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Read moreソーシャルログインとは?ECでの重要性と仕組み・メリットを解説
目次
ソーシャルログインはECサイトの集客や売上の向上に効果的な方法として注目されています。
商品やサービスをECで提供する際にはソーシャルログインに対応するのが重要な時代になりました。
この記事ではECにおけるソーシャルログインの重要性や導入のメリットを詳しく解説します。
ソーシャルログインとは
出典:https://www.shutterstock.com
ソーシャルログインとはECサイトなどを利用する際に、SNSなどのアカウントを使用してログインする方法です。
ソーシャルログインを導入したサイトでは、ユーザーは以下のようなアカウントを指定するだけでサービスを利用できるようになります。
- LINE
- Apple
- Yahoo!
- Amazon
- 楽天
当初はSNSアカウントが利用されていたため、ソーシャルログインはSNSログインと呼ばれることもあります。
現在ではSNS以外にもECモールのアカウントなども連携可能になり、ユーザビリティを向上させる手段として広く活用されるようになっています。
ソーシャルログインのECサイトにおける重要性
ソーシャルログインはECサイト運営でユーザーを増やせる有効な手段として重要性が増してきています。
株式会社エルテックスによる「通信販売に関する【消費者調査】2018」では、ECサイトで商品購入の際の会員登録について調査した結果を報告しています。
会員登録するユーザーが60.2%、会員登録しないユーザーが22.3%、ソーシャルログインをするユーザーが20.3%でした。
ソーシャルログインをしたユーザーの利用経験についての質問ではYahoo!が55.7%、Amazonが50%、楽天が46.7%でトップ3を占めているという結果になっています。
参照:エルテックス 第12回通信販売調査レポート 「通信販売に関する【消費者調査】2018」Part2
一方、株式会社ソーシャルPLUSでは自社のソーシャルログインソフト「ソーシャルPLUS」の導入サイトを対象に利用状況調査を毎年実施しています。
2021年の調査結果では、2019年の時点で1402万人だったユーザー数が2664万人に増加したと報告しています。
同社のソフトではLINEによるログインが76%を占める結果になっていました。
参照:ソーシャルログイン利用状況調査2021 | ソーシャルログイン・LINEのCRM活用サービス「ソーシャルPLUS」自社調査
両社の調査結果からソーシャルログインの重要性をまとめると以下の通りです。
- ECサイトではソーシャルログインをするユーザーが2割以上いる
- ソーシャルログインの利用者は急増している
ECサイト運営においてソーシャルログインの導入する価値が高まっていて、ユーザー獲得に有効な手段になっていることがわかります。
ソーシャルログインの仕組み
ソーシャルログインは利用するサイトのシステムとSNSなどのアカウントを連携させてユーザーが簡単にログインできる仕組みになっています。
「OAuth」や「OpenID Connect」といった国際標準のアクセス権限の認証プロトコルを用いてユーザー認証をするのが一般的です。
ユーザーは「LINEでログイン」といったボタンを押し、サイト運営者に必要な情報を提供する許可をするだけでサイトを利用できます。
OAuthなどのセキュリティがしっかりとしている認可サーバーを介してサイト利用に必要な情報を伝える仕組みになっているため、ユーザーとしては簡便なだけでなく安心も得られるのがソーシャルログインの特徴です。
ソーシャルログインのメリット
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ソーシャルログインのメリットはUX/UIの向上につながるだけでなく、マーケティングの促進やECサイト運営の軽減にもなることです。
ここでは具体的にソーシャルログインを導入するメリットを解説します。
ユーザーが利用しやすくなる
ソーシャルログインを導入するとユーザーは簡単にECのサービスを利用できるようになります。
ユーザーは会員登録のためにウェブフォームに個人情報を入力する必要がありません。
商品購入の際にも連携先に登録されている氏名などの情報は自動入力されるからです。
SNSなどの普段使用しているアカウントでログインできるため、新たにIDやパスワードを作って管理する必要もありません。
ユーザーにとって気軽に利用できるサービスになるのがソーシャルログインの魅力です。
アクティブユーザー数を増やせる
リピート率が向上してアクティブユーザー数が増えるのはソーシャルログインのメリットです。
ログインして利用するのが簡単なためです。新規会員登録をしてしばらくするとIDやパスワードを忘れる場合もあります。
ID・パスワードはブラウザに記憶させることも可能ですが、セキュリティリスクを考えて登録しないユーザーもたくさんいます。
このようなユーザーもソーシャルログインならログインしやすいのでリピートしてくれる可能性が高くなります。
カゴ落ちのリスクを減らせる
ソーシャルログインの導入によってECサイトでよくあるカゴ落ちの頻度を減らすことが可能です。
興味を持った商品をショッピングカートにとりあえず入れておいて、後で購入判断をしようと考えることはよくあります。
会員登録しないと買えないとわかって面倒になったり、登録手続きでエラーが発生して断念したりするケースもあります。
ソーシャルログインは利用時の情報入力の手間が少なく、エラーによるトラブルが起こりにくいのが特徴です。
導入するとカゴ落ちが減ってコンバージョン率が向上します。
セキュリティ対策をしやすい
ソーシャルログインを利用すればセキュリティ対策になります。
ソーシャルログインに用いられている連携先のSNSなどのサービスではセキュリティ対策を徹底しています。
SMS認証や顔認証などを取り入れているので、不正ユーザーによる利用を避けることが可能です。
ユーザー視点でもなりすましなどのリスクが低いため、ソーシャルログインが導入されていると安心して利用できます。
ID・パスワードの問い合わせが減る
ソーシャルログインをユーザーが利用してくれればログインに関連する問い合わせが減るのもメリットです。
IDやパスワードを忘れてしまってサポートに問い合わせをするケースはしばしばあります。
パスワードの再発行であれば自動化してユーザー対応をすることも可能ですが、IDもパスワードもわからないようなときにはオペレーターが電話やチャットで対応しなればならないでしょう。
ソーシャルログインなら使い慣れたSNSなどを利用してクリックしてログインできるため、IDやパスワード忘れによる離脱も減ります。
ECサイトの運営で大きな負担になる問い合わせ対応を減らせるのはソーシャルログインのメリットです。
ユーザー情報を入手できる
ソーシャルログインを導入するとユーザー情報を入手してマーケティングに活用できます。
アカウントと連携する際にユーザーに必要な情報を提供してもらう許可を得る仕組みになっているからです。
連携先によって取得できる情報には違いがありますが、以下のように多様な情報を入手することが可能です。
- ソーシャルID
- ユーザー画像
- 氏名
- 生年月日
- 性別
- メールアドレス
- 郵便番号
- 都道府県
- プロフィールのURL
ユーザー情報があればDMで限定クーポンを送って販促をしたり、カゴに残っている商品があることをリマインドしたりできます。
地域や性別などでターゲティングをすることも可能なので、効率的にマーケティングを進められます。
まとめ
出典:https://www.shutterstock.com
ソーシャルログインはLINEやSNS、Google、Yahoo!などのアカウント情報を連携してログインできるサービスです。
ECサイトでの新規ユーザーやリピーターの獲得に大きな効果があります。
SNSなどのソーシャルアカウントを持っているユーザーが増えているだけでなく、ソーシャルログイン自体の利用傾向も強まってきました。
ECサイトの運営ではソーシャルログインに対応するのがおすすめです。
ユーザビリティの向上になるだけでなく、マーケティング施策にも活用できるので導入を検討しましょう。
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