インスタショップを経営しよう!具体的なやり方と手順を徹底解説!
目次
Instagramでショップを開設して商品を販売するやり方があるのをご存じですか。
これからネットショップを始めたい人も、ECサイトを経営している人も気軽にInstagramショップを始めることが可能です。
この記事ではInstagramショップのやり方を具体的に解説するので、ショップ経営の始め方としてぜひご検討ください。
Instagram上でショップを開設できる!
出典:https://www.shutterstock.com
Instagramでショップ経営をしたら3300万人以上ものユーザーをターゲットにして商品販売ができます。
Instagramにはショップ開設のやり方があるので、まずは概要を確認しておきましょう。
Instagramショッピングの導入でショップを開設できる
InstagramではInstagramショッピングを導入するとショップを開設できます。
投稿を利用して写真や動画を使った商品紹介をすることが可能で、その投稿から商品詳細ページにリンクを貼ることが可能です。
Instagramならではのビジュアルを最大限に活用したセールスプロモーションをおこなえる魅力があります。
ユーザーの動線設計ができる
Instagram上にショップを開設するとユーザーの動線設計ができるのもメリットです。
Instagramで画像や動画を投稿し、商品のアピールをすることはショップがなくても可能です。
しかし、買いたいと思ったユーザーはGoogleやYahoo!などで検索して商品の販売ページを探す必要があります。
検索が面倒くさいと思ったり、いくら探しても見つからなかったりして購入に至らないこともあり得ます。
Instagramショッピングを導入してInstagramショップを開設すれば、写真や動画からユーザーは直接商品の販売ページにアクセス可能です。
明確な動線が引かれることで購買意欲が生まれたときにすぐに買ってくれると期待できます。
ECサイトにリンクしたInstagramショップを制作できる
Instagramショップのリンク先はECサイトを指定することができます。
Instagramの投稿を見て興味を持ったユーザーをECサイトの販売ページに呼び込み、さらに充実した情報量を与えたり、お得なサービスで魅了したりすることも可能です。
一緒に他の商品にも興味を持たせることもできるでしょう。
決済も一本化できるので売り上げの管理がしやすくなります。
ECサイトにユーザーを呼び込むとアクセス解析を通してInstagramショップの効果測定もしやすいのもメリットです。
Instagramショップの経営による利益がどのくらい出ているかも、検索エンジンなどからの流入と分けて解析できます。
連携のあるネットショップサービスも利用できる
Instagramでショップを開くときにはECサイトがなくても問題ありません。
Facebook認定のEコマースパートナーを利用してネットショップを簡単に開くことができます。
連携しているパートナーは増えていますが、有名サイトだけでも以下のようにたくさんあります。
- Shopify
- Zentail
- BigCommerce
- CedCommerce
- ChannelAdvisor
Instagramショップを始めるときには現状としては決済が可能なサイトを持っていることが必要になります。
パートナーサービスでなくても以下のような日本でよく利用されているネットショップサービスと連携しているので、使いやすいところを選んでショップを作成しておきましょう。
- BASE
- EC-CUBE
- MakeShop
- カラーミーショップ
- STORES
- Squareオンラインビジネス
Instagramでショップ開設をする前の準備
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Instagramショップをやってみたいと思ってもすぐに始めることはできません。
ショップを開設する前に必要な準備のやり方を一つずつ紹介するので、まだやっていないことがあったら済ませておきましょう。
1. FacebookとInstagramのアカウントを用意する
Instagramショップを開設するにはInstagramだけでなくFacebookのアカウントが必要です。
公式サイトの新規登録手続きをするだけなので難しいことはありません。
名前やメールアドレスなどの登録やパスワードの設定、メール認証をすればアカウントを作成できるので、まだアカウントがない人は作成しましょう。
2. 販売商品や販売国などの条件を確認する
Instagramショッピングの利用要件を満たしていないとInstagramショップは開けません。
販売可能な商品や販売国などの条件が定められているのが一通り確認しましょう。
日本や主な先進国での販売なら国の条件は問題ありません。
販売商品については医薬品や経口サプリメント、ビールなどのアルコールやタバコ、成人向けのコンテンツや無形商材などは禁止されています。
Facebookのコマースポリシーに現段階での条件が記載されているので、提供者契約と合わせて確認しておきましょう。
販売可能な商品を最初に登録しなければならないため、商品がない場合には用意することも必要です。
3. ショップのサイトと商品ページを作成する
Instagramショップでは投稿した画像や動画のリンク先になるショップの商品ページが必要です。
上述のように独自のECサイトもネットショッププラットフォームも利用できます。
ただし、ビジネスやクリエイターとして所有しているサイトとドメインでなければなりません。
ドメイン認証の手続きも必要になる場合があるので、これからInstagramショップ用にサイトを作成するならパートナーか連携可能なサイトを使うのがおすすめです。
Instagramショップ開設のやり方
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事前準備を済ませたらInstagramショッピングを導入してInstagramショップを開設しましょう。
ここでは具体的なやり方を詳しく手順に沿って紹介します。
1. Instagramをビジネスアカウントかクリエイターアカウントに切り替える
Instagramのアカウントを開設した時点では個人用のアカウントになっています。
Instagramショップを開設するにはビジネスアカウントまたはクリエイターアカウントにすることが必要です。
Instagramのプロフィール画面から「設定」の「アカウント」を選び、「プロアカウントに切り替える」をタップしましょう。
するとビジネスかクリエイターかを選ぶことができます。
クリエイターは主に個人事業主、ビジネスは法人に向けて用意されているアカウントタイプです。
Instagramショップの経営上は大きな違いはありませんが、Instagram広告を出すときなどには違いが大きいので気を付けましょう。
なお、クリエイターの場合には連絡先の非表示設定ができる、ダイレクトメールのフィルタリングを設定できるなどのメリットがあります。
ビジネスの場合には住所などの表示をしたり、CTA用のアクションボタンを利用したりできるのが特徴です。
2. Facebookページを作成してInstagramとリンクする
次にFacebookページとのリンクを求められます。
Facebookページがある場合には候補が表示されるので選択するだけです。
Facebookページを作成していない場合にはこの段階で新しいFacebookページを作成できます。
Facebookページの種類を選択して必要事項を入力すればページは簡単に作成可能です。
プロフィール写真やカバー写真などをアップロードすることもできますが、後で設定できるのでこの段階で写真を作らなくても問題ありません。
この後の設定項目はクリエイターかビジネスかによって異なります。ビジネスのカテゴリや連絡先情報などの入力をすれば手続きは完了です。Instagramのアカウントの切り替えとFacebookページとのリンクをまとめて終わらせられます。
なお、アカウントを既に切り替えていた人の場合にはFacebookページにリンクするだけで済みます。
プロフィールから「ビジネスの公開情報」の「ページ」を選択するとFacebookページを選択可能です。
ここから新しいFacebookページを作成することもできます。
3. Facebookビジネスマネージャのアカウントを作成する
Instagramショップの経営にはFacebookビジネスマネージャのアカウントを作成するのが重要です。
Facebookビジネスマネージャを使って以下で紹介する商品カタログの作成や編集をするのが基本になっています。
Facebook Businessのページからアカウントを開設できます。
4. 商品カタログを作成する
Facebookビジネスマネージャのアカウントができたらログインし、カタログマネージャを利用して商品カタログを作成します。
メニューを開いて「アセット」の「カタログ」を選ぶとカタログマネージャを利用できます。
「カタログを作成」から新規カタログの作成が可能です。カテゴリとして「Eコマース」を選びましょう。
次に商品をカタログに追加する方法を問われます。
独自のECサイトを運営しているときには「商品情報をアップロードする」を選び、商品情報を入力していきます。
手入力で追加することも、CSVファイルを使ってまとめてアップロードすることも可能です。
パートナーサイトや連携サイトを利用している場合には「Eコマースプラットフォームとリンクする」を選択すると、ショップサイトに登録されているアイテムをインポートできるので簡単です。
5. 商品カタログとInstagramを連携して審査を受ける
商品カタログをInstagramと連携すると審査を受けられます。
カタログマネージャの「利用方法」から「Instagramショッピング」を選び、Instagramのアカウントを選ぶとアカウントの連携ができます。
次にInstagramのプロフィール画面のメニューを開いて「設定」から「ショッピングに登録」を選びましょう。
登録するカタログを選んで「審査を申請」をタップすれば申請が完了します。
6. ショッピングをオンにする
審査を申請すると通常は数日後には審査通過をした連絡が届きます。
承認されたらショッピングをオンにする設定が必要です。Instagramのプロフィール画面のメニューから「設定」の「ビジネス」にある「ショッピング」を選びます。
そして、承認を受けた商品カタログを選択すれば完了です。
これでカタログに登録されている商品をInstagramショップで販売できます。
Instagramショップ販売のやり方
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Instagramショップの経営のやり方を一通り見てみるとステップ数も多くて大変だという印象を受けたかもしれません。
しかし、まだ商品を販売する段階には至っていないので注意しましょう。
ただ、準備さえ終えてしまえばショップ販売のやり方は簡単です。
フィードに商品タグ付けをする
Instagramショップで商品を販売するやり方は商品タグ付けが基本です。
販売に使用する画像や動画を用意してInstagramのアカウントにアップロードしてフィードを作成しましょう。
キャプションを追加する画面で「商品をタグ付け」を選択すると商品ページへのリンクを作成できます。
商品タグを設置したい場所を選んだ後、リンク先にする商品を指定すれば完了です。
ストーリーズに商品スタンプを付ける
Instagramのストーリーズでも商品スタンプを使ってタグ付けができます。
ストーリーズの作成をしたら、シェアするまえにスタンプを押してリンクを張りましょう。
スタンプアイコンを選択して商品スタンプを選択し、ストーリーズで紹介する商品を指定します。
そして、スタンプを表示したい場所を決めて、スタンプの色を設定したら出来上がりです。
Instagramショッピングのメリット
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Instagramでは準備の手続きを終えてしまえば簡単にショップ経営ができます。
ただ、Instagramでショップ経営する商品販売のやり方には魅力も注意点もあります。
Instagramショップ経営をする上で押さえておきたいポイントをまとめたので参考にしてください。
気軽に有形商材のショップ経営ができる
Instagramショップは有形商材なら大抵の商品を販売できます。
ビジュアル重視のSNSなので、ファッションやハンドメイド、インテリアグッズなどのおしゃれなアイテムを販売するのに効果的です。
初期設定が大変なのは確かですが、準備ができてしまえば商品タグ付けをするだけで販売ができるので販促活動は簡単におこなえます。
ショップ経営を気軽に始めたいならInstagramショップは魅力的なやり方です。
ブランディング戦略を立てやすい
Instagramショップはブランディングに適しているのも特徴です。
Instagramのアカウントに一貫したイメージの画像や動画をアップロードしていき、その中で商品タグ付けをして販売する形を取ると明確なブランドイメージを構築できます。
共感したユーザーはフォロワーになり、新規投稿をするとすぐに見てくれるようになるでしょう。
商品販売だけでなくブランドイメージの向上も目指して投稿するとブランド力が高まるのが魅力です。
顧客をリピーター化しやすい
Instagramショップはリピーター獲得をしやすい魅力があります。
投稿をするとアカウントのフォロワーは見てくれるので、新しい商品を投稿して興味を持ってくれたらまた購入してくれると期待できます。
初回購入のときにInstagramのフォロワーになると特典サービスがあるといったプロモーションを実施すると、継続的に商品紹介を続けることが可能です。
商材によってリピーター化のしやすさには違いがありますが、ファンを増やしやすいメリットがあるのは確かです。
たとえリピーターを獲得が難しい商材でも、口コミを通して情報が拡散する可能性があります。
購入してくれた顧客が商品の利用シーンの写真や動画を投稿し、その様子を見た周囲のユーザーが興味を示してくれるという波及効果を期待できるからです。
ショップのグローバル展開ができる
Instagramショップは国内でもアクティブユーザーが月間3300万人という大きな規模を持っていますが、世界的には10億人と言われています。
Instagramショッピングの販売国はかなり広い範囲をカバーしているので、グローバル展開をすることも可能です。
ハンドメイドや日本の伝統工芸品の販売では海外にも視野を広げると大きな売り上げにつながる可能性があります。
Instagramショップは画像や動画というビジュアルで商品のアピールができるのが特色です。
商品を見つけてもらうために商品の種類やジャンルなどを外国語で伝える必要はありますが、コピーライティングをせずともグローバル展開ができます。
シェアを国内に限らず、世界にまで広げたいならInstagramショップには大きな魅力があります。
広告の運用もできる
Instagramショップでは投稿だけでなく広告を出して運用することもできます。
Instagram広告にはさまざまな広告フォーマットがあってストーリーズや発見タブにも配信できるのが特徴です。
ただ、Instagramショッピングに登録したカタログに基づく商品タグを利用する広告には制限があります。
1枚の画像による広告でフィードにのみ表示できる仕組みです。
ショッピング広告の配信のやり方はFacebookビジネスマネージャのアカウントがあれば簡単です。
広告マネージャを利用してキャンペーンを作成し、広告の設定をしてしまえば既存の投稿をそのまま使って広告を出せます。
広告は投稿と違ってコストがかかりますが、リーチを大きく広げられるのが魅力です。
広告も活用して認知を広げながら販売活動を進めるとフォロワーも増えやすくなるでしょう。
Instagramショッピングのデメリット
イメージダウンになるリスクがある
Instagramショップの注意点としてイメージダウンになるリスクがあります。
同じ商品のタグ付けをした投稿が多かったり、プロモーションのための投稿しかなかったりするとブランドイメージが低下しがちです。
Instagramショップはユーザーへの提案をしている舞台だと考えて、ユーザーニーズを考えた情報提供をしながら商品を紹介するというスタンスで運営しましょう。
商品販売の投稿を続けるやり方でも売れそうだと思うかもしれませんが、一般的にはフォロワーも減っていく傾向があります。
口コミによって人気を失うリスクもあるので、商品タグ付けの頻度は5回に1回くらいに抑えて、基本的にはユーザーへの情報提供を重視するのが賢明です。
アカウントの運用にコストがかかる場合も
Instagramショップの経営では、アカウントの運用のやり方によっては多大なコストがかかるリスクがあります。
Instagramショップを経営するときにはブランドイメージに合わせた写真や動画を毎回用意しなければならないからです。
クオリティが高くて訴求力がある写真を撮影しようとするとプロのカメラマンに依頼したり、スタジオを利用したりする必要があるでしょう。
ファッションやアパレルではモデルを依頼するのにコストがかかる場合もあります。
Instagramショップで動画を投稿する場合には動画編集のコストが発生する場合があります。
内製化できない場合には毎回外注しなければならず、コストがかさむことが多いので注意が必要です。
中高年向けの商品は不向きな傾向
Instagramショップでの商品販売は中高年をターゲットにするのには向いていないのがデメリットです。
Instagramは20代〜30代がユーザー層として多いからです。
高齢化が進んでいる日本では中高年向けの商品開発は魅力的なアプローチですが、Instagramショップでは売れにくい可能性が高いので気を付けましょう。
今後、ユーザー層は変わっていく可能性はありますが、現状としては若年層をターゲットにするのに適しています。
Instagramショッピングで売上を上げるコツ
注力する商品を厳選する
Instagramショップではあらゆる商品を満遍なくプロモーションするよりも、注力商品を厳選すると売上が上がります。
Instagramのインサイトをチェックすれば商品ごとにユーザーのレスポンスを確認することが可能です。
注目されている商品に関連する投稿を積極的におこなっていけばユーザーの興味が深まり、購入してくれるチャンスが広がります。
注力商品を厳選したら、その周辺に展開するのも賢い方法です。
ファッションアイテムならコーデを考えて別の商品も一緒に買ってもらえるようにプロモーションをすると良いでしょう。
Instagramでは視覚的に訴えかけられるので、魅力を感じたユーザーがきっとまとめて購入してくれます。
クリエイティブにこだわる
Instagramショッピングで売上を上げるにはクリエイティブのクオリティを重視することが欠かせません。
写真や動画を見てインスピレーションで買うかどうかを判断するユーザーが多いからです。
クリエイティブにはこだわって、見ただけで買いたいと思うような工夫を凝らしましょう。
特に競合商品がある場合には差別化を重視して、魅力を一目で理解してもらえるようにクリエイティブを作成するのが重要です。
フォロワーの獲得を同時並行で進める
Instagramショップを経営するときには同時並行で公式アカウントのフォロワーも増やす施策を進めるのが大切です。
フォロワーは見込み顧客としてとても有力なので、積極的に増やしていけば売上も上がります。
投稿の内容を魅力的に仕上げるのも重要ですが、プロフィールを充実させたり、ハッシュタグを活用したりするとさらにフォロワーを獲得しやすくなります。
また、エンゲージメント率を上げるのもフォロワーを増やすことに繋がります。
「いいね」や保存、シェアなどの数が多い投稿はおすすめとして表示される確率が高くなるからです。
ユーザーエンゲージメントを増やすには認知度を向上させる必要があります。
Instagram広告も出稿して露出を増やすとフォロワーが多くなり、持続的に売上を上げられるようになるでしょう。
インスタライブで販促をする
ライブコマースによる商品プロモーションは世界的に効果が高いマーケティング手法として注目されています。
Instagramではインスタライブを開催すればライブコマースでリアルタイムの販売活動ができます。
ライブコマースはユーザーからの質問にその場で答えられるため、ユーザーの不安をなくして購入を促せるのが魅力です。
インスタライブの開催予告を出してから実施すれば、興味を持っていたユーザーが集まってくれます。
まとめ
Instagramショップは準備が大変でも商品の販売のやり方は簡単です。
初期設定の手間がかかることが悩みでなかなか始められない方もいます。
ただ、有形商材ならビジュアルを生かしてプロモーションが可能で、ブランドイメージを向上させたり、リピーターを獲得したりしやすいのは魅力でしょう。
最初の敷居を越えてしまえば気軽に経営できるので、Instagramショップは多くの方におすすめです。
もし不安があってInstagramショップを始められないのならぜひ六次元にご相談ください。
プロとして商品販売に使用するサイトの構築からInstagramショップのセットアップまで責任を持って対応します。
プロモーションのための広告運用も代行していますので気軽にご依頼をいただければ幸いです。
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