YouTube企業アカウントを1年以内に収益化するためのポイント4つを徹底解説
目次
企業のYouTubeアカウントを運用を進めていく際に
広告収益化を検討することがあるかもしれません。
企業アカウントを運用する目的としては
自社サービスの認知を広めたり、顧客を獲得したりと様々な理由があると思いますが、
YouTubeでの広告収益を意識しすぎると、企業アカウントの運用の本質から離れてしまうため要注意です。
アカウントを運用する目的を改めて明確にした上で、
その延長線上で広告収益を検討していきましょう。
この記事では、企業のYouTubeアカウントで広告収益を考える際の注意ポイントについて解説していきます。
YouTube収益化の基準
YouTubeの収益化条件は以下のようになっています。(2024年12月現在)
- チャンネル登録者数:1,000人以上
- 過去12か月間:4,000時間以上の再生時間、または90日間でショート動画1,000万回以上の視聴
企業の業態やターゲットとしているユーザーの性質によってはこの達成は難しいかもしれません。
特にtoB(企業向け)のサービスを展開している企業であれば、その顧客獲得のメディアとしてYouTubeは向いていないケースが多いです。
YouTubeに向いていないコンテンツであれば、当然それだけ収益化が難しくなります。
YouTube収益化ポイント①明確な目的とターゲット設定
収益化を目指す際の第一歩は「目的の明確化」です。
そもそも何のためにYouTubeを運営しているのか?
を考えたときに
通常の企業アカウントであれば、
ブランド認知の拡大やサービス加入者の増加を目的とすることが大半だと思います。
再生回数を稼ぎたいのであれば、もっとマーケットの大きい、
一般ユーザーがすでに認知・興味のあるコンテンツを発信していけばよいので
企業アカウントで行う必要がありません。
とはいえ、企業アカウントでYouTubeを運用する上で、
一つの新しい収益源を構築出来たら、それはそれでありがたいですよね。
自社企業のサービスや商品とターゲットが大きくずれない範囲内で
再生数が稼げる、興味を持つユーザーが多くいるコンテンツを作っていく必要があります。
そのためにはターゲット層を明確化していくのは必須です。
年齢層、興味関心、YouTubeでの行動パターンを
YouTube Studioやキーワードプランナー、Googleトレンドを活用して、常に分析を行っていきましょう。
YouTube収益化ポイント②魅力的で一貫性のあるコンテンツ制作
収益化のためには、一定数以上のチャンネル登録者と再生回数が必要となります。
課題解決のHOW TO型、エンタメ型、教育型のコンテンツ等
各企業に適した様々な方向性はありますが、
必ず守るべきことは「一貫性」を持たせることです。
一貫したブランドイメージを構築していくために以下のようなポイントに注目していきましょう。
- サムネイル:サムネイルに「このチャンネルだ」とわかるようなシンボルやトンマナを使ってみる
- 動画の方向性:一貫した軸を持ちながらも、視聴者にとって価値の高い動画を作る
- 定期的な投稿:投稿日をある程度固定化させることで、ユーザーにリピート視聴を促してチャンネルの成長を図る
- チャンネルアート:チャンネルTOPページのデザインを独自性のある画像に変える
このようにチャンネルに一貫性を持たせることによって、チャンネル登録者と再生回数を伸ばしていきます。
収益化は企業チャンネルを運用する目的の「その後」についてくるので、
まずは本来の目的を忘れない一貫性を大事にしていきましょう。
YouTube収益化ポイント③SEOとYouTubeアルゴリズムを活用した戦略
検索結果に強いタイトルとタグを入れていくことで、再生回数を長いスパンで稼いでいくことができます。
Googleトレンドやラッコキーワード等、検索ボリュームの多いキーワードを意識して
コンテンツの大枠や動画タイトルを作っていきましょう。
そのリサーチ方法についてはこちらの記事で解説しているので参考にしてみてください。↓
特に人気の動画形式は「〇〇の注意点」や「〇〇する方法」といったもので
こういったHow To系は視聴回数だけでなく、視聴時間も伸びる傾向にあります。
YouTubeを伸ばすためには視聴時間、クリック率、エンゲージメント率の向上を図っていく必要がありますが
YouTubeのアルゴリズムには「視聴時間」が特に重要かと思います。
これは「再生率」という表現にも近いものですが、視聴される時間が長ければ長いほど、その動画はYouTubeに評価されやすく
結果としてチャンネル全体の評価向上にもつながります。
YouTube収益化ポイント④コミュニティの構築とエンゲージメントの強化
チャンネルが伸びきっていないうちは、動画についたコメントに対して
チャンネル管理者がリアクションを入れることでコミュニケーションの場を作るのも有効的です。
「コメントが多い」=「ユーザーの興味が高い」
とYouTubeが判断して、エンゲージメントが高い動画は評価を上げる一つの指標になります。
そのため、基本的にアンチコメントも残しておいていいと考えています。
アンチコメントが付くと、そのコメントに対してもコメントをするユーザーが出てくる可能性が高く
議論の場を作ることで動画が評価される可能性もあります。
※もちろん、全く動画の趣旨と関係のないアンチコメントは消してしまっていいです。
また、コメントに対する返信や視聴者のリクエストを動画内のコンテンツに取り入れることで
ユーザーとのコミュニケーションをとりつつ、視聴者の興味の高いコンテンツ発信にもつなげれます。
ユーザーが多く流入できるようなコミュニティ環境があると、より早く収益化を達成できます。
まとめ:1年以内に収益化は目指すべきか?
この記事では、YouTubeで広告収益化を目指すための4つのポイントを解説していきました。
- 明確な目的とターゲット設定
- 魅力的で一貫性のあるコンテンツ制作
- SEOとYouTubeアルゴリズムを活用した戦略
- コミュニティの構築とエンゲージメントの強化
これらの基本的なポイントを押さえていくと上記画像のように、運営を始めて10カ月足らずで10万円近い広告収益を出すことも可能です。
こちらのチャンネルでは週1本の動画を無理なく投稿して、ここまでの収益を1年たたないうちに達成できており
本記事で紹介した4つのポイントを常に念頭に置いて運用していった結果が出ているといえます。
しかしここまで1年以内に収益化するためには、ある程度、ターゲットの母数が多い市場で展開していくことが求められます。
1年以内に収益化を達成することを目標とするのは、アカウントの運用目的と大きくかけ離れたものになる懸念があるので
あくまで当初の目的を忘れぬようにしましょう。
自社サービスへの会員登録者を増やすのが目的であれば、再生回数はそこまで必要ありませんし、
広告収益の最大化を目指すよりも、支社商品の購入や顧客を増やすという目的に沿って収益を最大化させる方が優先です。
あくまでYouTubeチャンネルは集客媒体として考えた方が無難です。
しっかりとリサーチをしながらターゲットの悩みをしっかりと抑えて、
SEOとYouTubeアルゴリズムをしっかりと分析したうえでコンテンツを作っていく。
この考え方を忘れずに運用してみてください!
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