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楽天の出店料・手数料の仕組みを解説!費用の詳細も紹介!

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楽天でEC販売をするには出店料がかかります。楽天に出店してどの程度の出店料や手数料がかかるのかは、ECの舞台として楽天市場を選ぶ上で重要なポイントでしょう。この記事では楽天の出店料について仕組みと内容をまとめました。楽天に出店するのにかかる費用・手数料を詳細に紹介いたします。

楽天の出店料・手数料の仕組み

出典:https://www.shutterstock.com

 

楽天では出店料・手数料が複雑ですが、大まかには初期費用・月額費用・従量費用に分けることができます。楽天の出店料の基本的な仕組みをまずはご紹介します。

 

初期費用

初期費用は楽天の出店料として最初に支払わなければならない費用です。楽天市場では「がんばれ!プラン」「スタンダードプラン」「メガショッププラン」から選んで出店できます。どのプランを選んだ場合にも契約時点で初期登録費用と月額出店料のまとめ払いが必要です

 

月額費用

月額費用は月額出店料とR-MesseやR-SNSなどのサービスについての月額固定費があります。楽天と契約している限りは毎月固定でかかるランニングコストです。売上や楽天サービスの利用の有無にかかわらず負担することになります

 

従量費用

従量費用は楽天市場での売上やサービスの利用に応じて課金される手数料です。プランや月間売上高、購入がPCからかモバイルからかといった観点からシステム利用料がかかります。ユーザーとのメッセージによるやり取りや、楽天ペイの利用、R-Mailの使用などによって従量費用を負担することが必要です。

 

楽天の出店にかかる費用の詳細


出典:https://www.shutterstock.com

 

楽天市場の出店でかかる費用や手数料は多岐にわたっているので注意が必要です。楽天の出店料を細分化すると以下のように7つに分けられます。

  • 初期登録費用
  • 月額出店料
  • システム利用料
  • システムサービス利用料
  • R-Messe利用料
  • 楽天ペイ利用料
  • オプション利用料

楽天の出店にかかる費用を詳しく理解すると費用対効果の高いEC運営ができるようになるので、それぞれの費用の詳細をご紹介します。

 

初期登録費用

初期登録費用は楽天でEC運営を始めるときに最初に支払わなければならない初期費用です。楽天のどの出店プランに申し込んだとしても一律で60,000円を請求されます。契約時点で後述の月額出店料も払わなければならないため、プランごとに以下の金額を支払わなければなりません。

がんばれ!プラン:294,000円

スタンダードプラン:360,000円

メガショッププラン:660,000円

月額出店料

月額出店料は楽天に出店する際に選ぶプランに応じてかかる月額費用です。プランによって以下のように金額が異なります。

がんばれ!プラン:19,500円

スタンダードプラン:50,000円

メガショッププラン:100,000円

月額出店料は売り上げなどに依存せず一律で負担しなければならない費用です。「がんばれ!プラン」では1年ごと、スタンダードプランとメガショッププランでは半年ごとに支払う仕組みになっています。

 

システム利用料

システム利用料は楽天で商品を販売したときの月間売上高のうちで通常販売に該当する金額に対して、プランや月間売上高・平均バスケット単価に応じた料率に基づいて算出される費用です。課金対象となるのは通常販売のみで、定期購入や頒布会サービスなどは含まれません。ユーザーが注文した端末がパソコンかスマホなどのモバイルかによっても料率は異なります。パソコンに比べてモバイルでは料率が0.5%だけ高くなっています。

 

システム利用料は月間売上高に対して、「がんばれ!プラン」では3.5~7.0%、スタンダードプランとメガショッププランでは2.0~4.5%です。楽天の月額出店料とは別に負担する従量費用として考慮した方が良いでしょう。

 

システムサービス利用料

システムサービス利用料は以下の3つの項目に分けられます。

  • 楽天ポイント
  • ECモール運用の利用料
  • 楽天スーパーアフィリエイト

楽天ポイントは楽天会員が楽天市場で購入したときに還元されるポイントのことです。送料を除く購入金額の1.0%を費用負担します。楽天市場が運営するポイント倍率アップのキャンペーンなどのときの楽天ポイント分は負担する必要がありません。

 

ECモールの安全性や利便性を向上するための楽天の取り組みにかかる利用者負担も要求されます。月間売上高の0.1%という一律の負担です。

 

楽天スーパーアフィリエイトは楽天サービスのパートナーサイトのリンクを経由する売上に対して支払を求められるものです。商品ジャンルによって料率は異なりますが、売上×料率(2.0%~4.0%)と、パートナーサイトに対する成果報酬の合計に応じた報酬(15%~30%)を支払うことになります

 

R-Messe利用料

R-Messe利用料は楽天のショップ経営者とユーザーとの間でコミュニケーションを取れるサービスの利用にかかる手数料です。RMS上で「問い合わせ」としてユーザーからの問い合わせをまとめて管理できるようになり、RMSから返信することが可能です。月額固定費としてメガショッププランとスタンダードプランでは5,000円、「がんばれ!プラン」では3,000円がかかりますが、終了時期未定の無料サービスが提供されています。会話数に応じた従量料金も発生する可能性も加味した運用が今後は必要になる可能性があります。

 

楽天ペイ利用料

楽天ペイ利用料は楽天市場での決済手数料です。楽天市場ではクレジットカード決済、楽天口座決済や楽天銀行安全口座引き落とし、楽天ポイントや楽天キャッシュ、後払い決済やコンビニ決済などに対応しています。他にも選択制決済手段として代金引換や法人向けの請求書払い、ショッピングクレジットやオートローン、リースなどにも対応可能です。海外ユーザーの利用が多いPaypalやAlipayでの決済も利用できます。

 

楽天ペイ利用料は平均決済単価と月間決済高によって料率が決まる仕組みになっていて、決済金額に対して2.5%~3.5%を負担します。また、楽天ペイのチャージバック保証に強化に申し込むと月額保険料の支払いが必要です。標準で国内では月額15万円、海外では50万円まではチャージバックが保証されますが、任意保険に加入すると月額3,000円~8,000円で補償上限を上げられます。

 

オプション利用料

楽天のオプション利用料にはR-SNSとR-Mailがあります。R-SNSはFacebookやInstagram、LINEやROOMのSNSを利用したいときに有用なサービスです。月額3,000円の固定額で利用可能で、店舗ページから友だちやファンを獲得できるようになります。SNS集客とEC運営を連携させるのに効果的です。

 

R-Mailはユーザーにメルマガを配信できるサービスです。月額利用料無料で、1通あたり1円の従量費用設定になっています。過去に購入したユーザーをフォローする手段として有効なのでよく活用されているサービスです。

 

【六次元スタッフ直伝】楽天出店で知っておくとためになる!少しニッチなお話

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ここまでは楽天市場の出店料金について基本的なものを説明してきましたが、ここからは六次元スタッフがお伝えしたい、楽天出店の際に役立つ少しニッチな話題を2つご紹介します。

 

39ショップの北海道送料問題!

楽天市場では沖縄や離島などの一部の地域を除き、税込3,980円以上の買い物をすると、送料無料になるショップを「39ショップ」といいます。現在、楽天市場への出店するには39ショップの申請をして登録する必要があり、税込3,980円以上の購入があった場合は送料無料で商品を送付しなければなりません。

 

ここで問題になってくるのが北海道の送料。沖縄や離島などの一部の地域では、送料無料ラインを税込3,980円以上ではなく税込9,800円以上と例外として設定されている一方、北海道のほとんどの地域が無料ライン税込3,980円以上が適用になります

 

例えば、本州から北海道への配送する場合には、本州内へ配送するよりも送料が高く、負担するコストも大きくなります。こういったことも加味しながら、商品のプライシングを行うことが重要になってきます。

 

セールを目前に控えた商品値上げには注意!

景表法の観点から、商品価格の不当表示を行うと販売中止を余儀なくされる可能性があります。

 

最近だと物価高騰に伴い、商品値上げをしようとしてるショップも多いかもしれませんが、この商品値上げのタイミングを誤ってしまうと、不当表示になってしまう可能性があるため注意が必要です。

 

例えば、セールなどで安売りするには少なくとも2週間以上は標準の価格で売った実績が必要です最終販売日から2週間以内という制限があるため、セールで値引きを始めてから2週間経過すると不当表示になります。販売実績についてはシビアに考えて、ECの販促や料金設定を考えることが必要です。

 

ここでお話させていただいた内容はほんの一部です。楽天独自のルールや法律を守りながらの出店や運用が難しいと感じた場合にはぜひ一度六次元へご相談ください。ご相談は無料です。

 

六次元では元大手ショッピングモール出身のコンサルタントがおり、商材に合わせた戦略をご提案することが可能です。ECモールへの出店のお手伝いから、出店後の運用まで対応いたします。

お問い合わせ

まとめ

出典:https://www.shutterstock.com

 

楽天に出店するには初期登録費用に加えてランニングコストもかかるので、出店料をよく考えて計画的に予算を立てるのが大切です。楽天の初期出店料は6万円とプランに応じた年間または半年間のシステム利用料になっています。出店後は売上や各種サービスの利用に応じたシステムサービス利用料などを従量費用として支払うことが必要です。楽天市場に出店するときには手数料がかかることを加味して、利益を得られるようにEC設計をすることが欠かせません。

 

六次元では楽天に出店して利益を出すための戦略の立案やEC運用をおこなっています。楽天の出店料を最小限にして費用対効果を上げる方針も立てられますのでご相談ください。

宮本 育夢
ライター 河野 拓馬 営業 / ウェブマーケター
六次元の福岡オフィスメンバーとして2022年入社。動画コンテンツを駆使する新世代のマーケター。
ウェブサイト制作をはじめとしたディレクションやマーケティングも行う。動画クリエイター兼営業マンで、六次元では異端。
趣味はテニスとサウナ。パントマイムが得意。好きな食べ物はきな粉。飼っているドジョウの名前はチョロ蔵。

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