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Read moreマイクロコンバージョンとは?設定するメリットと注意点を解説!
目次
マイクロコンバージョンとはコンバージョンと同様に設定することでマーケティング施策の評価をしやすくするのに効果的な指標です。
コンバージョンさえ計測すれば良いと思いがちですが、マイクロコンバージョンも設定すると分析の幅が広がります。
この記事ではマイクロコンバージョンを設定するメリットと注意点を詳しくご紹介します。
マイクロコンバージョンとはコンバージョンの中間指標
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マイクロコンバージョンとは最終目標としてのコンバージョンの中間に位置する計測指標です。
目標をユーザーによる商品購入として広告出稿をした場合には、広告をクリックしてユーザーが購入したときにコンバージョンとしてカウントします。
しかし、購入しなかったとしても、ランディングページを見て興味関心を深めてくれる場合もあるでしょう。
結果として、しばらくしてから広告を経由せずに購入してくれることもあります。
広告をクリックした時点や、ランディングページで商品をクリックした時点、カートに入れて注文情報を確認した時点などを計測すると、ユーザーがどこまで興味を持ってコンバージョンに近づいたかがわかります。
マイクロコンバージョンはこのような中間ポイントでのユーザーアクション数をカウントした指標です。
マイクロコンバージョンは通常のコンバージョンと同様にタグの設定によって計測できます。
Google広告やYahoo!広告などでは、マイクロコンバージョンのタグに基づいて広告キャンペーンを作成したり、自動入札をしたりすることも可能です。
マイクロコンバージョンを設定するメリット
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ユーザーの動きを数値で計測できる
マイクロコンバージョンを設定するとコンバージョンに向かっていくユーザーの動きを数値で計測して分析できるのがメリットです。
例えば、ウェブ広告を出したときにクリック数は多いのにコンバージョン数は少ないということがあります。
ランディングページに至っているユーザーは多くても、商品をクリックしている人がほとんどいないということもあるでしょう。
商品はクリックしてもらえていても、商品情報を見てカートには入れるユーザーはあまりいないということもあります。
このようなときに「商品クリック」「カートに入れる」といったマイクロコンバージョンのポイントを作って計測すると、どの段階でユーザーが離脱しているかがわかります。
コンバージョン数が増えないときの課題解決に使える数値データが手に入るのがマイクロコンバージョンを設定する魅力です。
コンバージョンに至る経路を最適化できる
マイクロコンバージョンを計測すると、ユーザーをコンバージョンに誘導する経路を最適化できます。
ユーザーがコンバージョンに至る前に離脱しやすいポイントが明確になるからです。
ランディングページにはアクセスしているのに商品をクリックしていないなら、ランディングページ最適化が必要だとわかります。
商品ページに至ったのにカートに入れていない場合には、商品説明の改善をすれば売れるようになると考えられるでしょう。
細かくマイクロコンバージョンを設定すれば詳細な分析ができるため、コンバージョンが増えない決定的なポイントを絞り込むことが可能です。
具体的な対策は状況に応じて検討する必要がありますが、原因が明確になるので指針を立てるのが容易になります。
自動入札に必要な母数を稼げる
Google広告やYahoo!広告などの広告サービスで自動入札を利用するための条件を満たすのにもマイクロコンバージョンは有用です。
自動入札は入札価格を自動設定する方法で、最小限の労力で費用対効果を高めるのに役に立ちます。
ただ、自動入札の設定にはコンバージョン数が一定以上になっていることが求められます。
マイクロコンバージョンを設定すれば、自動入札に必要なコンバージョン数の母数を稼ぐことが可能です。
最終目標に至るユーザー数に比べると中間地点に至るユーザー数が多いのは明らかでしょう。
自動入札を早期に使えるようにするための施策としてマイクロコンバージョンの設定は有効です。
マイクロコンバージョンに基づいて戦略を立てられる
マイクロコンバージョンを設定すると、集計結果に基づいて新しい戦略を立てられるのは大きなメリットです。
コンバージョンしか計測していないとユーザーの動向がわからないので、途中で離脱したユーザーに対する効果的なアプローチを考えるのは容易ではありません。
しかし、マイクロコンバージョンを設定すればユーザー行動を把握できるため、コンバージョンに向かわせる戦略立案が可能です。
例えば、商品をカートに追加しても購入しないユーザーが多い場合があります。
カートに追加した時点では買うかどうかを迷ってしまったケースがほとんどでしょう。
このような際にリマーケティング広告を出して買い忘れていたユーザーのアクションを促すのは効果的です。
また、連絡先が分かっている場合にはリマインドのDMを送付するのも最終目標の達成につながるアプローチです。
このような施策を立てる根拠を得られる点でマイクロコンバージョンの計測は重要な意味があります。
マイクロコンバージョンを設定するときの注意点
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管理・分析の手間が増える
マイクロコンバージョンを設定すると管理する指標が追加されるので分析が複雑化するのが注意点です。
詳細な分析をするための数値データが手に入りますが、データを使いこなせなかったら無駄に分析の負担が大きくなってしまいます。
マイクロコンバージョンを増やしたときには管理表のフォーマット変更も必要になるため、柔軟な対応ができる体制を整えることが大切です。
自動入札ではマイクロコンバージョンが最大化される
自動入札を使うためにマイクロコンバージョンを設定すると、コンバージョンが最大化されないリスクがあるので注意が必要です。
マイクロコンバージョンによって自動入札をできるようにすると、マイクロコンバージョンのタグに基づく最適化がおこなわれるようになります。
結果としてマイクロコンバージョンには至るけれど、コンバージョンにはあまり至らないケースが増えるリスクがあります。
マイクロコンバージョンはあくまで中間地点です。
中間地点に到達してからコンバージョンに至るユーザーと、離脱してしまうユーザーには違いがあります。
マイクロコンバージョンを指標にして自動入札をすると途中で離脱するユーザーを除外することができません。
自動入札でも丁寧に分析しながら使えばコンバージョンにつながる施策を進めることはできます。
ただ、入札戦略を自動化できるメリットが半減してしまうので注意が必要です。
手動入札では有効な指標としてマイクロコンバージョンの計測結果を活用できます。
手動入札をするならマイクロコンバージョンを設定して損をすることはありません。
最終目標を見失うリスクがある
マイクロコンバージョンを設定したためにマーケティングの最終目標を見失う場合があるので注意しましょう。
マイクロコンバージョンを細かく設定すると、マイクロコンバージョンを達成しなければならないという考え方を持ってしまいがちです。
しかし、本当に重要なのはコンバージョンを増やすことです。
マイクロコンバージョンの指標数値がいくら増えたとしても、コンバージョン数は増えないことがあります。
目標を見失わないようにすることがマイクロコンバージョンを使う上で重要なポイントです。
まとめ
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マイクロコンバージョンとはマーケティングの最終目標であるコンバージョンの中間点に設定する計測指標です。
タグを設置して計測すればユーザーの動きを数値的に分析できるので、今後の戦略を具体的に立てやすくなります。
六次元ではマイクロコンバージョンの適切な設定から分析、戦略立案まで対応していますので、コンバージョンを上げたいとお考えでしたらぜひご相談ください。
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