ユーザーがストレスを感じることなく自然に目に入るデザインの広告です。

ネイティブ広告を上手に運用すれば、ユーザーエクスペリエンスを向上させながら潜在顧客も顕在顧客も集客できるでしょう。

ただ、商品やサービスの特性やネイティブ広告の種類を考慮して、適した広告出稿先を選定しなければ効果が上がりません。

コンテンツに対するデザインの要求度も高く、制作コストも考慮して出稿を検討する必要があります。

 

ネイティブ広告運用の課題は自社で全てを解決するのが難しい場合もあるでしょう。

広告運用会社を活用すれば適切な種類のネイティブ広告を選び、コンテンツ制作も任せることが可能です。

六次元はネイティブ広告の運用実績が豊富で多様な商品やサービスに適した出稿方法を選択できます。

コンテンツの制作や運用にも対応していますので、ネイティブ広告に興味を持った際にはぜひご相談ください。

宮本 育夢
ライター 河野 拓馬 営業 / ウェブマーケター
六次元の福岡オフィスメンバーとして2022年入社。動画コンテンツを駆使する新世代のマーケター。
ウェブサイト制作をはじめとしたディレクションやマーケティングも行う。動画クリエイター兼営業マンで、六次元では異端。
趣味はテニスとサウナ。パントマイムが得意。好きな食べ物はきな粉。飼っているドジョウの名前はチョロ蔵。

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