楽天市場の出店方法・運用方法を流れに沿って徹底解説!
目次
楽天市場は出店方法がやや複雑で審査が厳しいとよく言われています。しかし、3大ECモールの1つとして国内シェアの広い楽天市場に興味を持っている経営者も多いでしょう。この記事では楽天市場の出店方法・運営方法を詳しく紹介します。審査を通って売上を伸ばす運営をしていくためのノウハウを解説するので参考にしてください。
楽天市場の出店方法の流れ
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楽天市場の出店方法はWeb申し込みから始まります。詳細を知りたい場合には楽天市場に資料請求をして内容を確認してから申し込むことも可能です。申し込み後、RMS(Rakuten Merchant Server)のアカウントを手に入れたら、ショップ制作をして開店前審査を受けるという流れで出店できます。楽天市場の出店方法について以下ではもう少し詳しく解説します。
出店申込
楽天市場の出店方法の最初のステップは出店申込情報をWeb上で入力して送信することです。事業形態や事業者情報、取扱商品ジャンルなどを入力して申し込みます。その後、楽天市場からの要求に応じて以下の書類を提出して出店審査を受けます。出店審査には2週間~1ヶ月程度がかかるので早めに申し込むのが大切です。
- 登記簿謄本(または履歴事項全部証明書)
- 住民票及び印鑑証明書(個人事業主のみ)
- 実店舗の写真(個人事業主のみ)
- 商材の写真
- 商材の販売に必要な営業許可証なお
参照:出店審査や規約、取扱商材の注意事項|楽天市場出店
https://www.rakuten.co.jp/ec/open/attention/
RMSアカウントの発行・ショップ制作
出店審査を通過したらRMSアカウントが発行されます。RMSは店舗運営の総合システムで、店舗構築・受注管理・メール配信・データ分析などをおこなえます。アカウントができたらログインして店舗構築をしましょう。
店舗ページはトップページ・カテゴリページ・商品ページの三層構造になっています。カテゴリを作成して商品登録をおこない、各ページを制作すればショップが完成します。配送方法や決済方法などの設定をしたり、会社情報についての情報ページを用意したりしてネットショップとしての体裁を整えることが必要です。
開店前審査
ショップ制作が完了したら開店前審査を受けます。開店前審査は楽天市場のショップとして必要事項を満たしているか、ガイドラインを理解して遵守しているかについて確認を受けるステップです。開店前審査では主に以下のような必要事項があります。
- 店舗ルール検定の合格
- 振込口座の登録
- 自動振替設定口座の登録
- 商品登録・カテゴリページの作成・配送設定・看板画像の作成
開店前審査には2週間~1ヶ月がかかります。不備があった場合には審査が通らず、再審査を申し込まなければなりません。スムーズに開店できるように丁寧にショップ作りをするのが重要です。
楽天市場の審査が厳しい理由と対策
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楽天市場の出店方法を見ると二段階の審査があることがわかります。出店審査も開店前審査も厳しいことがよく知られていますが、なぜなのでしょうか。ここで審査落ちをしないために知っておきたい事情と対策を解説します。
信頼性の高さを重視しているから
楽天市場では2017年からECモールとして品質向上の取り組みを活発に進めてきました。信頼性の高さを重視して審査をしているため、審査が通りにくい傾向があります。AmazonやYahoo!ショッピングとの競争に勝ち抜く戦略として、ユーザーからの信頼を重視しているのが楽天市場の特徴です。そのため、以下のような場合には審査がほとんど通りません。
- 個人の副業として開業する
- 個人で実店舗がない
- 知名度がほとんどない
- 販売実績がない
- 反社会的勢力のリスクがある
楽天市場では個人事業主も出店できますが、副業の場合には出店が認められていません。法人でも知名度や販売経験の調査がおこなわれるので、実績を作ってから審査を申し込むのが重要です。
取扱商材に制限があるから
楽天市場では取扱商材ジャンルを出店申込の時点で伝える必要があります。この時点ではあくまで取扱予定の商材を選べば良いだけですが、出店審査でも開店前審査でも厳しく商材の販売可否の判断が実施されます。楽天市場ではガイドラインで取扱禁止商材と事前審査商材を定めていて、抵触する場合には審査が通らないので注意しましょう。取扱禁止商材と事前審査商材の代表例は以下の通りです。
- 法令で販売や所持が禁止されている商材(鉄砲など)
- 公序良俗に反するもの(使用済みの下着など)
- 契約等で譲渡や転売が禁じられているもの(預金通帳など)
- 危険物(高圧ガスなど)
- 他人の権利や利益を侵害するリスクがある商材(レプリカやリメイク品など)
- 青少年の保護育成上好ましくない商材(アダルトグッズなど)
- 楽天市場が不適切と判断したもの 他
- 楽天市場指定ブランドメーカー品
- 医薬品・医薬部外品・医療機器・化粧品・健康食品
- おせち料理
- 金券類
- 携帯通信端末
- PCソフトウェア
- 販売に免許等が必要な商材
- 産地直送・メーカー直送品 他
参照:出店審査や規約、取扱商材の注意事項|楽天市場出店
https://www.rakuten.co.jp/ec/open/attention/
事前審査商材を取り扱う場合には楽天市場に確認書などの書類の提出を求められます。書類の内容や販売方法によっては審査が通らないこともあるため、事前審査商材を販売する場合には一般的に審査が厳しくなります。
楽天市場の店舗の運営方法
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楽天市場に出店したら売上を伸ばすために運営をする必要があります。開店しただけでは楽天市場でシェアを獲得することはできません。ここでは出店方法と合わせて押さえておきたい運営方法の基本を紹介します。
売上目標と運営予算を立てる
まずは楽天市場に出店する時点で目標と予算計画を立てましょう。月商としていくらを目指すのか、商品登録数をどのくらいにするのかによって適切な契約プランが違うからです。楽天市場では以下の3つのプランが用意されています。
プラン名 | 月額出店料 | システム利用料 | 商品登録数 | 画像容量 |
がんばれ!プラン | 19,500円 | 月商の3.5~7.0% | 5,000商品 | 500MB |
スタンダードプラン | 50,000円 | 月商の2.0~4.5% | 20,000商品 | 5GB |
メガショッププラン | 100,000円 | 月商の2.0~4.5% | 無制限 | 無制限 |
参照:出店プランと費用・料金体系|楽天市場出店
https://www.rakuten.co.jp/ec/plan/
小規模のショップなら「がんばれ!プラン」は基本料金が安いのでお得です。しかし、月商140万円以上を目指すなら、システム利用料が低いスタンダードプランの方が安上がりになります。
この他にも広告予算も立てておくことが大切です。楽天市場では運用型広告・ディスプレイ広告・ニュース広告を利用してプロモーションすると売れ行きが伸びます。広告代理店を利用する場合には代行手数料も加味して予算を立てしましょう。
RMSを活用してPDCAサイクルを回す
楽天市場ではRMSを活用してショップ運営の改善を進めるのが大切です。RMSのR-Karteを使用すると毎日の売上やアクセス人数、転換率、客単価などを詳細に分析できます。楽天ユーザーがどのようなキーワードで検索して商品ページにアクセスしたかも統計的に調べることが可能です。
売れ行きは楽天市場のイベントによる影響も受けるので、イベントに参画してプロモーションをするのも重要です。広告運用の状況や結果もRMSで確認できるので、運用方法を変更したり、新たに広告枠を獲得したりする戦略も立てられるでしょう。RMSから得られるデータを活用してPDCAサイクルを回すのが売れるショップに成長させる基本です。
まとめ
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楽天市場の出店方法は手続き面だけ見れば単純ですが、二度にわたる審査が厳しいこともよく知られています。審査を通過して出店できたとしても、適切に運営して売上を伸ばす努力が必要です。楽天市場に出店して成功するには出店方法と運営方法について十分な対策を考えることが重要になります。
もし楽天市場への出店に不安がありましたら六次元にご相談ください。弊社では楽天市場の出店方法を熟知しているので、審査を通過できるように出店のサポート・代行をいたします。出店後の運営についてもプロとしてのノウハウを生かして利益を生み出す店舗経営を実現します。顧客第一のサポートをしていますので気軽にご相談いただければ幸いです。
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