昨今のデジタル時代において、YouTubeは企業のマーケティング戦略における重要な要素となっています…
Read more企業YouTubeチャンネルが「週一本の動画」で登録者1000人を半年で達成した『3つのコツ』
目次
企業としてYoutubeチャンネルを運営されている方、
もしくはこれから運営していこうと考えている方の多くは次のように悩んでいるのではないでしょうか?
こういった悩みはよくあるものですが、一貫して「ある共通点」があります。
それはチャンネル開設前の「リサーチ」が根本的に欠けているというものです。
筆者はYouTubeチャンネル開設にあたって、
「どれだけ需要があるのか?」
「どれだけ視聴人口がいるのか?」
「同ジャンルのチャンネルの伸びはどうか?」
これらをしっかりリサーチした上でコンテンツの方向性を決めました。
実際に筆者は2024年3月にYouTubeチャンネルを開設し、
半年間にわたって動画の投稿を無理のないペースで進めていきました。
その6ヶ月間でチャンネル登録者数1000人を突破しています。↓
動画を投稿した頻度や内訳としては主に以下のようなものです。
①週に1本、5分~10分程度の長尺動画を投稿
②長尺の①の動画を60秒以内にまとめてYoutubeショートとして投稿
③TikTokに、②のショート動画を流用
投稿としては週に3回行っている時もありますが、実質作り込む動画は週に1本の動画(10分以下)のみ。
後はその動画をショート動画用に編集したり、TikTokに流用したりと使い回しています。
これを聞いて、そんな投稿頻度で大丈夫なのか?
と思う人もいるかも知れませんが、重要なのは「頻度」ではなく「コンテンツ」です。
この記事では、YouTubeチャンネルを開設してから6ヶ月で登録者数1000人を達成するまでのプロセスと、実際に効果のあった戦略を共有します。
同じように企業アカウントとしてYouTubeを始めたばかりの方や、
これからもっと登録者を増やしたいと考えている方に役立つ3つのコツを紹介します。
YouTubeを伸ばすコツ①企業チャンネルは「企業感」を出しすぎないコンテンツ戦略を
企業チャンネルを作り上げていくうえで最も大切なのはチャンネル開設前のリサーチです。
もちろんすでにチャンネルを作ってしまっているという方でも、これからテーマやコンテンツ発信の方向性さえ整えていけば大丈夫です。
YouTubeチャンネルでやっておくべきリサーチについてはこちらの記事で紹介しています。↓
その企業チャンネルのターゲットはYouTube市場にいるのか?
チャンネルのテーマやブランディングを行っていくうえで欠かせないのが、この分析やリサーチですが
あなたの企業のサービスのターゲットとなるユーザーが、そもそもYouTube市場にいるのかどうかを確認しておく必要があります。
これがニッチなジャンルであればあるほど視聴者を稼ぎづらく、伸び悩む要因となります。
そもそもあまりYouTubeが向いていないサービス・ジャンルという可能性もあります。
まずはYouYubeでの検索ボリュームがどのくらいあるかもしっかりと把握しておきましょう。
ライバルとなる競合チャンネルはいるのか?どのくらいの伸びか?
あなたの企業チャンネルと競合となるようなジャンルで、先行して発信しているチャンネルがいればそれはラッキーです。
そのチャンネルがどのくらいのチャンネル登録者数で、
どのくらいの再生数があって、
どんなコンテンツ・ブランディングの発信を行っているのか。
このあたりをチェックしておけば、これから発信するコンテンツの参考にもできますし、
そもそもこのジャンルで発信していったときの再生数の指標や「なんとなくの限界値」を知ることができます。
特に、YouTubeやSNSでは「企業感」が強く出ているチャンネルは、ファンや視聴回数が付きにくいです。
YouTubeチャンネルの顔となる「個人が代表して発信していくスタイル」の方が、エンゲージメントは高まっていきます。
やはり「企業アカウント」と「個人アカウント」では距離を感じてしまいます。
そしてBtoBの企業が気を付けてほしいのは、
対企業向けの動画発信は、視聴回数の伸びがかなり限定的になってしまうということ。
筆者が作ったYouTubeチャンネルの動画のうち、最も伸びている動画は、一般ユーザー向けに作ったものです。↓
toBのサービスを行っている企業チャンネルでも、一般ユーザー向けにコンテンツを作成したうえで、
それが一般企業に対してもアピールになるような動画が作れないかを模索してみましょう。
企業チャンネルだからと、企業のサービスだけを広めようとコンテンツ発信を行っても限界があります。
YouTubeは圧倒的に一般ユーザーが大半を占めています。
まずはそこのパイを取りに行く考え方が重要です。
YouTubeを伸ばすコツ②初めのうちのコンテンツはマジョリティ向けで作る
チャンネルのテーマやコンセプトを設定していく中で、
どんなキーワードやコンテンツが検索ボリュームが多いのかはある程度分析できているかと思います。
まず始めのうちは、「ニッチで、他ライバルが誰もやっていない」領域の動画を作らないようにしましょう。
時間を浪費するうえに、YouTubeアルゴリズム的にもあまりいい影響がありません。
では、もう少し具体的にどのような動画が良いのでしょうか?
それは前章でも少し触れたように、「一般ユーザー」が見たいと思っている動画です。
あなたの企業チャンネルと同ジャンルで、視聴回数を稼げている動画はどのようなコンテンツになっているのかをリサーチしておきます。
そうすることで、コンテンツは格段に作りやすく、方向性を大きく失敗する可能性も下げることができます。
と思う人もいるかもしれませんが、マネはメチャクチャ重要です。
マネして作った動画は、「人気傾向にあるコンテンツ」というのが保証されている上に。
その再生回数の多い動画の「関連動画」の欄にあなたの企業チャンネルの動画が表示されれば、
そこからのユーザー流入も獲得できるわけです。
もちろん、丸々マネしてはダメです。
いくつかのチャンネルの動画のいいとこどりをしながら一つのコンテンツに昇華して、
自分なりのアレンジを加えることが必須です。
そうすることで、最低限のブランディングも兼ねつつ、再生回数を取りに行くこともできます。
まずはマジョリティ向け動画を作ること。そして、他チャンネルのマネをすること。
伸びないうちはこれらを徹底してみましょう。
YouTubeを伸ばすコツ③長尺の横長動画とショート動画の2軸でリーチを仕掛ける
本記事の冒頭でも解説しましたが、動画は長尺動画とショート動画の2軸で展開していくのがベストです。
①週に1本、5分~10分程度の長尺動画を投稿
②長尺の①の動画を60秒以内にまとめてYoutubeショートとして投稿
③TikTokに、②のショート動画を流用
しかし、長尺とショートで全く違うコンテンツを2本作成となると、労力と時間がかかってしまうので
長尺動画を先に作成してしまって、それをもとに60秒作以内のショート動画にカット加工する
というやり方がおすすめです。
また、Youtubeショート動画はTikTokやインスタグラムといったタテ形動画が流用できるSNSと相性がいいため、
そのまま投稿してしまうのも良いです。
これらの2軸でしばらくコンテンツを展開していき、視聴者の傾向を見ていきましょう。
YouTube Analyticsで視聴者の年齢層や性別などの情報がある程度分析できるようになったら
そのユーザー傾向に沿った動画展開を考えていきます。
このように、少しづつ積み重なったユーザーのデータから、次のコンテンツの方向性を調整することで
どんどん雪だるま式に視聴者を増やしていくフローが出来上がってきます。
企業YouTubeチャンネルが登録者1000人を達成した3つのコツ まとめ
この記事では、筆者が実際に運用した企業チャンネルで半年の間に
1000人のチャンネル登録者を突破したコツを紹介していきました。
①企業チャンネルは「企業感」を出しすぎないコンテンツ戦略を
②初めのうちのコンテンツはマジョリティ向けで作る
③長尺の横長動画とショート動画の2軸でリーチを仕掛ける
一つの目標目安となる登録者1000人ですが、この間が伸びがにぶく苦労するフェーズです。
全く登録者も視聴回数も増えないという時期は経験します。
以下のグラフを見てもわかる通り、チャンネルを開設した3月のうちはほとんどユーザーに見られていません。↓
大当たりの動画が出てたまたま大きくはねた瞬間がありますが、
そのあたりから登録者が少しずつ増えて、最低限の再生回数の土台ができた感じになります。
もちろん、登録者1000人突破というのはあくまでも通過点です。
これからももっともっとユーザーに価値が提供できるようなコンテンツを発信して伸ばしていければと考えています。
企業のYouTubeチャンネルで伸び悩んでいるという人は、ぜひとも参考にしてみてください。
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